文化祭でユネスコ探究の学びを発信 ― 日本と台湾のチャリティーで、世界の平和に心をつなぐ

名古屋経済大学市邨高等学校では、文化祭において、ユネスコ活動の探究発表と「チャリティーどら焼き」の販売を行いました。


ご来場の皆様に活動をご紹介するとともに、2027年度のカンボジア学校支援と、パレスチナの国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の学校支援に向けて、ご協力を呼びかけました。

本活動は、文部科学省「日本型教育の海外展開(EDU-PORTニッポン)」採択事業の一環として、ユネスコスクール支援大学間ネットワーク(ASPUnivNet)に関わる名古屋経済大学の指導・助言を受けながら進めています。
国内外の連携校や地域の皆様とともに、対話と協働を通じて国際課題への理解を深め、学びを具体的な行動につなげることを目指しています。 

(文部科学省EDU-PORTサイトへリンク)

2026年度は、日本と台湾の大学生・高校生がカンボジアを直接訪問し、学校への遊具贈呈式や、茶道を通じた日本文化の紹介・交流、現地からの中継学習会を実施しました。現地の子どもたちや先生方と顔を合わせ、交流するとともに、その学びをオンラインで共有し、国境を越えてともに考える機会をつくりました。



今回の文化祭では、こうした現地での経験や国際支援に関する探究の成果を、生徒たちが来場者の皆様に発表しました。また、地域の和菓子店と連携したチャリティーどら焼きの販売を通じて、活動の目的を伝え、学校や地域から国際協力に参加していただく機会をつくりました。



文化祭でのチャリティーに取り組む学生の様子

今回のチャリティーによる収益は、名古屋経済大学の学園祭でのチャリティー収益、台湾でのチャリティー収益と合わせ、2027年度のカンボジア学校支援とパレスチナのUNRWA学校支援に充てる予定です。日本と台湾の高校生・大学生、そして地域の皆様から寄せられた思いを、共同の支援につなげていきます。



名古屋経済大学学園祭でのチャリティーの様子



台湾姉妹校でのチャリティー活動の様子

私たちが大切にしているのは、現地の人々の声や子どもたちの尊厳を尊重し、ともに学びながら支援に取り組むことです。世界の課題を自分にも関わることとして捉え、他者と協力して行動する力を育む、ESD(持続可能な開発のための教育)の実践として活動を続けています。

「探究して、国際問題を傍観しない。」

学校や地域、国境を越えて平和への思いをつなぎ、学びを行動に変えるユネスコ活動を、これからも進めてまいります。ご来場・ご協力くださった皆様に、心より感謝申し上げます。

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アップデートする国語 市邨発・生徒主体で切り拓く授業⑦

生成AIを活用して『児のそら寝』を読み解く

国語科高校1年「言語文化」の授業で、『児のそら寝』の学習を行いました。今回の授業の目的は、古典の本文を丁寧に読み、物語の内容をしっかり理解することです。

授業では、生成AIを活用した少しユニークな活動に取り組みました。生徒たちに配付したのは、『児のそら寝』の内容をもとに生成AIが作成した漫画です。ただし、その漫画には本文とは異なる場面や描写がいくつか含まれています。

生徒たちはグループに分かれ、本文と漫画を見比べながら、「どこが違うのだろう」「なぜそこが違うのだろう」と話し合いました。すると、「本文にはこう書いてある」「この人物の行動は漫画と少し違う」といった意見が次々と出され、自然と本文を何度も読み返す姿が見られました。

この活動で大切にしたのは、単なる間違い探しにならないことです。教員からは、「間違いを見つけることが目的ではなく、その過程で本文の内容を深く理解することが大切です」と繰り返し伝えました。

実際に活動を進める中で、生徒たちは物語の流れや登場人物の様子を改めて確認しながら、一文一文を丁寧に読んでいました。普段であれば見過ごしてしまうような細かな表現にも目を向けることで、新たな発見や気づきが生まれていました。漫画と本文を比較することで、「ここにはこんな意味があったのか」「この場面はこう理解するとよいのか」と、より深く作品と向き合うことができたようです。

本校では、「スチューデント・センタード」の考え方を大切にしています。教員が一方的に教えるのではなく、生徒自身が主体的に考え、学んでいくことを重視しています。教員は答えを与える存在ではなく、生徒の学びを支えるファシリテーターとして関わります。

今回の授業でも、生徒たちが互いに教え合い、考えを伝え合う姿が多く見られました。グループ学習には、自分一人では気づかなかった視点に出会えるという良さがあります。「自分はこう思ったけれど、そんな見方もあるんだ」と新たな発見につながることも少なくありません。また、一人で考えていると「これで合っているのかな」と不安になることがありますが、仲間と話し合うことで安心して学習に取り組むことができます。

授業後の振り返りでも、「みんなで話し合ったことで内容がよく分かった」「友達の意見から新しい発見があった」「安心して自分の考えを伝えることができた」といった感想が多く見られました。

生成AIという新しい技術を活用しながらも、学びの主役はあくまでも生徒自身です。これからも本校では、生徒一人ひとりが主体的に学び、多様な考え方に触れながら成長できる授業づくりを進めてまいります。

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市邨ゼミ「サングラスゼミ」 モニター活動がスタートしました!(9月~)

市邨ゼミの一つである「サングラスゼミ」では、制服へのサングラス導入の可能性について研究・探究活動を行っています。

近年、強い日差しや紫外線による目への影響が注目される中、ゼミ生たちは「生徒がより安全で快適に登下校するために、サングラスは有効なのではないか」という視点から調査や研究を進めています。

今回の活動では、まずサングラスモニターを校内で募集し、多くの生徒に協力していただきました。その後、モニター生徒へのサングラス引き渡し会を実施。引き渡し会では、ゼミ生が講師となり、紫外線が目に与える影響やサングラスの役割、正しい活用方法について講義を行いました。

モニター活動に参加する生徒たちは、実際に登下校時にサングラスを着用しながら、見え方や使いやすさ、周囲の反応などについて検証を進めています。今後は、モニターから集まったアンケートや意見を分析し、研究の成果としてまとめていく予定です。

なお、現在、本校では制服着用時のサングラス使用は正式には認められていません。 今回の取り組みは、あくまでも市邨ゼミの研究活動の一環として実施しているモニター調査です。今後、生徒たち自身が集めたデータや検証結果をもとに、より良い学校生活の実現に向けた提案を行っていきます。

市邨ゼミならではの「生徒が社会課題や学校課題に主体的に向き合い、考え、行動する学び」。今後の活動にもぜひご注目ください。

高校2年生アカデミックコース Ichimura Launch Padに向けて

自分の「やりたい」を深掘りし、自分の未来を語る
― Ichimura Launch Padに向けて ―

2年アカデミックコースでは、12月21日に開催される「Ichimura Launch Pad」に向けて、これまでの経験を振り返り、自分の「やりたいこと」や、これからの生き方を考える活動を進めていきます。

「Launch」には、「始める」「出発する」という意味があります。誰かに敷かれたレールを進むのではなく、自分の人生を、自分の意思で歩んでいく。Ichimura Launch Padは、その新たな一歩を踏み出すためのイベントです。会場は、名古屋大学ComoNeの「LOAM HALL」を予定しています。

これまでの経験から、自分の「軸」を見つける
市邨に入学してからの1年半、そして、生まれてからこれまでの約17年間。生徒一人ひとりが積み重ねてきた経験には、未来を考えるヒントがあります。

大須演芸場でのお笑い、SOLANでのおもてなし、IKIGAIの講演、大学訪問などを振り返り、「自分は何に心が動いたのか」「何を大切にしているのか」を掘り下げていきます。過去を振り返るのは、懐かしむためだけではありません。「残りの高校生活1年半、そして、その先の人生をどう生きていきたいか」を考えるためです。

三者懇談を、自分の未来を伝える機会に
その第一歩となるのが、今回の三者懇談です。生徒自身が、自分の進路についてプレゼンテーションを行います。

「何に興味があるのか」「どんな未来を目指したいのか」「そのために、これから何をするのか」。先生や保護者の話を聞くだけではなく、自分の考えを、自分の言葉で伝える機会にしていきます。高校2年生の今だからこそ、これからの行動を見つめ直し、進路に向けて一歩を踏み出していきます。

思いを届ける「伝え方」も学ぶ
今日から2回のHRでは、三者懇談でのプレゼンテーション、そしてIchimura Launch Padにつながる「伝える技術」を学びます。話の組み立て方や身振り手振りなどを工夫し、自分の経験や思いを相手に届ける準備を進めます。

自分の人生のスタートボタンを押すのは、自分自身。「自分はこんなことをやってみたい」という思いを深掘りし、これからの挑戦につなげていきます。

3年エクスプローラーコースと名大Interクラブの皆さんが北海道研修を実施

3年エクスプローラーコースが、名大Interクラブ(※1)の皆さんと北海道研修へ行ってきました

9月26日より2泊3日で行ってきました。

初日は羽田から稚内へ。ほぼ移動のみ。ホテル前にある、シベリア鉄道につながっていた線路のあったドーム前では、野生のシカが歩いていました。

夕飯に生まれて初めてウニを食べた生徒も舌鼓を打っていました。夜景もとてもきれいでした。

2日目の午前中はサロベツ湿原センターの村田様にとても貴重な湿原を案内していただきました。

また、屋内施設で湿原とはどういうものか、どう保全しているのか、壊してしまったものをどう復元しているかなどのお話を伺いました。生徒たちは、持って行ったたくさんの疑問をぶつけ、村田様からもおほめの言葉をいただきました。

幌延ビジターではヤチマナコに竿を差し、深さを測りました。ポツンとある水たまりが深さ4mはありました。

午後は幌延深地層研究センターへ。

研究の解説、ベントナイトの実験、埋設モデルの説明など、たくさん勉強させていただきました。ここでも持参のたくさんの質問をぶつけました。

昨年(※2)に引き続いて同行していただき、見学中には生徒たちへの助言や、一人ひとりの見学ノートへのコメントをいただきました。名大Interクラブの井上翔理様、今井穂香様、大津岳士様、小林伊織様、佐久間優佳様、長坂隆佑様、森野高晴様にお礼申し上げます。

(※1)名大Interクラブ 名古屋大学の主として博士課程の大学院生で構成されたアウトリーチ活動をする団体

(※2)昨年12月に六ヶ所再処理工場研修などを行いました。詳しくは以下のHPを参照。

https://www.jaero.or.jp/ohen/report/301_index_detail.php NUMOのHP(市邨高校)

https://www.jaero.or.jp/ohen/report/302_index_detail.php  NUMOのHP(名大Interクラブ)

https://ichimura.ed.jp/r7-2ex-tankyu-day20251226/ 市邨高校のHP

https://note.com/nagoyauniversity/n/n9fcc3255ebbd 名古屋大学広報のHP

 

令和8年度 修学旅行B2コース4日目

10月2日(金)、高校2年生B2コースは修学旅行最終日を迎えました。早朝には雨が降っていましたが、その後、空には虹がかかりました。4日間の旅を見送ってくれる、お別れのあいさつのようにも感じられる景色でした。

ルスツを出発し、支笏湖ビジターセンターへ向かう道中では、のびのびと放牧されている牛や、水を飲む鹿の姿を見ることができました。北海道の雄大な自然の中を旅してきたことを、あらためて実感する時間となりました。

支笏湖ビジターセンターでは、天候の影響もあり、支笏湖本来の美しい湖の色を十分に楽しむことはできませんでした。それでも、またいつか訪れるときの楽しみを残してくれたようです。

新千歳空港では、最後のお土産を選んだり、北海道での最後の食事を楽しんだりと、出発までの時間を満喫しました。今回のB2コースは体調不良者が出ることもなく、全員が元気に最終日を迎えることができました。最後には、4日間お世話になった看護師さんへ感謝の気持ちを込めてあいさつをしました。元気に帰ることができることに、改めて感謝します。

 

午後、新千歳空港を出発した飛行機は、無事に中部国際空港へ到着しました。4日間の修学旅行を全員が楽しむことができたのは、行程づくりや準備に尽力してくれたトリッププランナーの生徒たちのおかげでもあります。最後に、その働きに心から感謝します。

北海道の自然、食、体験、そして仲間との時間。一人ひとりの心に残る、充実した4日間となりました。

令和8年度 修学旅行B2コース 3日目

10月1日(木)、高校2年生B2コースは修学旅行3日目を迎えました。午前中はあいにくの雨となり、予定していたマウンテンバイクは中止となりましたが、希望した生徒はラフティングのアクティビティに変更して参加しました。

ラフティングは、船が出発する時には強い雨が降っていました。それでも川を下るにつれて雨は少しずつ弱まり、終着点に到着するころには雨も上がりました。雨の中ならではの自然の表情を感じながら、生徒たちは仲間と力を合わせ、ラフティングを楽しみました。

レザークラフトとキャンドルづくりでは、生徒たちがそれぞれ真剣な眼差しで制作に取り組んでいました。レザークラフトは、これから使い込むことで少しずつ色合いが変化していきます。今回つくった作品が、修学旅行の思い出とともに一生の宝物になってくれることを願っています。

 

昼食では、鮭のちゃんちゃん焼きを味わいました。アクティビティで体を動かした後の食事は格別で、生徒たちはあっという間に平らげていました。

午後になると、午前中の雨が信じられないほどの晴天に。遊園地では、ゴンドラに乗って雄大な景色を楽しんだり、北海道の大自然に囲まれた中でアトラクションを満喫したりと、思い思いの時間を過ごしました。普段乗るジェットコースターとはひと味違う、開放感あふれる体験となりました。

 

明日はいよいよ最終日です。忘れ物がないように荷造りを済ませ、4日間の思い出を胸に、最後まで安全に旅を続けます。

【日本のユネスコ加盟75周年記念事業】10月22日 パレスチナを知る 探究するユネスコ学習会〜探究ESD発表会と須賀川拓氏との対談会〜

対話と教育から、平和をつくる

「戦争は人の心の中で生れるものであるから、
人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。」
― ユネスコ憲章前文

本事業は、このユネスコ憲章の理念を、学生の探究、現地との対話、継続的な学校支援、地域社会への発信を通して実践する一般公開の学習会です。

当日のプログラム

13:10 開会・現地からの挨拶・趣旨説明

学生及び関係者から、カンボジアとパレスチナにおける学校支援の歩みと、本学習会の目的をお伝えします。

13:15 高校生による探究発表

「学校支援から生まれた学びと問い」

ユネスコ活動に取り組む高校生が、継続してきた国際支援と探究活動について報告します。

  • カンボジアにおける学校・教育環境支援と現地交流
  • 中東の難民女性の自立を支えるフェアトレード
  • UNRWAを通じたパレスチナ難民の子どもたちへの教育・学校支援
  • 現地の人々との対話から得た学びと、活動を通して生まれた問い

支援の成果だけでなく、活動の中で直面した課題や、これから高校生に何ができるのかを発表します。

13:35 講義・公開対談

「報道と人道支援の現場から考えるパレスチナ」

戦地や紛争地域を取材してきたジャーナリストの須賀川拓氏と、長年にわたりパレスチナ難民への人道支援に携わるUNRWA保健局長・清田明宏氏をオンラインで結びます。

国際報道と人道支援、それぞれの現場から見たパレスチナについて学び、高校生が探究活動から生まれた問いを専門家に投げかけます。会場の皆様からの質問も交えながら、現地の人々の暮らし、子どもたちの学ぶ権利、情報を受け取る私たちの姿勢、平和のためにできることを考えます。(ワークショップ)

ナビゲーター
松野 至
市邨学園 名古屋経済大学国際交流センター ユネスコESD推進室 特任講師

司会・進行
市邨学園 名古屋経済大学市邨高等学校 学生ユネスコ委員会委員長佐藤さん、副委員長川瀬さん、松井さん

市邨学園 名古屋経済大学 学生 ユネスコSDGsサークル部長水野さん

14:50 学びの共有・登壇者からのメッセージ

学生と会場参加者が、対話を通して感じたことや、これから取り組みたいことを共有し、登壇者から未来へのメッセージをいただきます。

15:00 閉会

※進行時刻及び内容は、当日の状況により変更する場合があります。

本事業が目指すもの

パレスチナを遠い地域の問題として捉えるのではなく、現地の人々の声、国際報道、人道支援、高校生の探究活動を結び付けて学びます。

ユネスコ憲章は、互いの暮らしや文化を知らないことが、人々の間に疑惑と不信を生む原因となることを指摘しています。そして、永続する平和は、政治的・経済的な取り決めだけではなく、「人類の知的及び精神的連帯」の上に築かなければならないとしています。www.mext.go.jp

異なる立場や経験を尊重し、当事者の声に耳を傾け、対話を通して多面的に理解すること。それによって、学生一人ひとりの心の中に「平和のとりで」を築き、学びを平和のための行動へつなげることが、本事業の目的です。

なぜ、ユネスコ事業として実施するのか

日本は1951年7月2日にユネスコへ加盟し、2026年に加盟75周年を迎えました。日本の加盟は、戦後の国際社会への復帰を象徴する重要な一歩と位置付けられています。mext.go.jp また、パレスチナは2011年からユネスコ加盟国となっています。unesco.org

ユネスコは、教育・科学・文化を通じた国際協力によって、平和と人類の福祉に貢献することを目的としています。本事業では、紛争だけに焦点を当てるのではなく、パレスチナの歴史、文化、教育、人々の日常にも目を向けます。

高校生、大学、国際機関、報道関係者、専門家、市民を結び、学校での学びを地域社会に開くことで、世代や立場を越えた相互理解を促進し、ユネスコ活動の担い手を育てます。

継続する学校支援と国際協働

市邨学園名古屋経済大学市邨高等学校と名古屋経済大学は、カンボジアにおける学校・教育環境支援とともに、UNRWAを通じたパレスチナ難民の子どもたちへの教育・学校支援を継続しています。また、名古屋経済大学は、ASPUnivNet(ユネスコスクール支援大学間ネットワーク)にオブザーバーとして参画しています。

私たちが目指すのは、募金や物資の提供だけで完結する支援ではありません。現地の人々との対話、高校生・大学生による探究、国境を越えた学校間交流、専門家との学習、地域社会への発信を組み合わせ、「支援する側」と「支援される側」という固定的な関係を越えて、互いの文化、経験、知識から学び合う国際協働を進めます。

文部科学省「EDU-Portニッポン」採択事業

本事業は、文部科学省「令和8年度 日本型教育の海外展開(EDU-Portニッポン)応援プロジェクト」に採択された、学校法人市邨学園名古屋経済大学ユネスコESD推進室による「対話と交流による、国際協働支援探究活動~心を育むESDモデル~」の一環として実施します。eduport.mext.go.jp

海外との協働から得た学びを日本の学校教育と地域社会へ還元するとともに、一方向の教育支援ではなく、相手の文化や教育実践を尊重した水平的・双方向的な学びを大切にします。

未来を生きる学生が、世界の課題を自分自身に関わる問題として捉え、対話し、考え、行動する力を育むESDの実践として、持続可能で平和な社会の形成に貢献します。

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令和8年度 高2 修学旅行A3コース〜後半

クラスごとの旅程ではなく、トリッププランナーの生徒たちが中心となって主体的に作り上げたコースを個々人で選んで行く、という「いちむら独自」の修学旅行のかたち。私が引率するA3コースのテーマは、「北海道の自然と開拓の歴史」。道東を巡る旅も、いよいよ後半です。

3日目 釧路湿原から阿寒湖へ

A3コースの3日目は、釧路市湿原展望台からスタートしました。この日も本当に天気に恵まれ、展望台からは気持ちのよい景色が広がっていました。展望台から眺めるだけでなく、約2.5kmの遊歩道をぐるっと一周する生徒も。途中のサテライト展望台(北斗展望台園地)からは、どこまでも続く雄大な釧路湿原を一望することができました。

名古屋ではなかなか見ることのできない景色に、思わず足を止めて写真を撮る姿も多く見られました。

その後は、釧路和商市場へ。

秋刀魚や八角の刺身、天然の時知らずなど、見慣れない魚もずらり。名物の勝手丼では、それぞれ好きな具材を選んで自分だけの一杯を完成させ、ここでも北海道の味をしっかり満喫しました。

午後は阿寒湖へ移動し、遊覧船に乗船。

湖の上から眺める景色はとても美しく、木々も少しずつ色づき始めていました。紅葉し始めた湖畔を背景に、写真撮影を楽しむ生徒の姿も。途中では、国の天然記念物であるマリモも見ることができました。

そして夜は、食事の前後に阿寒湖アイヌコタンへ。独創的な刺繍や木彫りの作品が並ぶ店を巡りながら、それぞれ気に入ったものをお土産に。北海道ならではの文化に触れながら、夜の時間を楽しみました。

4日目 最後まで道東を満喫

最終日は、メルヘンの丘からスタートしました。広大な畑の向こうにカラマツの木々が並ぶ、まさに北海道らしい景色。旅の最終日にも、道東らしい風景を楽しむことができました。

その後向かったのは、博物館 網走監獄です。歴史ある建物を実際に歩きながら見学し、昼食では当時の監獄食を再現した食事も体験しました。重要文化財を含む建物の中で食事をするというのも、なかなかできない経験です。

そして、空港へ向かう前に最後に訪れたのがオホーツク流氷館。マイナス15℃の部屋では、濡れたタオルがあっという間にカチカチに。あまりの寒さに驚きながらも、生徒たちは楽しそうに流氷の世界を体験していました。

館内では、流氷がどのように生まれ、網走までやってくるのかも紹介されています。今後、気候の変化によってこの景色が見られなくなるかもしれないという話もあり、旅の最後に少しだけ北海道の自然のこれからについて考える時間にもなりました。

4日間を通して、湿原、湖、動物、食、文化、歴史、そして流氷と、道東ならではの北海道をたっぷり味わったA3コース。

最後は女満別空港から名古屋へ戻ります。

たくさんの景色と、おいしいものと、お土産を抱えて、A3コースの修学旅行を終えました。

令和8年度 修学旅行B2コース 2日目

9月30日(水)、高校2年生B2コースは修学旅行2日目を迎えました。この日の小樽は、すがすがしい青空が広がる絶好の天気。生徒たちは朝から気持ちよく活動をスタートしました。

最初に、小樽運河を遊覧船で巡りました。穏やかな天気に恵まれた、まさに遊覧船日和です。運河沿いの歴史ある街並みを眺めながら船を進めると、街を行く人たちが笑顔で手を振ってくれる場面もあり、生徒たちも手を振り返していました。小樽のあたたかな雰囲気に包まれた、心に残るクルーズとなりました。

 

下船後は、班ごとに小樽市内を自由に散策しました。運河周辺や堺町通りを歩きながら、それぞれに小樽の街並みや食を楽しみ、仲間と充実した時間を過ごしました。

小樽を後にして向かったのは、道の駅きょうごくです。羊蹄山の恵みである澄んだ湧き水に触れ、その美しさに癒やされました。名水から作られたコーヒーにも舌鼓を打ち、北海道の自然の豊かさを五感で味わうひとときとなりました。

夕方にはルスツリゾートに到着しました。明日はそれぞれのアクティビティに挑戦します。北海道の大自然の中で、さらに多くの発見と体験を重ねていきます。