NZ研修 Day1 Off to NZ!

今日はニュージーランドに行くためのシンガポールに行きましたー
最初、中部国際空港で飛行機を待っていたのですがなんとなく海外と日本の差を知りたくて中部国際空港内のスタバに行ってきました🥤

そして初海外へ行きました
飛行機内ではとにかくお尻が痛かったです
ハリーポッターを見て気を紛らわせました
なんと5時間のフライトです

シンガポールの空港には謎の車のような乗り物が動いていて楽しそうでした
そしてスタバに行き頼んでみました
まずとても高かったです…
そして味は意外にもかなり違いました、私は日本の方が好きです
シンガポールのはあっさりしていて甘く泡が多かったです

そしていろいろ時間を潰してついにニュージーランドへ
約10時間のフライトに行きます✈️

【メディア掲載】メ~テレ戦後81年特集で、本校の平和教育・国際協働の実践が紹介されました

2026年8月13日、メ~テレ(名古屋テレビ)の戦後81年の平和教育特集において、本校が継続して取り組む平和教育・国際支援活動が紹介されました。

今回の報道では、「戦争と平和を“自分ごと”として考える」ことを軸に、授業での学び、地域でのチャリティー活動、そしてカンボジアでの現地研修・学校支援へと、生徒たちの学びが段階的に実践へつながっていく様子を丁寧に取り上げていただきました。

名古屋経済大学ユネスコESD推進室、名古屋経済大学市邨高等学校ユネスコ平和教育推進部では、世界で起きている戦争、紛争、貧困、人権、難民などの課題について、知識として理解するだけではなく、生徒自身が「自分たちに何ができるのか」を問い、国内外の人々との対話や協働を通して、具体的な行動へとつなげる探究的な平和教育(ESD)を進めています。

この夏には、日本と台湾(姉妹校協定校)の大学生と高校生がカンボジアを訪問し、歴史的背景や社会課題について現地で学ぶとともに、これまで継続して交流・支援を行ってきた学校や地域を訪問しました。

また、日本国内の生徒ともオンラインでつなぎ、現地で得た気づきや問いを共有することで、教室と世界を結ぶ学びを実践しました。

こうした取り組みは、持続可能な社会の創り手を育むESD(持続可能な開発のための教育)の理念とも重なるものです。異なる歴史的・文化的背景をもつ人々と出会い、対話し、多様な立場を尊重しながら社会課題を捉えること。

そして、課題を傍観するのではなく、一人ひとりが社会の一員としてできる行動を考えることを大切にしています。

また、本校では国内外の学校、関係機関、専門家、地域の皆様との連携を通して、生徒の学びを学校内だけで完結させず、国際的な協働学習や社会参画へと発展させています。こうした学びの成果を広く社会へ発信することも、次の学びや対話を生み出す重要な教育活動の一つであると考えています。

今回の報道を通して、生徒たちがこれまで積み重ねてきた学びと行動、そして平和について考え続ける姿を多くの方々に届けていただきましたことに、心より感謝申し上げます。

◯番組から寄せられた言葉 ― 学びを、行動へ

今回の放送では、生徒たちが教室で平和について学ぶだけでなく、地域でのチャリティー活動、カンボジアでの現地学習・学校支援、そしてオンラインを活用した学びの共有へと、一つひとつ行動を積み重ねていく姿を紹介していただきました。

番組のスタジオでは、ゲストの小島よしおさんから、

「伝えるには熱が大事で、それが伝わってきた」

とのコメントをいただきました。

生徒たちが自ら問いをもち、学び、対話し、そして行動する。その思いや実践が、学校の外にも伝わったことは、生徒たちにとって大きな励みとなりました。

また、番組の中で松野至教諭は、平和を考える授業について、終戦の日を何気なく迎えるのではなく、過去の日本と現在の世界で起きていることを知ったうえで、平和について考えるきっかけにしてほしいとの思いを伝えています。

さらに、世界に目を向けることで、私たちが「当たり前」と感じている教育や日常が、決して世界共通の当たり前ではないことに気づくことができるとし、小さな学びを、小さな行動へとつなげてほしいとの願いを語りました。

本校が大切にしているのは、世界の課題について「知る」ことだけではありません。

知ることから、考えることへ。
考えることから、対話することへ。
そして、対話から行動へ。

国内外の人々との出会いや対話を通して、多様な文化や価値観を尊重し、世界の課題を自分自身とのつながりの中で捉え、「自分たちにできること」を考え、実践していくことを大切にしています。

今回の報道を、生徒たちのこれまでの学びの成果であると同時に、これからの学びと行動につながる新たな出発点として受け止めています。

取材・報道いただきましたメ~テレの皆様をはじめ、本校の教育活動を支えてくださっている地域の皆様、国内外の学校・関係機関・専門家の皆様に、心より感謝申し上げます。

今後も、UNESCOの理念とESD(持続可能な開発のための教育)の視点を大切にしながら、世界の課題を傍観するのではなく、対話と協働を通してよりよい社会の実現に参画する学びを、生徒たちとともに積み重ねてまいります。

今後も本校では、UNESCOの理念およびESDの視点を大切にしながら、世界の課題を自分ごととして捉え、他者との対話・協働を通して考え、行動することのできる生徒の育成を目指してまいります。

メ~テレ報道「【戦後81年】戦争と平和を“自分ごと”に 高校生がカンボジア支援で学ぶ 小さな行動の大切さ」

メーテレのホームページはこちら

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JICAエジプト事務所を訪問し、市邨学園文部科学省採択ユネスコ事業について報告

市邨高校ユネスコ平和教育推進部主任・名古屋経済大学ユネスコESD推進室の特任講師松野至教諭が、カイロにあるJICAエジプト事務所を訪問しました。

今回の訪問では、文部科学省採択事業として進めている国際協働型のESD・平和教育について、これまでの実践と今後の計画をご報告しました。

また、エジプトや中東地域における国際協力の現状を踏まえ、今後の教育活動や海外機関との連携に向けた貴重なご助言をいただきました。

今回得られた学びを、学生たちが世界の課題を自分事として捉え、対話と行動を通してよりよい社会の実現を目指す教育実践・ESD事業へとつなげてまいります。

ご多用のなか、貴重なお時間とご助言をいただきましたJICAエジプト事務所の皆様に、心より御礼申し上げます。

【カンボジア国際支援実践】JICAカンボジア事務所(プノンペン)を表敬訪問

― カンボジア国際支援実践の成果を報告し、感謝状を受領 ―

カンボジアで実施している国際支援実践・平和教育活動の一環として、JICAカンボジア事務所を表敬訪問しました。

今回の訪問では、市邨高校ユネスコ平和教育推進部と名古屋経済大学ユネスコESD推進室が連携して進めているカンボジアでの教育・国際支援活動について報告しました。

本事業では、生徒・学生がカンボジアの歴史や社会、教育について学ぶだけでなく、実際に現地を訪れ、人々との対話や学校との交流、支援活動を通して、国際協力について実践的に考えることを大切にしています。

JICAカンボジア事務所では、これまで継続して取り組んできたカンボジアでの学校支援や平和教育、国境を越えた生徒・学生の交流について報告するとともに、今後の事業の発展に向けた貴重なご助言をいただきました。

また、今回の訪問では、昨年度のカンボジアのコッコン州公立幼稚園支援活動に関する、カンボジア政府からの感謝状を受領しました。

この感謝状は、これまで活動に参加してきた生徒・学生をはじめ、カンボジアと日本の双方で本事業を支えてくださった多くの皆様との継続的な取り組みの積み重ねによるものです。

生徒・学生にとっても、自分たちが学び、考え、行動してきた取り組みが、国際協力の現場とつながっていることを実感する貴重な機会となりました。

本事業では、国際支援を一方向的な「支援する側」と「支援される側」の関係として捉えるのではなく、異なる文化や社会的背景を持つ人々と対話し、互いに学び合いながら課題について考えることを大切にしています。

今回いただいたご助言や学びを、今後のカンボジアでの活動だけでなく、市邨高校・名古屋経済大学における授業、探究活動、国際交流へと還元していきます。

市邨高校ユネスコ平和教育推進部と名古屋経済大学ユネスコESD推進室では、今後も国内外の学校、大学、国際協力機関、地域の皆様との連携を大切にしながら、生徒・学生が世界の課題を自分自身の問題として捉え、学び、対話し、行動へとつなげる平和・ESD教育を推進してまいります。

JICAカンボジア事務所の皆様、このたびは貴重なお時間をいただき、心より御礼申し上げます。

名古屋経済大学ユネスコESD推進室
名古屋経済大学市邨高等学校ユネスコ平和教育推進部

【カンボジア国際支援実践】在カンボジア日本国大使館を表敬訪問

― カンボジア国際支援実践の取り組みを報告 ―

カンボジアで実施している「カンボジア国際支援実践」の一環として、在カンボジア日本国大使館を表敬訪問しました。※ユネスコ日本ESD賞国内選考事業・文部科学省EDU-PORT応援プロジェクト(令和5年〜令和6年、令和7年、令和8年〜令和9年)採択・日本のユネスコ加盟75周年記念事業(YouTube配信)

今回の訪問では、市邨高校ユネスコ平和教育推進部と名古屋経済大学ユネスコESD推進室が連携して進めている国際教育活動について報告するとともに、カンボジアにおける学校支援、平和学習、現地の子どもたちとの交流、国境を越えた協働学習などについてご説明しました。

本事業では、文部科学省EDUーPORT応援プロジェクトに採択され、今年は、日本のユネスコ加盟75周年記念事業も実施します。

これまでのユネスコESD研修と同様に、単に海外を訪問することを目的とするのではなく、年間を通してユネスコ探究活動に取り組み、平和な世界を目指して、生徒・学生が現地の歴史や社会、文化について事前に学び、実際に現地を訪れ、人々との対話や交流を通して理解を深めることを大切にしています。

また、これまで継続して取り組んできたカンボジアの学校への支援についても報告しました。支援を一方的な「援助」として捉えるのではなく、現地の人々と学び合い、互いの文化や考え方を尊重しながら、持続可能な関係を築いていくことを目指しています。

大使館では、本事業のこれまでの歩みや、生徒・学生が探究学習を通して国際課題について考え、実際の行動へとつなげていることについてお伝えしました。

生徒・学生にとって、日本とカンボジアの関係や国際協力の現場について考える貴重な機会となりました。

今回の表敬訪問でいただいた学びを、今後のカンボジアでの活動や学校での授業、探究活動、国際交流へとつなげていきます。

市邨高校ユネスコ平和教育推進部と名古屋経済大学ユネスコESD推進室では、今後も国内外のさまざまな機関や学校と連携しながら、生徒・学生が世界の課題を自分自身の問題として捉え、対話し、考え、行動する平和・ESD教育を進めてまいります。

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【カンボジア国際支援実践】トゥールスレン虐殺博物館から平和を考えるオンライン学習会を実施

2026年8月2日、本校の生徒・学生がカンボジア・プノンペンのトゥールスレン虐殺博物館(Tuol Sleng Genocide Museum)を訪問し、現地と日本をオンラインで結ぶ平和学習会を実施しました。

今回の取り組みは、名古屋経済大学ユネスコESD推進室と連携して進める国際的な学びの一環です。

生徒たちは、今回の訪問をきっかけに平和について学び始めたのではありません。これまで授業や探究活動、台湾の姉妹校との国際交流などを通して、戦争、迫害、難民、人権、国際協力について継続的に学び、対話し、自分たちに何ができるのかを考えてきました。

今回のカンボジア訪問は、そうした学びを実際の歴史の現場へとつなげる実践の機会となりました。

◯歴史の「現場」から平和を考える

トゥールスレン虐殺博物館は、カンボジアの歴史の中で多くの人々が犠牲となった出来事を伝え、その記憶を次世代へ継承する重要な場所です。

前日の8月1日には、博物館の展示や資料について学ぶ事前学習を行いました。そして8月2日のオンライン学習会では、生徒たち自身が現地からレポートを行い、展示から学んだことや、歴史を記録し伝え続けることの意味について、日本の参加者へ発信しました。

歴史を単に「過去の出来事」として知識として学ぶのではなく、

なぜこのような出来事が起きたのか。
人間の尊厳を守るために何が必要なのか。
そして、自分たちの社会とどのようにつながっているのか。

現地に立つことで、生徒たちはこれまでの学びを改めて問い直しました。

◯日本と台湾の学生がともに学び、発信

今回のカンボジア研修には、日本と台湾の学生が参加しています。

 

国や言語、歴史的背景の異なる若者たちが同じ場所に立ち、同じ歴史に向き合い、それぞれの視点から考えることも、本事業が大切にしている学びの一つです。

 

平和について一つの答えを覚えるのではなく、異なる背景をもつ人々と対話しながら考え続けること。そして、学んだことを自分たちの言葉で社会へ伝えていくこと。

 

それは、持続可能な社会の担い手を育てるESD(Education for Sustainable Development:持続可能な開発のための教育)にもつながっています。

◯「知る」から「考える」、そして「行動する」へ

本校では、国際的な課題を遠い世界の出来事として傍観するのではなく、

「知ること」「対話すること」「そして行動すること」を大切にしています。

カンボジアでの学習は、歴史的な悲劇だけを見つめるものではありません。

過去の記憶をどのように受け継ぎ、同じような悲劇を繰り返さない社会をどのようにつくるのか。その問いを、現在を生きる私たち自身の課題として考えることが目的です。

生徒たちはこれまで積み重ねてきた探究を、カンボジアの歴史の現場でさらに深めました。

 

今回得た問いや気づきを、今後の国際交流、難民支援、カンボジア学校支援、そして学校での学びへとつなげていきます。

歴史を学ぶことから、未来の平和をつくる行動へ。

本校はこれからも、国内外の学校・大学・関係機関と協働しながら、生徒一人ひとりが世界の課題を自分自身とつながる問題として考え、対話し、行動できる教育を進めてまいります。

名古屋経済大学ユネスコESD推進室・市邨高校ユネスコ平和教育推進部

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エネルギーを考えるー碧南火力・青山高原風力発電所 見学会

エネルギーについて考える夏の探究活動 2026-08-04 

高校生を対象にした夏の探究活動として、碧南火力発電所と新青山風力発電所を見学しました。

碧南火力発電所は愛知県碧南市に位置しており、株式会社JERAが所有する発電所の一つです。JERAは東京電力と中部電力の火力発電部門と燃料調達部門を統括して生まれた新しい電力会社です。

JERA火力発電所の1号機の建屋(5号機まであります)
併設されているJERAパーク内のJERAミュージアムで講義を受けます
JERAでは2050ゼロエミッションに取り組んでいます。

JERAでは2050年までに火力発電所から排出される二酸化炭素量を実質0(ゼロ)にするミッションに挑戦しています。碧南火力発電所では燃料として用いられている石炭の量を減らす取り組みとして、石炭に代わる燃料としてアンモニア(NH3)を使う研究を続けています。アンモニアには炭素(C)を含まないため燃焼後に二酸化炭素の放出を抑えることができます。

研究段階で用いられたアンモニア貯蔵タンク

新青山風力発電所は三重県津市に本社があり、標高700~800メートルに広がる青山高原に40基の風力発電用の風車が運転されています。

標高700~800mの青山高原に立つ40基の風車

風車の高さは105mあり、ブレードと呼ばれる羽根の長さは40メートルもあります。その根元の接続部も約1メートルでとても巨大です。

風力発電に用いるエネルギーは風力という自然エネルギーです。化石エネルギーを用いないため地球温暖化物質(CO2)をほとんど排出しないためクリーンエネルギーとして期待されています。青山高原は若狭湾から琵琶湖を経て伊勢湾へ抜ける風の通り道でもあり、一般家庭44,000世帯の一年分の電力を賄うことができます。

若狭湾からの風の通り道について説明を受けています
40基の風車を一望できる小高い丘に登ります
風に向かって飛んでみました

参加した生徒からは、「これからも電気を使うことはなくならないと思う。省エネに心がけたい。また、発電によって生じる地球温暖化原因物質(CO2など)の削減に取り組む研究についてもっと知りたくなりました。」との声を聞きました。

参加生徒17名・引率教員4名

中部原子力懇談会、株式会社JERA、株式会社青山高原ウインドファームのみなさん、快く見学させていただきありがとうございました。

【日本のユネスコ加盟75周年記念イベント】

カンボジアの学校で遊具贈呈式と国際交流を実施します

名古屋経済大学市邨高等学校ユネスコ平和教育推進部では、日本のユネスコ加盟75周年記念イベントとして、2026年8月6日にカンボジアの学校を訪問し、遊具贈呈式と国際交流を実施します。

本事業は、文部科学省「EDU-PORTニッポン」応援プロジェクトの一環として、日本・台湾・カンボジアの生徒がともに学び、持続可能な社会の実現に向けて行動するESD(持続可能な開発のための教育)の実践です。

「支援する」から「ともに学ぶ」へ

本校では、チャリティー活動を通して集めた支援を、カンボジアの子どもたちへ届けています。

しかし、私たちの目的は、遊具を贈ることだけではありません。

現地の子どもたちと出会い、ともに遊び、ともに学び、それぞれの文化や生活、価値観を尊重しながら交流することを大切にしています。

支援する人、支援される人という関係ではなく、同じ地球に暮らす一人ひとりが、ともに未来を創る仲間として学び合うことを目指しています。

国境を越えて育む「地球市民性」

これまで本校では、日本と台湾の生徒が継続的に交流を重ね、カンボジアやパレスチナの学校支援について学び、その学びを行動へとつなげてきました。

チャリティー活動や国際交流は、誰かを助けるためだけの活動ではありません。

世界の課題を自分自身の課題として捉え、多様な文化や価値観をもつ人々と協働しながら課題解決を考える力を育むことが、本事業の大きな目的です。

今回の交流を通して、生徒たちは現地の子どもたちとの対話や体験から、新たな気づきや学びを得るとともに、互いを尊重し合う関係を築いていきます。

未来へつながる学び

ESDは、「持続可能な社会の創り手」を育成することを目指しています。

本校では、知識を学ぶだけでなく、その学びを社会への行動へとつなげることを重視しています。

今回の遊具贈呈式と学校交流は、教育を通じて国境を越えた信頼関係を育み、一人ひとりが平和で持続可能な未来の実現に向けて行動するきっかけとなることを願っています。

現地からの学びと交流の様子は、オンラインでも発信する予定です。

生徒たちが世界とつながり、ともに学び、ともに未来を創る姿を、ぜひご覧ください。

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弁護士と学ぶ「社会的にいいこと」を超えるユネスコ探究学習

― 質問によって事実を明らかにし、社会課題の構造を考える ―

2026年7月9日、本校では、GI&T法律事務所の松尾宣宏弁護士を講師としてお招きし、パレスチナ、ヨルダン、カンボジアなどの社会課題を考える特別探究授業をユネスコゼミにて実施しました。

講義の題名は、「『社会的にいいこと』を超えて―パレスチナ、ヨルダン、カンボジア問題を考えるときの武器」です。

今回の授業で松尾弁護士から示されたのは、それぞれの社会問題に対する一つの答えではありません。生徒たちは、法律家が事実を確認し、問題の構造を捉え、判断の土台をつくるために用いる思考方法を学びました。

◯共感だけで終わらず、事実を確かめる

紛争、貧困、難民問題、人権侵害について学ぶとき、「悲しい」「許せない」「助けたい」と感じることは、問題に関心を持つ大切な出発点です。

一方で、松尾弁護士からは、共感だけでは問題の原因や解決の方法にたどり着くことはできないという視点が示されました。

何が起きたのか。
なぜ起きたのか。
誰が、どのような立場で関わっていたのか。
その判断を支える事実や証拠は何か。
ほかの選択肢はなかったのか。

生徒たちは、感情による評価を急ぐのではなく、まず事実を具体的に確認することの重要性を学びました。

◯ 法律家の思考方法を探究活動に生かす

授業では、松尾弁護士が示した「法律・要件・当てはめ・事実・証拠」という法律問題を考えるための五つの視点を学びました。

法律家は、当事者の話を聞くだけで直ちに結論を出すのではなく、どのような事実があり、その事実を何が裏付けているのかを確認します。そして、事実と証拠を往復しながら、問題の全体像に近づいていきます。

この考え方は、法的な問題だけでなく、ニュースや国際問題、社会課題について調査し、自分の考えを形成する探究学習においても重要です。

情報があふれる現代社会では、強い言葉や印象だけに左右されず、情報源を確かめ、事実と意見を区別し、複数の立場から検討する力が求められます。

◯トゥールスレン収容所を題材とした仮想尋問(カンボジア)

授業の後半では、カンボジアのポル・ポト政権下で使用されたトゥールスレン収容所を参考にした、架空の収容施設を題材とする仮想尋問を行いました。

松尾弁護士が収容所の施設長役となり、生徒たちは調査団の立場から、施設内で実際に何が行われていたのかを明らかにするための質問を考えました。

生徒は、まず一人で質問を付箋に書き出し、その後、グループで質問を整理しました。最初の質問では、施設長の立場、指示を出した組織、収容の基準、取調べの方法など、基本的な事実を確認しました。

尋問が進むと、生徒たちは、得られた回答を次の質問につなげていきました。

「取調べが目的であるなら、なぜ十分な食事を与えなかったのか」
「命令に従わなければ、実際にどのような処罰があったのか」
「治安を守るという目的は、本当に達成されていたのか」
「命令した組織と、実際に行動した個人の責任をどのように考えるのか」

生徒たちは、一つの回答をそのまま受け入れるのではなく、複数の証言を結び付け、説明に矛盾がないかを確かめながら、新たな問いを生み出しました。

◯加害と被害を単純化しない学び

今回の仮想尋問では、施設長を単純な「悪人」として断罪することが目的ではありませんでした。

命令に従わなければ、自分や家族が処罰されるかもしれない状況の中で、個人はどのような選択ができるのか。組織や制度の責任と、個人の責任をどのように考えるべきか。恐怖や思想、命令、利益は、人の行動にどのような影響を与えるのか。

生徒たちは、質問を重ねることで、歴史的な人権侵害の背景には、組織、権力、恐怖、思想、個人の判断が複雑に関係していることに気付きました。

被害の深刻さを学ぶと同時に、なぜ人が加害に関わるのかを考えることは、同じ問題を繰り返さないためにも重要です。

◯「問い」を通して社会問題の解像度を高める

今回の授業で、生徒たちは社会問題についての知識を一方的に受け取ったのではありません。

自ら質問をつくり、回答を聞き、そこから次の問いを生み出すことによって、問題の背景と構造を自分たちの力で明らかにしていきました。

「ひどい」「かわいそう」という感想から一歩進み、

なぜ起きたのか。
何を変えれば防ぐことができたのか。
解決を考えるために、どの事実がまだ不足しているのか。

と問い続けることが、社会課題を深く理解し、現実的な解決策を考えるための基盤となります。

◯探究学習・法教育・ESDをつなぐ実践

本授業は、法教育の専門的な思考方法を、国際理解教育、平和教育、探究学習へとつなげる実践です。

生徒が自ら問いを立て、情報を集め、根拠に基づいて判断し、異なる立場について対話する学びは、探究的な学習の基盤となります。

また、平和、人権、公正、責任について考え、複雑な社会課題を自分たちと関係のある問題として捉えることは、ESD(持続可能な開発のための教育)が大切にする学びにもつながります。

 

 

一方的な善意や支援する側の視点だけで社会問題を捉えるのではなく、現地の歴史、制度、人々の立場を事実に基づいて理解することは、本校が取り組むカンボジア学校支援、パレスチナ学校支援、難民女性との協働活動においても欠かせません。

本校では今後も、専門家、国際機関、大学、国内外の学校や関係団体との連携を

通して、生徒たちが世界の課題を傍観せず、事実に基づいて問い、対話し、より公正で平和な社会の実現に向けて行動する力を育む教育活動を推進してまいります。

市邨高校ユネスコ活動報告インスタグラム1

市邨高校ユネスコ活動報告インスタグラム2

 

フェアトレードを通して難民女性の仕事と尊厳について学びました

― ヨルダンの社会的企業「Tribalogy」とつながる国際支援・探究活動 ―

本校では、2026年6月から7月下旬にかけて、ヨルダンの社会的企業「Tribalogy(トライバロジー)」のフェアトレード活動について学び、難民女性が制作した商品を通して、仕事、文化、尊厳、国際支援の在り方を考える探究活動に取り組みました。

Tribalogyは、ヨルダンのザルカを拠点に、シリア、イラク、パレスチナなどにルーツを持つ難民や、受入地域の職人と協働する社会的企業です。難民女性たちは、故郷から受け継いだ刺しゅうなどの技術を生かしながら、バッグや小物などの商品を制作しています。

 Tribalogyの商品から、私たちの買い物と世界のつながりを考える

私たちは、ヨルダンで活動する社会的企業「Tribalogy(トライバロジー)」のフェアトレード活動について学びました。

Tribalogyでは、難民女性や地域の職人の方々が、刺しゅうなどの伝統的な技術を生かして商品を制作しています。私たちは、商品について調べる中で、手仕事が収入につながるだけでなく、文化を受け継ぐことや、自分らしく働くこと、尊厳を守ることにもつながっていると知りました。

最初は、商品を購入することが支援になると考えていました。しかし、学びを進める中で、買うことだけで終わってはいけないと感じました。

「誰が、どのような環境で作っているのか」
「商品に込められた思いや文化を、私たちは理解しているか」
「公正な取引とは、どのようなものか」
「自分たちの買い物は、社会にどのような影響を与えるのか」

私たちは、このような問いを持ちながら、フェアトレード、難民問題、働く権利、国際協力について考えてきました。

動画では、Tribalogyの活動や商品の背景、学習を通して私たちが気付いたことを、生徒自身の言葉で紹介しています。

フェアトレード商品を一つ購入するだけで、難民を取り巻くすべての問題が解決するわけではありません。紛争や避難、教育や仕事の機会の不足など、背景には複雑な課題があります。

それでも、商品を作った人のことを知り、その文化や技術を尊重し、自分の選択について考えることは、私たちにもできる行動の一つだと思います。

世界の問題を遠い出来事として終わらせず、日常の買い物や選択から、自分たちにできることを考えていきたいです。

インスタグラムリンク

High School Students Explore Fair Trade and Refugee Women’s Work

What Tribalogy Taught Us About the Connection Between Our Choices and the World

We learned about the fair trade activities of Tribalogy, a social enterprise based in Jordan.

At Tribalogy, refugee women and local artisans create products using traditional skills such as embroidery. As we learned more about their work, we came to understand that handicrafts can provide not only income, but also opportunities to preserve culture, work with dignity, and maintain a sense of identity.

At first, we thought that purchasing the products itself was the main form of support. However, as our learning continued, we realized that support should not end with simply buying something.

Who made this product, and under what circumstances?
Do we understand the culture and meaning behind it?
What does fair trade truly mean?
How do our everyday choices affect people and society?

By asking these questions, we explored fair trade, refugee issues, the right to work, and international cooperation.

In this video, we introduce Tribalogy’s activities, the stories behind its products, and what we discovered through our inquiry-based learning.

Buying one fair trade product cannot solve every challenge faced by refugees. Conflict, displacement, limited access to education, and a lack of employment opportunities are complex issues that require continued learning and action.

Even so, learning about the people who make the products, respecting their skills and culture, and thinking carefully about our own choices are meaningful steps that we can take.

We do not want to see global issues as distant problems unrelated to us. Through our daily choices, including what we buy, we hope to continue thinking about how we can contribute to a fairer and more peaceful society.

Please watch our video and learn more about Tribalogy and the ideas behind its fair trade activities.