昨年12月のコース別自主活動日における、エクスプローラーコースによる名古屋大学大学院生たちとの共同学習・「原発」「放射性廃棄物」をテーマにした青森研修&フィールドワークの様子が、名古屋大学webマガジン『広報名大』(←クリックで当該記事に移動)に掲載されています。


学校法人 市邨学園
昨年12月のコース別自主活動日における、エクスプローラーコースによる名古屋大学大学院生たちとの共同学習・「原発」「放射性廃棄物」をテーマにした青森研修&フィールドワークの様子が、名古屋大学webマガジン『広報名大』(←クリックで当該記事に移動)に掲載されています。

市邨高校eスポーツ部では、愛知工業大学およびスSchooMyさんと連携し、大学生と高校生が協働してゲームを企画・制作し、実際に出展まで行う高大連携の探究活動に取り組みました。本活動は、「つくること」と「社会にひらくこと」の両方を経験することを通して、学びを教室の外へとつなげることを目的としています。
完成したゲームは、12月20日にはイオンモール長久手、年が明けて1月12日にはららポート安城で開催された体験型イベントに出展し、地域の子どもたちや保護者、買い物客など、幅広い来場者に実際に遊んでもらいました。会場では、高校生自身が制作者としてブースに立ち、来場者への声かけ、ゲームの説明、操作のサポートを行いました。
初めは緊張した様子も見られましたが、子どもたちが画面に夢中になり、「もう一回やりたい」「これどうやって作ったの?」と声をかけてくれる中で、生徒たちは次第に自分の言葉でゲームの工夫や面白さを伝えるようになっていきました。
ルール説明がうまく伝わらなかった場面では、その場で言い方を変えたり、操作方法を工夫したりと、来場者の反応を見ながら柔軟に対応する姿も見られました。
また、実際に遊んでもらうことで、「思っていたより難しい」「ここが一番盛り上がる」といった率直な感想を直接受け取ることができました。生徒たちはその反応をもとに、「もっと分かりやすくするには」「次に改良するとしたら」と自然に振り返りを行い、制作と社会とのつながりを実感していました。
自分たちが考え、形にしたものが、見知らぬ誰かの「楽しい」につながる。その経験は、教室の中だけでは得られない、学びの手応えとなりました。出展という実践の場は、生徒にとって「学びを社会にひらく」大切な一歩となりました。
SchooMyさんのページにも詳しく取り上げていただいています。
https://note.com/schoomy/m/m2dd99893cafb


市邨高校eスポーツ部では、愛知工業大学およびSchooMyと連携し、大学生と高校生が協働してゲームを企画・制作し、実際に出展まで行う高大連携の探究活動に取り組みました。本活動は、「つくること」と「社会にひらくこと」の両方を経験することを通して、学びを教室の外へとつなげることを目的としています。
2025年12月6日/7日/13日の3日間、実際に愛知工業大学 八草キャンパスにもお伺いしました。制作の段階では、東京ゲームショウへの出展経験をもつ愛知工業大学の学生と、高校生が混合チームを組み、ゲームの企画・開発に挑戦しました。高校生はまず、大学生が制作した複数のゲームを実際に体験し、「なぜ面白いのか」「どこに工夫があるのか」を言語化するところからスタートしました。
その後は、アイデア出し、ルール設計、試作、改善というプロセスを繰り返しながら、チームで一つの作品を作り上げていきました。
正解のない問いに向き合いながら対話を重ねる中で、高校生は「自分の考えを伝える力」だけでなく、「相手の意見を受け止め、より良い形に更新していく力」の重要性を実感していきました。また、水野教授による研究室の事例紹介も行っていただきました。
技術的な知識を学ぶこと以上に、発想を形にする過程そのものが、探究的な学びとして大きな意味をもつ時間となりました。
SchooMyさんのページにも詳しく取り上げていただいています。
https://note.com/schoomy/m/m2dd99893cafb

― ESDの視点で未来をひらく、国際協力と探究の学び ―
本校がユネスコスクールとして継続的に取り組んできた平和教育・国際協力を柱とするESD(持続可能な開発のための教育)の実践が評価され、このたび 国際協力機構(JICA)より、「特別学校賞」**を受賞しました。
本表彰は、生徒一人ひとりの学びを中心に据え、国際社会が抱える課題に対して、主体的・対話的・探究的に向き合う教育実践を継続してきた点が高く評価されたものです。
本事業は、ユネスコ憲章の理念およびESDの考え方を基盤に、「世界で起きている課題を、自分自身の生き方と結び付けて考える力」を育むことを目的として実施してきました。
単なる知識理解や支援活動にとどまらず、学習者が問いを立て、調べ、対話し、考え続ける過程そのものを重視しています。
生徒は、
カンボジア学校支援を通して教育格差や学ぶ権利について学び、
パレスチナ難民キャンプ学校支援では、紛争下における教育の意義を多面的に理解し、
シリア・パレスチナ難民女性支援では、フェアトレードを題材に、経済的自立と尊厳を支える国際協力の在り方を探究してきました。
これらの学びを通して、生徒は他者の立場を想像し、公正な視点で社会課題を捉え、持続可能な社会の担い手として判断する力を育んでいます。
本事業は、これまでにJICAエッセイコンテスト機関長賞をはじめとする生徒個人の成果に加え、学校全体としての取り組みが評価され、今回のJICA特別学校賞の受賞につながりました。
これは、生徒の学びの成果が、学校内にとどまらず、外部機関からもESD実践として認められたことを示すものです。
本事業は、文部科学省学習指導要領が重視する
「主体的・対話的で深い学び」
思考力・判断力・表現力の育成
社会とつながる探究的な学習
と高い整合性をもって実施されています。
特に「総合的な探究の時間」や「公共」などの教科・領域と連動し、実社会の課題を題材に学びを深めるカリキュラムとして位置付けられています。
本事業は、知識の習得を目的とする従来型の学びから、未来を自ら切り拓く力を育てる学びへと転換し、学習者の心を育む教育活動して、文部科学省EDU-PORT応援プロジェクト採択されています。また、2025 ユネスコ/日本ESD賞国内選考案件として、選考されています。
国際協力や平和、持続可能性といったテーマを通して、生徒は正解のない問いに向き合い、多様な価値観の中で考え続ける姿勢を身に付けています。
本事業は、本校のみで実現したものではなく、国際協力機構(JICA)はじめ、国内外の教育関係者、国際機関、支援先の現地関係者、地域の皆様、そして保護者・卒業生の皆様との協働によって支えられてきました。
ここに、心より感謝申し上げます。
市邨高校ユネスコ平和教育推進部 主任 松野至

― ESDの視点で世界と向き合う、探究の学び ―
本校で継続して取り組んでいるユネスコ平和教育・ESD(持続可能な開発のための教育)を柱とする国際協力事業に参加した生徒が、国際協力機構(JICA)エッセイコンテストに応募し、このたび機関長賞を受賞しました。
これを受け、JICA中部所長が来校され、校内にて表彰式が行われました。
本事業は、ユネスコスクールとしての実践を基盤に、文部科学省学習指導要領が重視する「主体的・対話的で深い学び」を具現化するESD実践です。
世界で起きている紛争、貧困、難民問題といった地球規模課題を、知識として理解するだけでなく、「自分はどのように社会と関わり、どのような未来を選び取るのか」という問いとして捉え直すことを目的としています。
生徒は、カンボジア学校支援を通じて教育環境の格差について学び、カンボジア学校支援に取り組みました。
パレスチナ難民キャンプ学校支援では、学ぶ権利が脅かされている現状を現地の声や資料から多面的に理解してきました。
また、シリアおよびパレスチナ難民女性支援では、フェアトレードを題材に、経済的自立と尊厳を支える国際協力の在り方について探究しています。
これらの学びは、特定の立場や主張に立つものではなく、国際社会の課題を多角的に捉え、公正に考え、持続可能な社会の担い手として判断する力を育むことを重視しています。
受賞した出口さんのエッセイは、こうしたESDの学びを土台に、国際協力の現場で起きている現実を自分自身の問題として捉え直した内容となっています。
支援活動や探究学習を通して得た知識や経験を整理し、「相手を知ろうとすること」「想像力をもって考えること」の大切さを、自らの言葉で丁寧に表現しました。
また、昨年度に実施した「市邨高校 難民支援の夕べ」において公開上映した、文部科学省選定映画 わたしは憎まない にも触れています。本作品は、深い対立と悲しみの中にあっても、憎しみではなく人間の尊厳と対話を選び続ける姿を描き、「暴力の連鎖を断ち切るために、私たちは何を選択するのか」という問いを投げかけるものです。
出口さんはこの映画から、誰かを単純に断罪するのではなく、命の重さや人の心に目を向け続ける姿勢を学び取り、これまでの国際協力の探究と結び付けて考察を深めています。
こうした学びは、ユネスコ憲章前文に示される「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和の砦を築かなければならない」という理念とも重なります。
エッセイは、映像教材・体験的学習・探究活動を通して育まれた思考力・判断力・表現力の成果として、高く評価されました。
今回の受賞は、個人の成果であると同時に、本校がESDの視点から積み重ねてきた教育実践が、外部機関によって評価されたものでもあります。
生徒が社会課題を自分事として捉え、対話を重ねながら考え続ける姿勢は、これからの社会を支える市民としての基礎的な力につながるものです。
本事業は、本校のみで実現したものではなく、多くのパートナーの皆様との連携によって支えられています。
国際協力機構(JICA)をはじめ、国内外の教育関係者、国際機関、支援先の現地関係者、地域の皆様、そして日頃より本校の教育活動をご理解・ご支援くださっている保護者・卒業生の皆様に、心より感謝申し上げます。
今後も本校では、ESDの視点を大切にしながら、パートナーの皆様と共に、生徒一人ひとりが公正で持続可能な社会の担い手として成長していける教育実践を継続してまいります。
ユネスコ平和教育推進部主任 松野至
1月29日(木)、この日は福岡県・私立東福岡高校と、京都府・府立木津高校から、それぞれ先生方が学校見学にお越しになりました。本校ならではのカリキュラムと、独自教科の「市邨ゼミ」、中学校・社会の授業を中心に視察されました。





木曜午後にある高2・3合同の市邨ゼミⅠでは、校舎のあらゆる場所でさまざまなテーマでの探究学習が展開されています。ユネスコスクール活動を行う「ユネスコゼミ」をはじめ、「フィッシング研究」ゼミ、「子どものためのミュージカル」ゼミ、「小説執筆」ゼミから、「株トラカップ」ゼミ、「Gamification」ゼミ、「なりきり芸大生」ゼミなど30以上にわたるテーマは実に多彩です。






3年生は来月に探究成果発表会「Ichimura Summit」を控えていることもあって、この日は生徒がプレゼン発表をしているゼミも多く、外部から特別講師を招いて講演を実施しているゼミも数か所ありました。生徒が教科の枠を超えて、自らの選んだテーマを楽しみながら探究している姿を見ていただくことができました。お越しいただいた先生方、誠にありがとうございました!
市邨中高では、こうした特色ある取り組みを見学したい、という学校様を広く受け入れております。体験学習や探究活動のノウハウに興味のある教育関係者の皆さま、学校関係者の皆さまは電話またはメールにて、お気軽に本校までご相談ください。
本校では、ユネスコ憲章前文に掲げられた「人の心の中に平和の砦を築く」という理念のもと、対話・協働・国際理解を柱としたユネスコ平和教育・ESD(持続可能な開発のための教育)を継続的に実践してきました。
生徒たちは、世界で起きている紛争、貧困、難民問題、教育格差といった地球規模課題を「自分ごと」として捉え、学びと行動を往還させる探究的な学習に取り組んできました。
本事業では、台湾・韓国・カンボジアなどの海外パートナー校や国際機関、専門家と連携し、オンライン対話、合同発表会、共同調査・共同企画を実施しています。
特に、
・カンボジア学校支援(学習環境整備、衛生・教育支援、現地との交流)
・パレスチナ難民学校支援(UNRWA等と連携した学習・啓発活動)
・シリア・パレスチナ難民女性支援(フェアトレードを通した自立支援と経済教育)
・難民映画祭・講演・専門家との対話による人権・平和理解の深化
・生徒主体の企画・発信(プレゼンテーション、SNS発信、地域への報告会)
といった実践を通して、知識の理解にとどまらず、「共感する力」「対話する力」「協働して課題を解決する力」「社会に参画する姿勢」を育んでいます。
こうした学びの積み重ねにより、生徒たちは「公正でより平和な社会の実現」という価値を自らの進路選択と結びつけ、高校卒業後の学びへと主体的につなげています。
本事業に取り組んだ学生は、公正でより平和な社会の実現にむけて、ユネスコ憲章、いちむら学園の理念の土壌を生かし、未来への学びに繋げています。
総合型選抜・公募推薦等においては、愛知大学、愛知淑徳大学、名古屋外国語大学、名古屋市立大学、南山大学、中部大学、名城大学、神戸薬科大学、愛知学院大学、中京大学などへの合格を果たし個々の人物の魅力を生かして学び続けます。
しかし、進学はゴールではありません。生徒一人ひとりが、ユネスコ憲章の精神と市邨学園の理念を胸に刻み、大学やその先の社会においても学び続け、他者と協働し、平和で持続可能な社会の担い手として成長していくことこそが、本教育の本質です。
私たちは、在学中に培った「対話力」「共感力」「課題解決力」「国際的視野」という“ユネスコ平和教育の土壌”を生かし、卒業後もそれぞれの進路で社会に貢献していくことを心より願っています。
本報告では、生徒たちがどのように学びを深め、社会とつながり、未来へと歩みを進めていったのかを共有いたします。
〜本事業の主な実績・評価〜
文部科学省「EDU-PORTニッポン」採択事業
ユネスコ日本ESD賞 国内選考案件
ESD大賞 団体賞・個人賞 受賞
国際会議・教育フォーラムでの発表(サステナブルブランド国際会議 等)
国際機関・専門家との連携
UNESCO、UNHCR、UNRWA、JICA 等
国内外ユネスコスクールとの協働
台湾・韓国・カンボジア・日本 各校
生徒の社会発信・受賞実績
カンボジア教育省、大学コンテスト、メディア掲載、地域表彰 等
※ユネスコ憲章の理念との整合性/ESD/進学実績の社会的意義/市邨学園の理念との接続
2026年2月19日(木)、本校・高校3年生がこれまでの学習/探究の集大成として、さまざまな形で発表する『Ichimura Summit (いちむらサミット)』(昨年Ichimura Exhibition Dayより改称) が開催されます。学年の生徒全員が、各会場でプレゼンテーションを行います。
昨年度ダイジェスト↓
※この日程は高校3年生のみの発表です。市邨で学び、体験した全てを総括する【探究成果報告会】です。
また、この日の午後には、教育関係者および関連企業担当者様向けに、本校の取り組みを例に【ICTとAI】や【カリキュラムマネジメント】といったテーマでの研修&交流会を予定しております。
イベント名:探究発表会『高校3年生Ichimura Summit(いちむらサミット)』
⽇時 :令和8年2⽉19⽇(木)9:00~11:40(受付8:45~)
会場: 名古屋経済⼤学市邨⾼等学校
内容: 本校高校3年生による3年間の探究発表(発表形式は任意)
⽬的: ⽣徒が3年間の学習活動や探究活動を振り返り、⾃分が何を学び、その学びが「⾃分の将来」や「仲間との成⻑」そして「社会への貢献」にどのように活かされていくかを他者に伝える。
研修&交流会 (午後、生徒帰宅後)
全体会13:00~ 分科会1回目14:15~14:45 2回目15:00~15:30
観覧・見学をご希望の方はこちらで申し込みをお願いいたします。
サステナブル・ブランド国際会議2026にて本校のユネスコ平和教育事業が紹介されます
このたび、本校ユネスコ平和教育推進部が取り組んできた教育実践が、国内最大規模のサステナビリティ国際会議「サステナブル・ブランド国際会議2026 東京・丸の内」において、「ESD(教育)が拓く社会 ― つなぐESD、つながるESD ―」のセッションの中で、紹介をさせていただくこととなりました。市邨高校ユネスコ平和教育推進部主任 松野至先生がスピーカーとして登壇します。
本事業は、ユネスコ憲章前文「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和の砦を築かなければならない」という理念を教育の柱に、対話・協働・国際交流を核としたESD(持続可能な開発のための教育)を実践してきました。
文部科学省EDU-PORT応援プロジェクト 採択HPはこちら
日本と台湾の教育現場が継続的に連携し、両国の学習指導要領や教育目標を学び合いながら、共通する教育価値を共有し、授業づくりやカリキュラム改善を重ねています。
生徒たちは、オンライン交流、合同発表、国際協働プロジェクトなどを通して、世界で起きている課題を自分ごととして捉え、調べ、考え、発信し、行動へとつなげてきました。具体的には、カンボジアの学校支援、パレスチナ難民学校支援、シリア・パレスチナ難民女性のフェアトレード支援など、国際協力活動に主体的に関わっています。
これらの取り組みにより、生徒の自己有用感や自己肯定感の向上、多文化理解力、対話力、協働力、社会参画意識の育成といった教育的成果が生まれています。また、本事業は、文部科学省EDU-PORT採択、ESD大賞受賞、ユネスコ/日本ESD賞国内選考案件への選定など、教育的価値と社会的意義の両面から高く評価されています。
公正でより平和な社会の実現にむけて、ESDの推進事業、皆様とともにユネスコ憲章、いちむ学園の見学の理念の推進、世界の平和に向けて、国内外の連携校、国際機関、大学、企業、地域の皆様、そして生徒・保護者の皆様のと、取り組ませていただけておりますこと、心より感謝申し上げます。
今後も本校は、教育を通して平和と持続可能な社会の実現に貢献できる人材の育成と、教員としてのプロボノ、国内外へ開かれた学びの発信に取り組んでまいります。
引き続き、温かいご支援をよろしくお願いいたします。
本校ユネスコスクールの平和教育・国際協力の取り組みに対し、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)より感謝状を拝受いたしました。本事業が目指してきた「教育を通して平和を育む」という歩みが、国際機関の理念とも重なり合ったことを示すものとして、重く受け止めています。
本事業は、ユネスコ憲章前文に示される「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和の砦を築かなければならない」という理念を教育の軸に、生徒一人ひとりが世界の課題を自分ごととして捉え、対話と協働を通して社会に参画する力を育むことを目的として継続してきました。
これまで、台湾・韓国・カンボジアなどのユネスコスクール、国際機関、大学、地域団体と連携し、パレスチナ難民学校支援、カンボジア学校支援、シリア・パレスチナ難民女性のフェアトレード支援など、実社会とつながる学習を積み重ねてきました。生徒たちは、現地の声や専門家の知見に触れながら、歴史的背景や社会構造を学び、支援の意味や持続性について対話を重ねています。
日本と台湾の教員・生徒が教育課程や学習目標を共有し、共同で授業設計や探究活動を行う取り組みも本事業の特徴です。異なる教育制度や文化を学び合うことで、学びの質が高まり、生徒の視野が大きく広がっています。こうした国際協働の学びは、主体的に考え行動する力、他者と協働する力、社会課題に向き合う態度の育成につながっています。
これらの実践を通して、生徒の自己肯定感や社会参画意識の向上、進学後の学びへの意欲の深化といった変容が確認されており、卒業後も国際理解・社会貢献に関わる学びを継続する生徒が増えています。また、本事業は文部科学省EDU-PORT事業への採択、日本ESD大賞(団体・個人)受賞、大学主催SDGsコンテストでの評価など、教育的価値について外部からの検証も受けてきました。
今回のUNRWAからの感謝状は、特定の成果を誇るものではなく、国内外の教育機関・支援団体・地域の皆さま、そして学びに真摯に向き合ってきた生徒一人ひとりとの協働の積み重ねが、国際社会の課題と静かに接続していたことを確認する機会であると受け止めています。
世界各地で紛争や分断が続く中、教育の役割はますます重要になっています。本校では今後も、ユネスコスクールとしての使命を大切にしながら、対話と協働を基盤としたESD・平和教育を継続し、持続可能で公正な社会の実現に向けた学びを、地域および世界とともに深めてまいります。
市邨高校ユネスコ平和教育推進部主任 松野至