理科イベントを開催@こまき子ども未来館

9月27日(土)、小牧市・こまき子ども未来館3Fにて開催されたイベントに、本校の有志生徒を中心としてブース出展を行いました。このたびは2つの理科講座を実施しました。

にぎわう市邨ブース

ブース1「鳥の羽ばたきのヒミツ」

鳥が空を飛ぶ仕組みや羽ばたきの秘密について、工作を交えながら楽しく学んでもらいました。

当日配布した実験書①(クリックで表示)

ブース2「紫外線チェック試験管ストラップづくり」

紫外線に反応して色が変わる素材を使い、オリジナルの試験管ストラップを作りました。楽しみながら紫外線の性質について学べる講座となりました。

当日配布した実験書②(クリックで表示)

当日は多くの子どもたちや保護者の方々にご参加いただき、理科講座の受講者は合計345名となりました。会場は終始にぎわい、生徒たちも積極的に来場者と交流しながら講座を運営していました。

<生徒の感想>

初めて理科イベントに参加させていただきました。来てくれた人たちとコミュニケーションを取りながら作り方を説明したり、人を呼び込んだりする中で、多くの人に来てもらうためには、自分たちで明るい雰囲気をつくり、気軽に立ち寄れるよう元気に振る舞うことが大切だと分かりました。子どもたちに科学のしくみを伝えるために、自分なりに工夫しながら分かりやすく説明することができました。今回の経験を通して、今後もさまざまな理科イベントの運営に携わってみたいと思いました。

今回のイベントを通じて、生徒たちは科学の楽しさを伝えるだけでなく、コミュニケーション力や主体性の大切さについても学ぶことができました。

ご参加いただいた皆さま、そして運営にご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。今後も地域と連携した活動を通じて、理科の魅力を発信していきますので、応援よろしくお願いします!

 

【中学】第2回 入試・入学説明会を実施しました

9月26日(土)、中学校では第2回 入試・入学説明会を実施しました。アジア大会・マラソン競技による交通規制の影響を鑑み、当初の予定から時間を変更しての開催とさせていただきました。ご参加いただいた皆さまにはご迷惑をおかけいたしまして、大変申し訳ありませんでした。さらに朝から降り続く雨でお足もとの悪い中でお越しいただき、誠にありがとうございました。

冒頭、永田校長によるあいさつ

この日は先日の第1回 入試・入学説明会と同じく、生徒会・在校生ボランティアによる司会進行や教員との座談会形式での学校紹介など、生徒たちが諸所で活躍してくれました。

座談会形式の学校紹介
自分のことばで語ります

入試についての内容も前回同様、入試形態の概要、みらい入試について、一般入試の傾向と対策などを実際に問題を解いていただく時間を取りながら説明を行いました。終了後の図書館での個別相談も盛況で、みらい入試のエントリー手続きも同時に実施しました。

みらい入試の説明

これで今年度の【中学校】の入試・入学関連イベントは最後となりましたが、この後もみらい入試エントリー手続きについては、随時個別対応にて受付させていただきます。学校説明も含め、みらい入試エントリーをご希望の方は学校までお電話にてお問い合わせください。(平日9:00~17:00)

一般入試の解説

次回のイベントは10月17日(土) いちむら文化祭2026『笑顔満祭』です。小学生の方は同伴の保護者の方を含めてご自由に見学いただけますので、ぜひ足をお運びください!

図書館での個別相談

受験生の皆さん、これから本番の入試に向けて、ますます勉強にも身が入る時期だと思います。季節の変わり目で寒暖差の激しい日が続きますが、体調管理に留意して過ごしてくださいね。市邨中学校は目標に向けて頑張る受験生の皆さんを全力で応援します!がんばれ、受験生!

 

eスポーツ部が中日新聞1面に掲載

2026年9月6日(日)付の中日新聞・朝刊1面で、本校のeスポーツ部が写真・記事掲載されました!19日から愛知・名古屋で開幕するアジア大会で正式種目として実施されるeスポーツに注目が集まっている中、学校など教育現場でもeスポーツが広がりを見せています。

いちむらeスポーツ部はゲームの腕前を競うだけでなく、自分たちでイベントを企画したり、大学生とゲーム開発をしたりと、多角的な活動を展開しています。そんな生徒たちを先日記者の方が取材してくださり、このたびの掲載となりました。

【高校】夏の学校見学会2日目

8月27日(木)、高校では夏のオープンスクールWeekということで4日間にわたって部活動体験会・校内見学ツアーおよび学校見学会を開催しましたが、今日はその最終日となりました。

体験授業(国語講座)
英語GDM講座
社会科講座

実施内容は前日と同じ全体説明会+体験授業ということで、この日の体験授業は英語GDM講座・社会科講座・国語講座でした。また、講堂での在校生によるコース紹介、図書館でのユネスコスクール活動紹介ブース、軽音楽部によるミニライブは前日に引き続き実施されました。

盛況のユネスコブース
軽音のミニライブ

このたびも多くの方にご参加いただき、4日間でのべ2,000名以上の来校者を迎えることができました。お越しいただいた皆さま、誠にありがとうございました。

在校生コース紹介プレゼン

次回の【高校イベント】は10/17(土)『文化祭』、11/7(土)『秋の学校見学会』です。皆さんのご参加をお待ちしております!

※文化祭は事前申し込み不要です。11/7(土) 秋の学校見学会の参加申し込みはコチラ

【高校】夏のオープンスクールWeek開催中!

8月24日(月)~27日(木)の4日間、高校では夏のオープンスクールWeekを開催中です。前半の24日・25日は部活動体験会・校内見学ツアー、後半の26日・27日は夏の学校見学会で全体説明会+体験授業を実施します。

部活動体験の様子
女子バスケ部
科学研究部
吹奏楽部

初日となった本日、朝から大勢の参加者を迎え、部活動体験も見学ツアーも大盛況でした。部活動体験は在校生たちとの練習に参加していただけるイベントで、気温がぐんぐん上昇する真夏の暑さの中でしたが、皆さん積極的に参加してくれていました。校内見学ツアーは在校生ボランティアが校内施設を案内する好評の企画で、学習や学校生活のことなど、様々な質問に在校生が答えながら校内を一緒に回ります。

女子ハンド部
書道部
陸上競技部
美術部

また、各体験終了後には中学校校舎2Fにて制服試着体験コーナーを開催しており、実際に市邨の制服を着ていただけるということで、こちらも多くの参加者でにぎわっていました。制服試着体験コーナーは25日も実施します。

軽音楽部
校内見学ツアー

さらに、この日は同時並行で「令和8年度 いちむら教員向け研修会」が開催されました。教育現場で活躍する先生方を対象に行った研修会として公立中学校の先生方をはじめ、高校の先生や外部講師の方など、こちらも多くの方にご参加いただき、大変盛況のうちに終えることができました。今年で2回目となる開催でしたが、Apple Distinguished EducatorによるAI活用講座や英語GDM教授法研修講座に加え、ユネスコスクール活動講座やカリキュラムデザイン研修といった講座も実施。理科の放射線教育に関する研修など、毎年恒例の講座とあわせて充実のラインナップでした。お越しいただいた先生方、誠にありがとうございました。

教員向け研修会の様子
英語GDM教授法講座
AI活用講座
放射線教育講座
カリキュラムデザイン講座
ユネスコスクール活動講座

なお、部活動体験会・校内見学ツアーは明日25日まで、全体説明会+体験授業は26日と27日に開催されます。

【中東ヨルダンJAAJ訪問】文部科学省EDU-PORT事業ユネスコ平和活動国際交流ESD事業実施に向けて

文部科学省「EDU-PORTニッポン」採択事業の一環として、本校ユネスコ平和教育推進部(名古屋経済大学ユネスコESD推進室特任講師)の松野至教諭がヨルダンを訪問し、首都アンマンにおいて、JAAJ(JICA Alumni Association in Jordan/JICAヨルダン帰国研修員同窓会)が運営する日本語講座に参加しました。

JAAJは、日本でJICAの研修に参加したヨルダンの方々を中心に構成され、日本とヨルダンの相互理解や交流の促進に取り組む団体です。日本語講座もその活動の一つとして継続されており、日本語の習得とともに、日本の文化や社会への理解を深める学びの場となっています。

授業では、熱意をもって丁寧に指導する先生と、日本語や日本文化を意欲的に学ぶ学生の皆さんの姿に触れました。言語を学ぶことは、知識や技能の習得にとどまらず、異なる文化や価値観を理解し、人と人との信頼関係を育むことにつながります。今回の訪問は、国際理解や多文化共生の基盤となる「対話を通した学び」の重要性を改めて実感する機会となりました。

訪問にあわせて、本校の生徒と日本語講座で学ぶ皆さんによるオンライン交流会をはじめ、若者同士が互いの文化、学校生活、社会的課題について学び合う機会の実現に向けて意見を交わしました。また、JAAJ関係者や日本語講座の皆さんが来日する際に、本校の生徒との対面交流や文化交流を行う可能性についても検討しました。

本校が推進する文部科学省「EDU-PORTニッポン」採択事業では、海外の課題を一方的に「知る」「支援する」ことにとどまらず、異なる文化的・社会的背景をもつ若者が互いの声に耳を傾け、対話を通して学び、よりよい社会の実現に向けて協働することを重視しています。

今回の出会いを一度限りの訪問で終わらせず、「ユネスコ平和の架け橋協働プロジェクト」の新たな展開として、日本とヨルダンの学生による継続的な交流と協働へつなげていきます。ユネスコ・ESDが重視する国際理解、多文化共生、平和の文化、持続可能な社会の担い手の育成を、国境を越えた具体的な教育実践として進めてまいります。

今後もJAAJの皆さまと連携の可能性を検討しながら、生徒が異なる文化や価値観を尊重し、世界の人々と共に考え、対話し、行動する力を育む学習機会の構築を目指します。

温かく迎えてくださった先生、学生の皆さん、そしてJAAJの皆さまに、心より感謝申し上げます。

 

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【高校】秋の学校見学会 参加申し込み開始!

【高校】秋の学校見学会の参加申し込みが、8月19日(水)に開始されました!

開催日時:令和8年11月7日(土) 午前の部9:30~/午後の部13:30~

申込期間:令和8年8月19日(水)9:00 ~ 10月30日(金)23:59まで

申込方法:こちらのページに詳細が掲載されていますので、ご確認ください。

実施内容:全体説明会+体験授業 or 部活動体験 or 校内見学ツアー(全体説明会のみの参加も可)

イベント詳細ページ(クリックで移動)

【文部科学省 EDU-Portニッポン採択事業】UNRWA清田明宏保健局長と学生代表が対談―ガザの子どもたちの現状と国際支援を考える

2026年8月20日、パレスチナの子どもたちへの支援に取り組む学生代表が、国際連合パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の清田明宏保健局長とオンラインで対談しました。

中東・ヨルダンの首都アンマンにあるUNRWA本部を、名古屋経済大学ユネスコESD推進室特任講師の松野至先生(市邨高校ユネスコ平和教育推進部)が訪問し、UNRWAと学生たちをオンラインでつなぎました。

◯ガザの子どもたちの現状を、当事者に近い視点から学ぶ

対談では、これまでパレスチナ問題や難民支援について探究してきた学生たちから、清田保健局長に率直な質問が寄せられました。

学生たちは、ガザの子どもたちが置かれている状況や、長期化する危機の中で国際機関が支援を続けることの難しさ、支援の現場に向き合う国連職員の葛藤などについて尋ねました。清田保健局長からは、国際支援の現場での経験を踏まえ、一つひとつの質問に丁寧にお答えいただきました。

報道や資料だけでは捉えきれない現場の声に触れることで、学生たちは、国際課題の背景には一人ひとりの生活や尊厳があることをあらためて認識しました。
また、支援する側・支援される側という一方向の関係ではなく、相手の声を聴き、ともに考え続ける姿勢の重要性について学びました。

◯「知る」ことから「対話し、行動する」ことへ

本対談は、文部科学省「EDU-Portニッポン」採択事業の一環として実施しました。

学生たちは、事前の探究学習やパレスチナの子どもたちへの支援活動を通して生まれた疑問を、自らの言葉で清田保健局長に問いかけました。

専門家の話を一方的に聴くだけではなく、調査、支援、対話、振り返りを往還する学びを通して、複雑な国際課題を単純化せず、自分たちにできることを考える機会となりました。

この学びは、ユネスコが重視する、平和、人権、国際理解、持続可能な開発のための教育ならびにグローバル・シチズンシップ教育の理念とも重なります。

異なる立場や背景をもつ人々の声に耳を傾け、対話を通して相互理解を深め、より平和で持続可能な社会の実現に参加する力を育てる実践です。

◯学びを学校と地域の次の行動へ

今回の対談で得た学びを一度限りの経験に終わらせず、学生たちは今後、校内での報告や発信、支援活動の振り返りなどを通して、多くの人と共有していきます。

本校はこれからも、国内外の学校、国際機関、大学、専門家、地域の皆様との協働を大切にしながら、世界で起きている課題を自分自身の問題として捉え、他者と対話し、よりよい社会に向けて行動できる若者の育成に取り組んでまいります。

清田明宏保健局長ならびにUNRWAの皆様に、貴重な学びの機会をいただきましたことを心より感謝申し上げます。

台湾と日本の学生たちが、学び、探究し、地域の方々と共に行動したESD事業の成果として、国連UNRWAの学校支援(14万円)を予定しています。

皆様のあたたかい心を繋がせていただきましたこと、あたたかい応援いただきました皆様に、心から感謝申し上げます。

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【日本のユネスコ加盟75周年記念事業】日本・台湾・ヨルダンをつなぐ国際協働ESD学習を実施

― 難民女性との対話とフェアトレードを通して、平和・文化・仕事・尊厳を考える ―

2026年8月19日、日本のユネスコ加盟75周年記念事業の一環として、日本・台湾・ヨルダンをオンラインでつなぐESD探究学習発表会・国際対談を実施しました。

要項:ユネスコアジア文化センターWEBサイト

本学習は、令和8年度文部科学省「日本型教育の海外展開(EDU-Portニッポン)応援プロジェクト」に採択された、学校法人市邨学園 名古屋経済大学ユネスコESD推進室による「対話と交流による、国際協働支援探究活動~心を育むESDモデル~」の一環として、名古屋経済大学市邨高等学校ユネスコ平和教育推進部、台湾の姉妹校である国立鳳山商工高校、パートナーシップ校の埼玉県立越谷北高校が実施したものです。

 

今回は、名古屋経済大学 国際交流センター ユネスコESD推進室 特任講師の松野 至先生がヨルダンを訪問し、現地からオンラインで日本・台湾の生徒・学生と、ヨルダンで活動するTribalogyのスタッフ、難民女性をつなぎました。

1.ヨルダン現地と学校を直接つなぐ学び

今回の学習では、教室から海外について学ぶだけではなく、実際にヨルダンを訪問した名古屋経済大学ユネスコESD推進室特任講師松野至先生が現地から中継しました。現地の人々と日本・台湾の生徒を直接つなぐことを今年度も大切にしました。

生徒・学生は、これまで難民問題、平和、フェアトレード、人権、文化などをテーマとして探究を重ねてきました。

その学びを踏まえ、日本・台湾から探究成果を発表するとともに、ヨルダン現地からTribalogyの活動や、難民女性によるものづくりについて学びました。

さらに、実際に製品づくりに携わる女性との対話を通して、生活、文化、仕事、将来への思いなどについて直接話を聞く機会を設けました。

2.フェアトレード商品を「買うこと」から社会とのつながりを考える

本事業では、難民女性が製作に関わるフェアトレード商品を実際に購入する取組も、学習の一部として位置づけています。

 

商品を購入することそのものを目的とするのではなく、

「誰がつくっているのか」
「どのような文化や技術が込められているのか」
「仕事が生活や尊厳とどのようにつながっているのか」
「私たちの消費行動が世界の人々とどのようにつながっているのか」

 

を考える教材として活用しています。

生徒・学生にとって、フェアトレードは教科書の中の概念ではありません。

実際の製品を手にし、その作り手とオンラインで対話することで、商品と人、仕事と生活、消費と社会とのつながりを具体的に考えることができます。

今回の学習でも、Tribalogyの活動や商品について紹介を受けた後、その製作に関わる難民女性との対話へと学びをつなげました。

3.「支援する・される」という関係を越える

本事業では、難民の方々を一方的に「支援を受ける人」として捉えないことを大切にしています。

一人ひとりが文化、経験、技能、意思を持ち、自ら仕事をし、社会に関わっている存在であること。

そして、私たちもまた、商品を購入したり、学んだり、対話したりすることを通して、その社会との関係の中にいることを理解することを目指しています。

フェアトレード商品を「かわいそうな人を助けるための商品」として見るのではなく、作り手の文化、技能、仕事への誇り、人間としての尊厳に触れるものとして学ぶことを重視しました。

4.探究・対話・行動をつなぐESD

今回の学習は、

調べる
→ 探究する
→ 発表する
→ 現地とつながる
→ 商品の背景を学ぶ
→ 作り手本人と対話する
→ 振り返る
→ 次の行動へつなげる

という学習プロセスで構成しています。

世界の課題について「知る」だけではなく、実際の人や社会とつながり、自分自身の生活や選択との関係を考えること。

そして、自分には何ができるのかを考え、行動につなげること。

こうした学びを通して、共感力、協働する力、主体性、他者を尊重する姿勢、社会に参画する意識を育むことを目指しています。

5.グローバル・シティズンシップを育む国際協働

今回、日本・台湾・ヨルダンという異なる地域をオンラインで結ぶことで、生徒・学生が国や文化の違いを越えて互いに学ぶ場をつくりました。

世界で起きている難民問題や紛争、貧困を「遠くの出来事」として見るのではなく、私たち自身の生活、消費、選択ともつながっている課題として考える。

そして、自分自身も国際社会を構成する一人であることに気づき、多様な人々とともに、よりよい社会をつくるために何ができるのかを考える。

こうした学びを通して、地球市民としての意識と社会参画への姿勢を育むことを目指しています。

6.ユネスコの理念を具体的な教育実践へ

ユネスコ憲章の前文には、「人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」という理念が示されています。

本校では、この理念を単に知識として学ぶのではなく、

探究すること
対話すること
異なる立場の人を尊重すること
国境を越えて協働すること
自分自身の生活を振り返ること
社会とのつながりを考え、行動すること

へとつなげることを大切にしています。

今回のヨルダンでの実践は、平和、人権、文化多様性、異文化理解、持続可能な社会、グローバル・シティズンシップといったユネスコ・ESDの理念を、具体的な学習活動として実践する取組となりました。

7.単発の国際交流ではなく、継続する学びへ

本事業では、一つ一つの海外交流や国際支援活動を単発のイベントとして終わらせるのではなく、継続的なESDとしてつなぐことを大切にしています。

カンボジアでの学校支援や平和・文化・歴史についての現地探究、日本と台湾の生徒による国際協働学習、難民問題についての事前探究、フェアトレード商品の購入と学習、そして今回のヨルダン現地からの対話。

それらを一つの学びの循環としてつなぎ、

現地から学ぶ
→ 学校で探究する
→ 国境を越えて共有する
→ 当事者と対話する
→ 自分の生活とのつながりを考える
→ 次の行動へつなげる

というESDモデルの構築を目指しています。

8.若者自身が平和で持続可能な社会をつくる主体へ

日本のユネスコ加盟75周年という節目に、本事業では、生徒・学生を単なる「参加者」とするのではなく、自ら問いを持ち、探究し、発表し、対話し、行動する主体として位置づけています。

平和で持続可能な社会をつくるのは、国際機関や行政、専門家だけではありません。

若者自身が社会の課題について学び、異なる文化や立場の人々と対話し、自分自身の生活や行動を見つめ直すことも、平和への大切な一歩です。

「国際問題を傍観しない」地球市民として、自分たちは何ができるのか。

これからも国内外の学校・大学、地域、国際機関、行政、NGO、企業、専門家等との協働を通して、ユネスコの理念を具体的な教育実践につなげる「心を育むESD」を継続していきます。

本学習の実施にあたり、ご協力いただきましたヨルダンの皆様、Tribalogyの皆様、日本・台湾の生徒・学生、学校・大学ならびに関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。

市邨学園事業インスタグラムはこちら

【JICAヨルダン事務所を訪問】 ― 文部科学省EDU-PORT事業について報告・意見交換

名古屋経済大学 国際交流センター ユネスコESD推進室 特任講師、市邨高校 ユネスコ平和教育推進部 主任の松野至教諭が、ヨルダンの首都アンマンにある「JICAヨルダン事務所(JICA Jordan Office)」を昨年に続き訪問しました。

今回の訪問は、文部科学省「日本型教育の海外展開(EDU-PORTニッポン)」採択事業について、これまでの取組とヨルダンで実施する活動をご報告し、今後の事業展開に向けたご助言をいただくことを目的としたものです。

本事業では、ユネスコESDの理念を基盤に、日本の高校生・大学生と海外の学生、現地の方々をオンラインと現地交流でつなぎ、国際的な課題を「遠い世界の出来事」としてではなく、自分たち自身に関わる課題として考え、対話し、行動へとつなげる学びを進めています。

今回のヨルダン滞在では、その実践の一つとして、日本のユネスコ加盟75周年記念事業として実施するオンライン学習会を予定しています。2026年は、日本がユネスコに加盟して75周年にあたり、文部科学省・日本ユネスコ国内委員会でも、教育・科学・文化を通じた国際協力と平和への取組を広げる記念事業が展開されています。

ACCUユネスコアジア文化センターホームページ「市邨学園事業」はこちら

オンライン学習会では、日本や台湾などの学生とヨルダンをつなぎ、UNHCRのグローバルブランド「MADE51」のパートナーとして活動するTribalogyと協働する難民女性の作り手の方々との対談を行います。

MADE51は、UNHCRが展開する取組として、難民の方々が持つ伝統的な技術やものづくりの力を生かし、各地の社会的企業と連携しながら製品づくりや市場との接続を支えています。Tribalogyはヨルダンにおいて、シリアやイラクから避難してきた女性たちと協働し、刺繍などの技術を生かしたものづくりに取り組んでいます。

学生たちは、難民問題について資料や数字だけから学ぶのではなく、実際にヨルダンで生活し、働き、ものづくりに携わる女性たちの声に耳を傾けます。

「支援する側」と「支援される側」という一方向の関係ではなく、同じ社会を生きる人として対話し、互いの文化や経験、考え方から学び合うことを大切にしています。

今回のJICAヨルダン事務所での会議では、こうした本事業の趣旨やこれまでの実践についてご報告するとともに、ヨルダン社会の現状や、現地の方々と協働して教育活動を進めていく際に大切にすべき視点などについて、貴重なご助言をいただきました。

JICAはヨルダンにおいて、持続可能な経済成長への支援に加え、パレスチナ難民、シリア難民、女性、障害のある方々など、さまざまな立場の人々を取り巻く課題にも長年向き合いながら協力を続けています。

地域情勢が大きく変化する中にあっても、現地社会の声を大切にしながら、人材育成や社会の安定、そして人と人とのつながりを支えてこられたJICAヨルダン事務所の取組から、多くのことを学ばせていただきました。

また、JICAの研修等に参加したヨルダンの方々による「JICA Alumni Association in Jordan(JAAJ/ヨルダンJICA帰国研修員同窓会)」についてもご紹介いただき、訪問後にはJAAJが主催する着物ワークショップにも参加させていただきました。

日本での学びや経験が、帰国後も人と人をつなぎ、文化交流や人材育成へと広がっていく姿に直接触れることができたことも、今回の訪問における大切な学びとなりました。 報告ページはこちら

国際協力の現場から学び、その学びを教育へ還元し、さらに学生たちが世界の人々と直接対話する機会へとつないでいく。

今回JICAヨルダン事務所でいただいたご助言を大切にしながら、文部科学省EDU-PORT事業、そして日本のユネスコ加盟75周年記念事業を通して、互いの文化や背景を尊重し、世界の課題をともに考えるESD・平和教育を進めてまいります。

貴重なお時間をいただき、本事業について丁寧なご助言と意見交換の機会をいただきましたJICAヨルダン事務所の皆様に、心より敬意と感謝を申し上げます。

文部科学省のEDU-PORT事業、ユネスコ推進ESD事業として推進してまいります。