【高校生ボランティア・アワード2026】市邨高校ユネスコ活動「ANA賞」受賞

8月4日・5日、東京都の新宿住友ビル三角広場で開催された、公益財団法人 風に立つライオン基金主催「高校生ボランティア・アワード2026」に、ユネスコ委員会・ユネスコゼミの代表学生が参加し、「ANA賞」をいただきました。

高校生ボランティア・アワードは、全国各地でボランティア活動に取り組む高校生が日頃の実践を伝え合い、学校や地域、活動分野を越えて交流し、学び合う場です。

本校は、2022年に「国境なき医師団賞」等をいただくなど、これまでにも本大会を通して、生徒たちの活動に温かい応援をいただいてきました。

公益財団法人 風に立つライオン基金の皆様に継続して見守っていただいていることは、生徒たちにとって大きな励みとなっています。

 

■国際課題を「知る」だけで終わらせない学び

今回、生徒たちは、カンボジアにおける継続的な学校支援、パレスチナ・シリア難民をめぐる学習と行動、台湾をはじめとする海外の学校との国際協働学習について、自分たちの言葉で発表しました。

本校はユネスコスクールとして、戦争や紛争、難民、貧困、教育格差などの国際課題を、遠い国の出来事として傍観するのではなく、自分たちの生活や社会とつながる課題として考える学びを大切にしています。

教室で知識を得るだけでなく、国内外の学校、国際機関、専門家、NGO、地域の方々との対話を通して、多様な立場から課題を学びます。その上で、生徒自身が自分たちにできることを考え、支援活動や発表、情報発信、国境を越えた協働へとつなげています。

■共に学び、共に考え、共に行動するESD

本校が目指しているのは、一方向的な「支援」にとどまらない関係です。当事者の方々の声と尊厳を大切にし、文化や立場の違いを越えて、共に学び、共に考え、共に行動することを重視しています。

活動後には、生徒が学んだことや自らの変化を振り返り、その成果と課題を校内外で発信します。さらに、国内外の仲間や専門家からご意見やご助言をいただき、次の探究と実践へつなげます。

こうした「探究・対話・行動・振り返り」の学習過程を通して、他者の尊厳を大切にする姿勢、多面的に考える力、異なる立場の人々と協働する力、社会に参画しようとする態度を育むことを目指しています。

 

 

これらの取組は、文部科学省「日本型教育の海外展開(EDU-Portニッポン)」採択事業及び日本のユネスコ加盟75周年記念事業とも関連させながら進めている、国際協働によるESD・平和教育の実践です。

■受賞を今後の学びへの励みに

会場では、全国から集まった高校生や、さまざまな分野で社会課題に取り組む方々と交流しました。互いの実践や考えを伝え合う中で、本校の生徒たちも多くのことを学び、自分たちの活動を見つめ直す貴重な機会をいただきました。

今回いただいた「ANA賞」を、これまでの活動の到達点ではなく、これからも学び続け、行動を積み重ねていくための温かい応援として受け止めています。

パレスチナをはじめ世界各地では、今も戦争や紛争、避難、貧困、災害などにより、多くの方々が困難の中に置かれています。報道で示される一つひとつの数字の向こうには、名前と家族、大切な人生、守られるべき尊厳があります。

世界のどこに生まれても、すべての人が平和と尊厳のうちに暮らし、すべての子どもが希望を持って学ぶことのできる社会に近づくために、私たちは今後も当事者の方々の声に耳を傾け、国内外の皆様から学びながら、生徒たちと共にできることを一つずつ考えてまいります。

貴重な発表と交流の場を設け、長年にわたり生徒たちを見守ってくださっている公益財団法人 風に立つライオン基金の皆様、今回「ANA賞」という温かい励ましをくださったANAの皆様、そして本校の学びを支えてくださっている国内外の学校、関係機関、専門家、地域の皆様に、心より御礼申し上げます。

【文部科学省 EDU-Portニッポン採択事業】UNRWA清田明宏保健局長と学生代表が対談―ガザの子どもたちの現状と国際支援を考える

2026年8月20日、パレスチナの子どもたちへの支援に取り組む学生代表が、国際連合パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の清田明宏保健局長とオンラインで対談しました。

中東・ヨルダンの首都アンマンにあるUNRWA本部を、名古屋経済大学ユネスコESD推進室特任講師の松野至先生(市邨高校ユネスコ平和教育推進部)が訪問し、UNRWAと学生たちをオンラインでつなぎました。

◯ガザの子どもたちの現状を、当事者に近い視点から学ぶ

対談では、これまでパレスチナ問題や難民支援について探究してきた学生たちから、清田保健局長に率直な質問が寄せられました。

学生たちは、ガザの子どもたちが置かれている状況や、長期化する危機の中で国際機関が支援を続けることの難しさ、支援の現場に向き合う国連職員の葛藤などについて尋ねました。清田保健局長からは、国際支援の現場での経験を踏まえ、一つひとつの質問に丁寧にお答えいただきました。

報道や資料だけでは捉えきれない現場の声に触れることで、学生たちは、国際課題の背景には一人ひとりの生活や尊厳があることをあらためて認識しました。
また、支援する側・支援される側という一方向の関係ではなく、相手の声を聴き、ともに考え続ける姿勢の重要性について学びました。

◯「知る」ことから「対話し、行動する」ことへ

本対談は、文部科学省「EDU-Portニッポン」採択事業の一環として実施しました。

学生たちは、事前の探究学習やパレスチナの子どもたちへの支援活動を通して生まれた疑問を、自らの言葉で清田保健局長に問いかけました。

専門家の話を一方的に聴くだけではなく、調査、支援、対話、振り返りを往還する学びを通して、複雑な国際課題を単純化せず、自分たちにできることを考える機会となりました。

この学びは、ユネスコが重視する、平和、人権、国際理解、持続可能な開発のための教育ならびにグローバル・シチズンシップ教育の理念とも重なります。

異なる立場や背景をもつ人々の声に耳を傾け、対話を通して相互理解を深め、より平和で持続可能な社会の実現に参加する力を育てる実践です。

◯学びを学校と地域の次の行動へ

今回の対談で得た学びを一度限りの経験に終わらせず、学生たちは今後、校内での報告や発信、支援活動の振り返りなどを通して、多くの人と共有していきます。

本校はこれからも、国内外の学校、国際機関、大学、専門家、地域の皆様との協働を大切にしながら、世界で起きている課題を自分自身の問題として捉え、他者と対話し、よりよい社会に向けて行動できる若者の育成に取り組んでまいります。

清田明宏保健局長ならびにUNRWAの皆様に、貴重な学びの機会をいただきましたことを心より感謝申し上げます。

台湾と日本の学生たちが、学び、探究し、地域の方々と共に行動したESD事業の成果として、国連UNRWAの学校支援(14万円)を予定しています。

皆様のあたたかい心を繋がせていただきましたこと、あたたかい応援いただきました皆様に、心から感謝申し上げます。

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【日本のユネスコ加盟75周年記念事業】日本・台湾・ヨルダンをつなぐ国際協働ESD学習を実施

― 難民女性との対話とフェアトレードを通して、平和・文化・仕事・尊厳を考える ―

2026年8月19日、日本のユネスコ加盟75周年記念事業の一環として、日本・台湾・ヨルダンをオンラインでつなぐESD探究学習発表会・国際対談を実施しました。

要項:ユネスコアジア文化センターWEBサイト

本学習は、令和8年度文部科学省「日本型教育の海外展開(EDU-Portニッポン)応援プロジェクト」に採択された、学校法人市邨学園 名古屋経済大学ユネスコESD推進室による「対話と交流による、国際協働支援探究活動~心を育むESDモデル~」の一環として、名古屋経済大学市邨高等学校ユネスコ平和教育推進部、台湾の姉妹校である国立鳳山商工高校、パートナーシップ校の埼玉県立越谷北高校が実施したものです。

 

今回は、名古屋経済大学 国際交流センター ユネスコESD推進室 特任講師の松野 至先生がヨルダンを訪問し、現地からオンラインで日本・台湾の生徒・学生と、ヨルダンで活動するTribalogyのスタッフ、難民女性をつなぎました。

1.ヨルダン現地と学校を直接つなぐ学び

今回の学習では、教室から海外について学ぶだけではなく、実際にヨルダンを訪問した名古屋経済大学ユネスコESD推進室特任講師松野至先生が現地から中継しました。現地の人々と日本・台湾の生徒を直接つなぐことを今年度も大切にしました。

生徒・学生は、これまで難民問題、平和、フェアトレード、人権、文化などをテーマとして探究を重ねてきました。

その学びを踏まえ、日本・台湾から探究成果を発表するとともに、ヨルダン現地からTribalogyの活動や、難民女性によるものづくりについて学びました。

さらに、実際に製品づくりに携わる女性との対話を通して、生活、文化、仕事、将来への思いなどについて直接話を聞く機会を設けました。

2.フェアトレード商品を「買うこと」から社会とのつながりを考える

本事業では、難民女性が製作に関わるフェアトレード商品を実際に購入する取組も、学習の一部として位置づけています。

 

商品を購入することそのものを目的とするのではなく、

「誰がつくっているのか」
「どのような文化や技術が込められているのか」
「仕事が生活や尊厳とどのようにつながっているのか」
「私たちの消費行動が世界の人々とどのようにつながっているのか」

 

を考える教材として活用しています。

生徒・学生にとって、フェアトレードは教科書の中の概念ではありません。

実際の製品を手にし、その作り手とオンラインで対話することで、商品と人、仕事と生活、消費と社会とのつながりを具体的に考えることができます。

今回の学習でも、Tribalogyの活動や商品について紹介を受けた後、その製作に関わる難民女性との対話へと学びをつなげました。

3.「支援する・される」という関係を越える

本事業では、難民の方々を一方的に「支援を受ける人」として捉えないことを大切にしています。

一人ひとりが文化、経験、技能、意思を持ち、自ら仕事をし、社会に関わっている存在であること。

そして、私たちもまた、商品を購入したり、学んだり、対話したりすることを通して、その社会との関係の中にいることを理解することを目指しています。

フェアトレード商品を「かわいそうな人を助けるための商品」として見るのではなく、作り手の文化、技能、仕事への誇り、人間としての尊厳に触れるものとして学ぶことを重視しました。

4.探究・対話・行動をつなぐESD

今回の学習は、

調べる
→ 探究する
→ 発表する
→ 現地とつながる
→ 商品の背景を学ぶ
→ 作り手本人と対話する
→ 振り返る
→ 次の行動へつなげる

という学習プロセスで構成しています。

世界の課題について「知る」だけではなく、実際の人や社会とつながり、自分自身の生活や選択との関係を考えること。

そして、自分には何ができるのかを考え、行動につなげること。

こうした学びを通して、共感力、協働する力、主体性、他者を尊重する姿勢、社会に参画する意識を育むことを目指しています。

5.グローバル・シティズンシップを育む国際協働

今回、日本・台湾・ヨルダンという異なる地域をオンラインで結ぶことで、生徒・学生が国や文化の違いを越えて互いに学ぶ場をつくりました。

世界で起きている難民問題や紛争、貧困を「遠くの出来事」として見るのではなく、私たち自身の生活、消費、選択ともつながっている課題として考える。

そして、自分自身も国際社会を構成する一人であることに気づき、多様な人々とともに、よりよい社会をつくるために何ができるのかを考える。

こうした学びを通して、地球市民としての意識と社会参画への姿勢を育むことを目指しています。

6.ユネスコの理念を具体的な教育実践へ

ユネスコ憲章の前文には、「人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」という理念が示されています。

本校では、この理念を単に知識として学ぶのではなく、

探究すること
対話すること
異なる立場の人を尊重すること
国境を越えて協働すること
自分自身の生活を振り返ること
社会とのつながりを考え、行動すること

へとつなげることを大切にしています。

今回のヨルダンでの実践は、平和、人権、文化多様性、異文化理解、持続可能な社会、グローバル・シティズンシップといったユネスコ・ESDの理念を、具体的な学習活動として実践する取組となりました。

7.単発の国際交流ではなく、継続する学びへ

本事業では、一つ一つの海外交流や国際支援活動を単発のイベントとして終わらせるのではなく、継続的なESDとしてつなぐことを大切にしています。

カンボジアでの学校支援や平和・文化・歴史についての現地探究、日本と台湾の生徒による国際協働学習、難民問題についての事前探究、フェアトレード商品の購入と学習、そして今回のヨルダン現地からの対話。

それらを一つの学びの循環としてつなぎ、

現地から学ぶ
→ 学校で探究する
→ 国境を越えて共有する
→ 当事者と対話する
→ 自分の生活とのつながりを考える
→ 次の行動へつなげる

というESDモデルの構築を目指しています。

8.若者自身が平和で持続可能な社会をつくる主体へ

日本のユネスコ加盟75周年という節目に、本事業では、生徒・学生を単なる「参加者」とするのではなく、自ら問いを持ち、探究し、発表し、対話し、行動する主体として位置づけています。

平和で持続可能な社会をつくるのは、国際機関や行政、専門家だけではありません。

若者自身が社会の課題について学び、異なる文化や立場の人々と対話し、自分自身の生活や行動を見つめ直すことも、平和への大切な一歩です。

「国際問題を傍観しない」地球市民として、自分たちは何ができるのか。

これからも国内外の学校・大学、地域、国際機関、行政、NGO、企業、専門家等との協働を通して、ユネスコの理念を具体的な教育実践につなげる「心を育むESD」を継続していきます。

本学習の実施にあたり、ご協力いただきましたヨルダンの皆様、Tribalogyの皆様、日本・台湾の生徒・学生、学校・大学ならびに関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。

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【JICAヨルダン事務所を訪問】 ― 文部科学省EDU-PORT事業について報告・意見交換

名古屋経済大学 国際交流センター ユネスコESD推進室 特任講師、市邨高校 ユネスコ平和教育推進部 主任の松野至教諭が、ヨルダンの首都アンマンにある「JICAヨルダン事務所(JICA Jordan Office)」を昨年に続き訪問しました。

今回の訪問は、文部科学省「日本型教育の海外展開(EDU-PORTニッポン)」採択事業について、これまでの取組とヨルダンで実施する活動をご報告し、今後の事業展開に向けたご助言をいただくことを目的としたものです。

本事業では、ユネスコESDの理念を基盤に、日本の高校生・大学生と海外の学生、現地の方々をオンラインと現地交流でつなぎ、国際的な課題を「遠い世界の出来事」としてではなく、自分たち自身に関わる課題として考え、対話し、行動へとつなげる学びを進めています。

今回のヨルダン滞在では、その実践の一つとして、日本のユネスコ加盟75周年記念事業として実施するオンライン学習会を予定しています。2026年は、日本がユネスコに加盟して75周年にあたり、文部科学省・日本ユネスコ国内委員会でも、教育・科学・文化を通じた国際協力と平和への取組を広げる記念事業が展開されています。

ACCUユネスコアジア文化センターホームページ「市邨学園事業」はこちら

オンライン学習会では、日本や台湾などの学生とヨルダンをつなぎ、UNHCRのグローバルブランド「MADE51」のパートナーとして活動するTribalogyと協働する難民女性の作り手の方々との対談を行います。

MADE51は、UNHCRが展開する取組として、難民の方々が持つ伝統的な技術やものづくりの力を生かし、各地の社会的企業と連携しながら製品づくりや市場との接続を支えています。Tribalogyはヨルダンにおいて、シリアやイラクから避難してきた女性たちと協働し、刺繍などの技術を生かしたものづくりに取り組んでいます。

学生たちは、難民問題について資料や数字だけから学ぶのではなく、実際にヨルダンで生活し、働き、ものづくりに携わる女性たちの声に耳を傾けます。

「支援する側」と「支援される側」という一方向の関係ではなく、同じ社会を生きる人として対話し、互いの文化や経験、考え方から学び合うことを大切にしています。

今回のJICAヨルダン事務所での会議では、こうした本事業の趣旨やこれまでの実践についてご報告するとともに、ヨルダン社会の現状や、現地の方々と協働して教育活動を進めていく際に大切にすべき視点などについて、貴重なご助言をいただきました。

JICAはヨルダンにおいて、持続可能な経済成長への支援に加え、パレスチナ難民、シリア難民、女性、障害のある方々など、さまざまな立場の人々を取り巻く課題にも長年向き合いながら協力を続けています。

地域情勢が大きく変化する中にあっても、現地社会の声を大切にしながら、人材育成や社会の安定、そして人と人とのつながりを支えてこられたJICAヨルダン事務所の取組から、多くのことを学ばせていただきました。

また、JICAの研修等に参加したヨルダンの方々による「JICA Alumni Association in Jordan(JAAJ/ヨルダンJICA帰国研修員同窓会)」についてもご紹介いただき、訪問後にはJAAJが主催する着物ワークショップにも参加させていただきました。

日本での学びや経験が、帰国後も人と人をつなぎ、文化交流や人材育成へと広がっていく姿に直接触れることができたことも、今回の訪問における大切な学びとなりました。 報告ページはこちら

国際協力の現場から学び、その学びを教育へ還元し、さらに学生たちが世界の人々と直接対話する機会へとつないでいく。

今回JICAヨルダン事務所でいただいたご助言を大切にしながら、文部科学省EDU-PORT事業、そして日本のユネスコ加盟75周年記念事業を通して、互いの文化や背景を尊重し、世界の課題をともに考えるESD・平和教育を進めてまいります。

貴重なお時間をいただき、本事業について丁寧なご助言と意見交換の機会をいただきましたJICAヨルダン事務所の皆様に、心より敬意と感謝を申し上げます。

文部科学省のEDU-PORT事業、ユネスコ推進ESD事業として推進してまいります。

 

【メディア掲載】メ~テレ戦後81年特集で、本校の平和教育・国際協働の実践が紹介されました

2026年8月13日、メ~テレ(名古屋テレビ)の戦後81年の平和教育特集において、本校が継続して取り組む平和教育・国際支援活動が紹介されました。

今回の報道では、「戦争と平和を“自分ごと”として考える」ことを軸に、授業での学び、地域でのチャリティー活動、そしてカンボジアでの現地研修・学校支援へと、生徒たちの学びが段階的に実践へつながっていく様子を丁寧に取り上げていただきました。

名古屋経済大学ユネスコESD推進室、名古屋経済大学市邨高等学校ユネスコ平和教育推進部では、世界で起きている戦争、紛争、貧困、人権、難民などの課題について、知識として理解するだけではなく、生徒自身が「自分たちに何ができるのか」を問い、国内外の人々との対話や協働を通して、具体的な行動へとつなげる探究的な平和教育(ESD)を進めています。

この夏には、日本と台湾(姉妹校協定校)の大学生と高校生がカンボジアを訪問し、歴史的背景や社会課題について現地で学ぶとともに、これまで継続して交流・支援を行ってきた学校や地域を訪問しました。

また、日本国内の生徒ともオンラインでつなぎ、現地で得た気づきや問いを共有することで、教室と世界を結ぶ学びを実践しました。

こうした取り組みは、持続可能な社会の創り手を育むESD(持続可能な開発のための教育)の理念とも重なるものです。異なる歴史的・文化的背景をもつ人々と出会い、対話し、多様な立場を尊重しながら社会課題を捉えること。

そして、課題を傍観するのではなく、一人ひとりが社会の一員としてできる行動を考えることを大切にしています。

また、本校では国内外の学校、関係機関、専門家、地域の皆様との連携を通して、生徒の学びを学校内だけで完結させず、国際的な協働学習や社会参画へと発展させています。こうした学びの成果を広く社会へ発信することも、次の学びや対話を生み出す重要な教育活動の一つであると考えています。

今回の報道を通して、生徒たちがこれまで積み重ねてきた学びと行動、そして平和について考え続ける姿を多くの方々に届けていただきましたことに、心より感謝申し上げます。

◯番組から寄せられた言葉 ― 学びを、行動へ

今回の放送では、生徒たちが教室で平和について学ぶだけでなく、地域でのチャリティー活動、カンボジアでの現地学習・学校支援、そしてオンラインを活用した学びの共有へと、一つひとつ行動を積み重ねていく姿を紹介していただきました。

番組のスタジオでは、ゲストの小島よしおさんから、

「伝えるには熱が大事で、それが伝わってきた」

とのコメントをいただきました。

生徒たちが自ら問いをもち、学び、対話し、そして行動する。その思いや実践が、学校の外にも伝わったことは、生徒たちにとって大きな励みとなりました。

また、番組の中で松野至教諭は、平和を考える授業について、終戦の日を何気なく迎えるのではなく、過去の日本と現在の世界で起きていることを知ったうえで、平和について考えるきっかけにしてほしいとの思いを伝えています。

さらに、世界に目を向けることで、私たちが「当たり前」と感じている教育や日常が、決して世界共通の当たり前ではないことに気づくことができるとし、小さな学びを、小さな行動へとつなげてほしいとの願いを語りました。

本校が大切にしているのは、世界の課題について「知る」ことだけではありません。

知ることから、考えることへ。
考えることから、対話することへ。
そして、対話から行動へ。

国内外の人々との出会いや対話を通して、多様な文化や価値観を尊重し、世界の課題を自分自身とのつながりの中で捉え、「自分たちにできること」を考え、実践していくことを大切にしています。

今回の報道を、生徒たちのこれまでの学びの成果であると同時に、これからの学びと行動につながる新たな出発点として受け止めています。

取材・報道いただきましたメ~テレの皆様をはじめ、本校の教育活動を支えてくださっている地域の皆様、国内外の学校・関係機関・専門家の皆様に、心より感謝申し上げます。

今後も、UNESCOの理念とESD(持続可能な開発のための教育)の視点を大切にしながら、世界の課題を傍観するのではなく、対話と協働を通してよりよい社会の実現に参画する学びを、生徒たちとともに積み重ねてまいります。

今後も本校では、UNESCOの理念およびESDの視点を大切にしながら、世界の課題を自分ごととして捉え、他者との対話・協働を通して考え、行動することのできる生徒の育成を目指してまいります。

メ~テレ報道「【戦後81年】戦争と平和を“自分ごと”に 高校生がカンボジア支援で学ぶ 小さな行動の大切さ」

YouTubeでご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=E1_i_pCQb6c

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【カンボジア国際支援実践】JICAカンボジア事務所(プノンペン)を表敬訪問

― カンボジア国際支援実践の成果を報告し、感謝状を受領 ―

カンボジアで実施している国際支援実践・平和教育活動の一環として、JICAカンボジア事務所を表敬訪問しました。

今回の訪問では、市邨高校ユネスコ平和教育推進部と名古屋経済大学ユネスコESD推進室が連携して進めているカンボジアでの教育・国際支援活動について報告しました。

本事業では、生徒・学生がカンボジアの歴史や社会、教育について学ぶだけでなく、実際に現地を訪れ、人々との対話や学校との交流、支援活動を通して、国際協力について実践的に考えることを大切にしています。

JICAカンボジア事務所では、これまで継続して取り組んできたカンボジアでの学校支援や平和教育、国境を越えた生徒・学生の交流について報告するとともに、今後の事業の発展に向けた貴重なご助言をいただきました。

また、今回の訪問では、昨年度のカンボジアのコッコン州公立幼稚園支援活動に関する、カンボジア政府からの感謝状を受領しました。

この感謝状は、これまで活動に参加してきた生徒・学生をはじめ、カンボジアと日本の双方で本事業を支えてくださった多くの皆様との継続的な取り組みの積み重ねによるものです。

生徒・学生にとっても、自分たちが学び、考え、行動してきた取り組みが、国際協力の現場とつながっていることを実感する貴重な機会となりました。

本事業では、国際支援を一方向的な「支援する側」と「支援される側」の関係として捉えるのではなく、異なる文化や社会的背景を持つ人々と対話し、互いに学び合いながら課題について考えることを大切にしています。

今回いただいたご助言や学びを、今後のカンボジアでの活動だけでなく、市邨高校・名古屋経済大学における授業、探究活動、国際交流へと還元していきます。

市邨高校ユネスコ平和教育推進部と名古屋経済大学ユネスコESD推進室では、今後も国内外の学校、大学、国際協力機関、地域の皆様との連携を大切にしながら、生徒・学生が世界の課題を自分自身の問題として捉え、学び、対話し、行動へとつなげる平和・ESD教育を推進してまいります。

JICAカンボジア事務所の皆様、このたびは貴重なお時間をいただき、心より御礼申し上げます。

名古屋経済大学ユネスコESD推進室
名古屋経済大学市邨高等学校ユネスコ平和教育推進部

市邨学園ユネスコ活動が文部科学省公募事業に採択されました

― 大学と高校が連携して取り組む、国境を越えた平和・ESD教育 ―

名古屋経済大学ユネスコESD推進室と名古屋経済大学市邨高等学校ユネスコ平和教育推進部が連携して取り組む国際教育活動が、文部科学省の公募事業「EDU-Portニッポン」の事業として採択されました。

本事業では、高校と大学がそれぞれの教育活動をつなぎ、日本の生徒・学生だけでなく、台湾、カンボジア、ヨルダンなど海外の学校・教育機関・国際協力機関等とも連携しながら、平和、国際協力、人権、難民問題、貧困、文化理解など、世界が抱える課題について学び、対話し、実際の行動へとつなげる教育を進めています。

単に海外について「知る」ことを目的とするのではありません。現地の人々との対話、オンラインでの国際交流、海外でのフィールドワーク、学校支援や難民支援などの実践を通して、生徒・学生一人ひとりが世界の課題を自分自身に関わる問題として考え、「自分たちにも社会のためにできることがある」と実感できる学びを目指しています。

 ◯高校と大学が連携するESD・平和教育

名古屋経済大学では「ユネスコESD推進室」、市邨高校では「ユネスコ平和教育推進部」が中心となり、高校生・大学生・教職員が連携して事業を展開しています。

高校での授業や探究活動で生まれた問いを大学での学びや専門的な知見につなぎ、さらに海外の学校や国際機関、NGOなどとの交流を通して発展させます。また、大学生と高校生が同じ国際課題について学び、協働して活動することで、学校種を越えた学びの場をつくっています。

こうした「高校と大学の接続」も、本事業の大きな特色の一つです。

◯日本・台湾・カンボジア・ヨルダンをつなぐ学び

本事業では、日本国内だけで完結する学習ではなく、国境を越えた対話と協働を重視しています。

台湾の姉妹校の学校との継続的な交流、カンボジアにおける平和学習や学校支援、ヨルダンにおける難民問題についての学習や対話などを通して、生徒・学生が異なる歴史や文化、社会的背景を持つ人々と直接向き合います。

現地を訪問する生徒・学生だけでなく、日本にいる多くの生徒もオンライン中継や授業を通して参加します。現地と教室をICTでつなぐことで、限られた参加者だけの経験にせず、学校全体へ学びを広げていくことも大切にしています。

◯「学ぶ」探究活動から「行動する」へ

市邨高校と名古屋経済大学が大切にしているのは、国際問題を遠い世界の出来事として傍観するのではなく、学びを具体的な行動につなげることです。

生徒・学生たちは、難民支援やカンボジアの学校支援、チャリティ活動、国際交流、現地からのオンライン学習会など、さまざまな実践に取り組んでいます。

その過程で、

「なぜ、この問題が起きているのか」
「異なる立場の人は、どのように感じているのか」
「自分たちに何ができるのか」

を考え、対話し、行動します。

答えを一方的に教えるのではなく、生徒・学生自身が問いを持ち、調べ、現地の声を聞き、考え、行動することを通して、持続可能で平和な社会を築く担い手を育てることを目指しています。

 ◯UNESCOの理念を学校教育の実践へ

UNESCO(ユネスコ)は、教育、科学、文化を通して平和の構築を目指す国際機関です。

本校・本学では、その理念を学校教育の中で具体化し、異文化を尊重する力、他者と対話する力、世界の課題を自分事として捉える力、そして社会のために行動しようとする力を育むことを重視しています。

今回の文部科学省公募事業への採択を、これまでの活動の到達点ではなく、さらに教育実践を発展させる機会として捉えています。

今後も名古屋経済大学ユネスコESD推進室と市邨高校ユネスコ平和教育推進部が連携し、国内外の学校、大学、国際機関、NGO、地域の皆様と協働しながら、次世代を担う生徒・学生とともに、平和と持続可能な社会の実現につながる学びを進めてまいります。

本ページでは、文部科学省公募事業への採択を示す採択証明書をあわせて公開いたします。

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【日本のユネスコ加盟75周年記念イベント】

カンボジアの学校で遊具贈呈式と国際交流を実施します

名古屋経済大学市邨高等学校ユネスコ平和教育推進部では、日本のユネスコ加盟75周年記念イベントとして、2026年8月6日にカンボジアの学校を訪問し、遊具贈呈式と国際交流を実施します。

本事業は、文部科学省「EDU-PORTニッポン」応援プロジェクトの一環として、日本・台湾・カンボジアの生徒がともに学び、持続可能な社会の実現に向けて行動するESD(持続可能な開発のための教育)の実践です。

「支援する」から「ともに学ぶ」へ

本校では、チャリティー活動を通して集めた支援を、カンボジアの子どもたちへ届けています。

しかし、私たちの目的は、遊具を贈ることだけではありません。

現地の子どもたちと出会い、ともに遊び、ともに学び、それぞれの文化や生活、価値観を尊重しながら交流することを大切にしています。

支援する人、支援される人という関係ではなく、同じ地球に暮らす一人ひとりが、ともに未来を創る仲間として学び合うことを目指しています。

国境を越えて育む「地球市民性」

これまで本校では、日本と台湾の生徒が継続的に交流を重ね、カンボジアやパレスチナの学校支援について学び、その学びを行動へとつなげてきました。

チャリティー活動や国際交流は、誰かを助けるためだけの活動ではありません。

世界の課題を自分自身の課題として捉え、多様な文化や価値観をもつ人々と協働しながら課題解決を考える力を育むことが、本事業の大きな目的です。

今回の交流を通して、生徒たちは現地の子どもたちとの対話や体験から、新たな気づきや学びを得るとともに、互いを尊重し合う関係を築いていきます。

未来へつながる学び

ESDは、「持続可能な社会の創り手」を育成することを目指しています。

本校では、知識を学ぶだけでなく、その学びを社会への行動へとつなげることを重視しています。

今回の遊具贈呈式と学校交流は、教育を通じて国境を越えた信頼関係を育み、一人ひとりが平和で持続可能な未来の実現に向けて行動するきっかけとなることを願っています。

現地からの学びと交流の様子は、オンラインでも発信する予定です。

生徒たちが世界とつながり、ともに学び、ともに未来を創る姿を、ぜひご覧ください。

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フェアトレードを通して難民女性の仕事と尊厳について学びました

― ヨルダンの社会的企業「Tribalogy」とつながる国際支援・探究活動 ―

本校では、2026年6月から7月下旬にかけて、ヨルダンの社会的企業「Tribalogy(トライバロジー)」のフェアトレード活動について学び、難民女性が制作した商品を通して、仕事、文化、尊厳、国際支援の在り方を考える探究活動に取り組みました。

Tribalogyは、ヨルダンのザルカを拠点に、シリア、イラク、パレスチナなどにルーツを持つ難民や、受入地域の職人と協働する社会的企業です。難民女性たちは、故郷から受け継いだ刺しゅうなどの技術を生かしながら、バッグや小物などの商品を制作しています。

 Tribalogyの商品から、私たちの買い物と世界のつながりを考える

私たちは、ヨルダンで活動する社会的企業「Tribalogy(トライバロジー)」のフェアトレード活動について学びました。

Tribalogyでは、難民女性や地域の職人の方々が、刺しゅうなどの伝統的な技術を生かして商品を制作しています。私たちは、商品について調べる中で、手仕事が収入につながるだけでなく、文化を受け継ぐことや、自分らしく働くこと、尊厳を守ることにもつながっていると知りました。

最初は、商品を購入することが支援になると考えていました。しかし、学びを進める中で、買うことだけで終わってはいけないと感じました。

「誰が、どのような環境で作っているのか」
「商品に込められた思いや文化を、私たちは理解しているか」
「公正な取引とは、どのようなものか」
「自分たちの買い物は、社会にどのような影響を与えるのか」

私たちは、このような問いを持ちながら、フェアトレード、難民問題、働く権利、国際協力について考えてきました。

動画では、Tribalogyの活動や商品の背景、学習を通して私たちが気付いたことを、生徒自身の言葉で紹介しています。

フェアトレード商品を一つ購入するだけで、難民を取り巻くすべての問題が解決するわけではありません。紛争や避難、教育や仕事の機会の不足など、背景には複雑な課題があります。

それでも、商品を作った人のことを知り、その文化や技術を尊重し、自分の選択について考えることは、私たちにもできる行動の一つだと思います。

世界の問題を遠い出来事として終わらせず、日常の買い物や選択から、自分たちにできることを考えていきたいです。

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High School Students Explore Fair Trade and Refugee Women’s Work

What Tribalogy Taught Us About the Connection Between Our Choices and the World

We learned about the fair trade activities of Tribalogy, a social enterprise based in Jordan.

At Tribalogy, refugee women and local artisans create products using traditional skills such as embroidery. As we learned more about their work, we came to understand that handicrafts can provide not only income, but also opportunities to preserve culture, work with dignity, and maintain a sense of identity.

At first, we thought that purchasing the products itself was the main form of support. However, as our learning continued, we realized that support should not end with simply buying something.

Who made this product, and under what circumstances?
Do we understand the culture and meaning behind it?
What does fair trade truly mean?
How do our everyday choices affect people and society?

By asking these questions, we explored fair trade, refugee issues, the right to work, and international cooperation.

In this video, we introduce Tribalogy’s activities, the stories behind its products, and what we discovered through our inquiry-based learning.

Buying one fair trade product cannot solve every challenge faced by refugees. Conflict, displacement, limited access to education, and a lack of employment opportunities are complex issues that require continued learning and action.

Even so, learning about the people who make the products, respecting their skills and culture, and thinking carefully about our own choices are meaningful steps that we can take.

We do not want to see global issues as distant problems unrelated to us. Through our daily choices, including what we buy, we hope to continue thinking about how we can contribute to a fairer and more peaceful society.

Please watch our video and learn more about Tribalogy and the ideas behind its fair trade activities.

 

台湾姉妹校の生徒とユネスコ平和茶道文化体験を行いました

本校を訪問した台湾・高雄市の姉妹校、国立鳳山商工高等学校の生徒たちとともに、「ユネスコ平和茶道文化体験」を行いました。

今回の活動では、台湾の生徒たちが日本文化を体験するだけでなく、本校の生徒が茶道や浴衣について事前に学び、その背景にある文化や精神を自分たちの言葉で伝えました。生徒が学ぶ側と伝える側の双方を経験する、主体的な国際交流となりました。


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はじめに、参加した生徒たちは浴衣の着付けを学びました。本校の生徒は、着付けの手順を確認しながら、台湾の生徒一人ひとりを支援しました。相手の様子に配慮し、言葉や身ぶりを工夫して伝えることで、文化や言語の違いを越えた交流が生まれました。

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続く茶道体験では、本校の生徒がお茶の点て方やいただき方、礼の作法などを紹介しました。また、茶道における「おもてなし」の心や、一つ一つの所作に込められた相手への敬意についても伝えました。

さらに、裏千家の先代家元が、茶道を通じた国際交流や平和への願いを大切にしてきた歩みについて学びました。茶道は、伝統的な作法を学ぶだけではなく、人と人とが同じ場を共有し、互いを尊重しながら心を通わせる文化であることを考える機会となりました。

本校の生徒にとっては、日本文化について改めて学び、その意味を整理し、海外の生徒に伝える実践的な学習となりました。相手に分かりやすく伝えるためには、知識を覚えるだけでなく、文化的な背景や相手の立場を考えることが必要です。生徒たちは、説明の仕方や表現を工夫しながら交流を進めました。

台湾の生徒たちも、浴衣や茶道を体験し、本校生徒との対話を通して、日本の伝統文化に込められた価値観に触れました。双方が質問し、感想を伝え合うことで、一方向の文化紹介ではなく、互いに学び合う交流となりました。

今回の活動は、文部科学省が重視する主体的・対話的な学びや、学校での学びを社会や文化と結び付ける教育実践につながるものです。また、文化の多様性を尊重し、対話を通して相互理解を深めることは、ユネスコが大切にする平和の文化の形成にも通じます。

文化の違いを知ることは、違いを分け隔てるためではなく、互いを理解するための出発点となります。生徒たちは、茶道や浴衣を通して日本文化を伝えるとともに、相手を尊重し、共に時間を過ごすことの大切さを学びました。

今後も本校では、伝統文化の学習と国際交流を結び付け、生徒が学び、伝え、対話する活動を通して、平和で持続可能な社会を担う力を育んでまいります

名古屋経済大学市邨高等学校ユネスコ平和教育推進部

UNESCO Peace through Tea Ceremony: A Cultural Exchange with Our Sister School from Taiwan

Students from our sister school in Kaohsiung, Taiwan, National Fengshan Senior Commercial & Industrial Vocational School, took part in a UNESCO-themed cultural exchange focused on peace, tea ceremony, and traditional Japanese culture.

The purpose of this activity was not only for the Taiwanese students to experience Japanese culture, but also for our students to learn about tea ceremony and yukata in advance and then communicate the cultural background and values behind these traditions in their own words. By taking on the roles of both learners and presenters, the students participated actively in an international exchange based on mutual learning.

The programme began with a yukata dressing experience. Our students learned the basic procedures and then supported each visiting student with the dressing process. By paying close attention to their partners and using simple words, gestures, and demonstrations, the students were able to communicate across linguistic and cultural differences.

During the tea ceremony session, our students introduced how to prepare and receive tea, as well as the meaning of greetings, bows, and other forms of etiquette. They also explained the spirit of omotenashi, or thoughtful hospitality, and the respect for others expressed through each movement.

The students also learned about the efforts of a former Grand Master of the Urasenke tradition, who promoted international exchange and peace through tea culture. This provided an opportunity to consider tea ceremony not only as a set of traditional practices, but also as a culture in which people share the same space, show respect for one another, and build connections through dialogue.

For our students, this activity became an opportunity to rediscover Japanese culture, organise what they had learned, and communicate it to students from another country. They recognised that explaining culture requires more than memorising information; it also requires an understanding of cultural background and consideration for the perspectives of others.

The visiting students experienced both yukata dressing and tea ceremony while learning about the values embedded in Japanese traditional culture. Through questions, conversation, and the exchange of impressions, the activity developed into a process of mutual learning rather than a one-way cultural presentation.

This activity reflected the importance placed by Japan’s Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology on active, interactive, and meaningful learning, as well as connecting classroom learning with society and culture. It also corresponded with UNESCO’s emphasis on respect for cultural diversity, intercultural dialogue, and the development of a culture of peace.

Learning about cultural differences is not intended to create distance between people. Instead, it can provide a starting point for deeper mutual understanding. Through tea ceremony and yukata culture, the students learned the importance of respecting others, sharing time together, and building peaceful relationships across cultural boundaries.

Our school will continue to connect traditional cultural learning with international exchange and provide opportunities for students to learn, communicate, and engage in dialogue as participants in building a peaceful and sustainable society.