【カンボジア国際支援実践】JICAカンボジア事務所(プノンペン)を表敬訪問

― カンボジア国際支援実践の成果を報告し、感謝状を受領 ―

カンボジアで実施している国際支援実践・平和教育活動の一環として、JICAカンボジア事務所を表敬訪問しました。

今回の訪問では、市邨高校ユネスコ平和教育推進部と名古屋経済大学ユネスコESD推進室が連携して進めているカンボジアでの教育・国際支援活動について報告しました。

本事業では、生徒・学生がカンボジアの歴史や社会、教育について学ぶだけでなく、実際に現地を訪れ、人々との対話や学校との交流、支援活動を通して、国際協力について実践的に考えることを大切にしています。

JICAカンボジア事務所では、これまで継続して取り組んできたカンボジアでの学校支援や平和教育、国境を越えた生徒・学生の交流について報告するとともに、今後の事業の発展に向けた貴重なご助言をいただきました。

また、今回の訪問では、昨年度のカンボジアのコッコン州公立幼稚園支援活動に関する、カンボジア政府からの感謝状を受領しました。

この感謝状は、これまで活動に参加してきた生徒・学生をはじめ、カンボジアと日本の双方で本事業を支えてくださった多くの皆様との継続的な取り組みの積み重ねによるものです。

生徒・学生にとっても、自分たちが学び、考え、行動してきた取り組みが、国際協力の現場とつながっていることを実感する貴重な機会となりました。

本事業では、国際支援を一方向的な「支援する側」と「支援される側」の関係として捉えるのではなく、異なる文化や社会的背景を持つ人々と対話し、互いに学び合いながら課題について考えることを大切にしています。

今回いただいたご助言や学びを、今後のカンボジアでの活動だけでなく、市邨高校・名古屋経済大学における授業、探究活動、国際交流へと還元していきます。

市邨高校ユネスコ平和教育推進部と名古屋経済大学ユネスコESD推進室では、今後も国内外の学校、大学、国際協力機関、地域の皆様との連携を大切にしながら、生徒・学生が世界の課題を自分自身の問題として捉え、学び、対話し、行動へとつなげる平和・ESD教育を推進してまいります。

JICAカンボジア事務所の皆様、このたびは貴重なお時間をいただき、心より御礼申し上げます。

名古屋経済大学ユネスコESD推進室
名古屋経済大学市邨高等学校ユネスコ平和教育推進部

【カンボジア国際支援実践】在カンボジア日本国大使館を表敬訪問

― カンボジア国際支援実践の取り組みを報告 ―

カンボジアで実施している「カンボジア国際支援実践」の一環として、在カンボジア日本国大使館を表敬訪問しました。※ユネスコ日本ESD賞国内選考事業・文部科学省EDU-PORT応援プロジェクト(令和5年〜令和6年、令和7年、令和8年〜令和9年)採択・日本のユネスコ加盟75周年記念事業(YouTube配信)

今回の訪問では、市邨高校ユネスコ平和教育推進部と名古屋経済大学ユネスコESD推進室が連携して進めている国際教育活動について報告するとともに、カンボジアにおける学校支援、平和学習、現地の子どもたちとの交流、国境を越えた協働学習などについてご説明しました。

本事業では、文部科学省EDUーPORT応援プロジェクトに採択され、今年は、日本のユネスコ加盟75周年記念事業も実施します。

これまでのユネスコESD研修と同様に、単に海外を訪問することを目的とするのではなく、年間を通してユネスコ探究活動に取り組み、平和な世界を目指して、生徒・学生が現地の歴史や社会、文化について事前に学び、実際に現地を訪れ、人々との対話や交流を通して理解を深めることを大切にしています。

また、これまで継続して取り組んできたカンボジアの学校への支援についても報告しました。支援を一方的な「援助」として捉えるのではなく、現地の人々と学び合い、互いの文化や考え方を尊重しながら、持続可能な関係を築いていくことを目指しています。

大使館では、本事業のこれまでの歩みや、生徒・学生が探究学習を通して国際課題について考え、実際の行動へとつなげていることについてお伝えしました。

生徒・学生にとって、日本とカンボジアの関係や国際協力の現場について考える貴重な機会となりました。

今回の表敬訪問でいただいた学びを、今後のカンボジアでの活動や学校での授業、探究活動、国際交流へとつなげていきます。

市邨高校ユネスコ平和教育推進部と名古屋経済大学ユネスコESD推進室では、今後も国内外のさまざまな機関や学校と連携しながら、生徒・学生が世界の課題を自分自身の問題として捉え、対話し、考え、行動する平和・ESD教育を進めてまいります。

インスタグラム報告はこちら

エネルギーを考えるー碧南火力・青山高原風力発電所 見学会

エネルギーについて考える夏の探究活動 2026-08-04 

高校生を対象にした夏の探究活動として、碧南火力発電所と新青山風力発電所を見学しました。

碧南火力発電所は愛知県碧南市に位置しており、株式会社JERAが所有する発電所の一つです。JERAは東京電力と中部電力の火力発電部門と燃料調達部門を統括して生まれた新しい電力会社です。

JERA火力発電所の1号機の建屋(5号機まであります)
併設されているJERAパーク内のJERAミュージアムで講義を受けます
JERAでは2050ゼロエミッションに取り組んでいます。

JERAでは2050年までに火力発電所から排出される二酸化炭素量を実質0(ゼロ)にするミッションに挑戦しています。碧南火力発電所では燃料として用いられている石炭の量を減らす取り組みとして、石炭に代わる燃料としてアンモニア(NH3)を使う研究を続けています。アンモニアには炭素(C)を含まないため燃焼後に二酸化炭素の放出を抑えることができます。

研究段階で用いられたアンモニア貯蔵タンク

新青山風力発電所は三重県津市に本社があり、標高700~800メートルに広がる青山高原に40基の風力発電用の風車が運転されています。

標高700~800mの青山高原に立つ40基の風車

風車の高さは105mあり、ブレードと呼ばれる羽根の長さは40メートルもあります。その根元の接続部も約1メートルでとても巨大です。

風力発電に用いるエネルギーは風力という自然エネルギーです。化石エネルギーを用いないため地球温暖化物質(CO2)をほとんど排出しないためクリーンエネルギーとして期待されています。青山高原は若狭湾から琵琶湖を経て伊勢湾へ抜ける風の通り道でもあり、一般家庭44,000世帯の一年分の電力を賄うことができます。

若狭湾からの風の通り道について説明を受けています
40基の風車を一望できる小高い丘に登ります
風に向かって飛んでみました

参加した生徒からは、「これからも電気を使うことはなくならないと思う。省エネに心がけたい。また、発電によって生じる地球温暖化原因物質(CO2など)の削減に取り組む研究についてもっと知りたくなりました。」との声を聞きました。

参加生徒17名・引率教員4名

中部原子力懇談会、株式会社JERA、株式会社青山高原ウインドファームのみなさん、快く見学させていただきありがとうございました。

アップデートする国語  市邨発・生徒主体で切り拓く授業 【夏休み 研修編】

7月28日、本校国語科では、杉本紀子先生(筑波大学附属坂戸高等学校)を講師にお迎えし、「概念から構築する単元と国語科の役割」をテーマとした研修会を実施しました。

今回の研修では、国際バカロレア(IB)の教育実践を手がかりに、「概念(Big Idea)」を軸とした単元設計について学びました。杉本先生からは、IBにおける学習が「探究・行動・振り返り」の循環によって深められていくことや、学習内容を知識の習得だけでなく、より普遍的な概念の理解へとつなげることの重要性についてお話しいただきました。

研修後半では、本校の教育理念やI-BASを踏まえながら、「市邨の国語科ではどのような概念を大切にしていくべきか」をテーマにグループワークを実施しました。参加者はこれまでの授業実践を振り返りながら意見を出し合い、「コミュニケーション」「自己表現」「個性」「ものの見方」「言語観」「アイデンティティ」などのキーワードを整理し、本校独自の国語教育の方向性について活発な議論を行いました。

付箋や模造紙を活用した協働的な活動を通して、教員一人ひとりが国語科の学びの本質を見つめ直すとともに、生徒の主体的な学びを支えるカリキュラムづくりについて考える貴重な機会となりました。

今後も国語科では、生徒が言葉を通して自ら考え、多様な価値観と向き合いながら豊かな表現力を育むことができるよう、授業改善と研修を継続してまいります。

私立学校展に出展します

8月19日(水)・20日(木)バンテリンドームナゴヤ(ナゴヤドーム)にて令和8年度 私立学校展が開催されます。毎年行われる私立学校展は、愛知県内の私立中学校および高等学校が一堂に集まる進学相談イベントです。各校の特色や教育内容、入試情報を比較でき、学校担当者との個別相談や資料収集ができます。

・学校ごとの個別相談ブース
・学校紹介や教育方針の説明
・パンフレットの配布
・制服展示コーナー
・生徒によるステージ発表
・私学の学費補助制度に関する情報提供

といった内容で、私立への進学を検討している受験生・保護者の皆さんを対象に、1年のうちで最も大規模に行われる進学イベントとなっています。

イベントの詳細はコチラ(クリックで表示)

本校、市邨中学校・市邨高等学校も出展します!ぜひお越しください!

【日本のユネスコ加盟75周年記念イベント】

カンボジアの学校で遊具贈呈式と国際交流を実施します

名古屋経済大学市邨高等学校ユネスコ平和教育推進部では、日本のユネスコ加盟75周年記念イベントとして、2026年8月6日にカンボジアの学校を訪問し、遊具贈呈式と国際交流を実施します。

本事業は、文部科学省「EDU-PORTニッポン」応援プロジェクトの一環として、日本・台湾・カンボジアの生徒がともに学び、持続可能な社会の実現に向けて行動するESD(持続可能な開発のための教育)の実践です。

「支援する」から「ともに学ぶ」へ

本校では、チャリティー活動を通して集めた支援を、カンボジアの子どもたちへ届けています。

しかし、私たちの目的は、遊具を贈ることだけではありません。

現地の子どもたちと出会い、ともに遊び、ともに学び、それぞれの文化や生活、価値観を尊重しながら交流することを大切にしています。

支援する人、支援される人という関係ではなく、同じ地球に暮らす一人ひとりが、ともに未来を創る仲間として学び合うことを目指しています。

国境を越えて育む「地球市民性」

これまで本校では、日本と台湾の生徒が継続的に交流を重ね、カンボジアやパレスチナの学校支援について学び、その学びを行動へとつなげてきました。

チャリティー活動や国際交流は、誰かを助けるためだけの活動ではありません。

世界の課題を自分自身の課題として捉え、多様な文化や価値観をもつ人々と協働しながら課題解決を考える力を育むことが、本事業の大きな目的です。

今回の交流を通して、生徒たちは現地の子どもたちとの対話や体験から、新たな気づきや学びを得るとともに、互いを尊重し合う関係を築いていきます。

未来へつながる学び

ESDは、「持続可能な社会の創り手」を育成することを目指しています。

本校では、知識を学ぶだけでなく、その学びを社会への行動へとつなげることを重視しています。

今回の遊具贈呈式と学校交流は、教育を通じて国境を越えた信頼関係を育み、一人ひとりが平和で持続可能な未来の実現に向けて行動するきっかけとなることを願っています。

現地からの学びと交流の様子は、オンラインでも発信する予定です。

生徒たちが世界とつながり、ともに学び、ともに未来を創る姿を、ぜひご覧ください。

インスタグラムの動画紹介はこちら

【日本のユネスコ加盟75周年記念イベント】第2回カンボジア・トゥールスレン虐殺博物館から学ぶ平和教育を開催します

名古屋経済大学市邨高等学校ユネスコ平和教育推進部では、日本のユネスコ加盟75周年記念イベントとして、2026年8月2日、カンボジアのトゥールスレン虐殺博物館からオンライン平和学習会を開催します。

本学習会は、文部科学省「EDU-PORTニッポン」応援プロジェクトの一環として実施し、日本・台湾・カンボジアをオンラインでつなぎ、現地から歴史の事実を共有しながら、平和について対話し、探究する機会とします。

「過去を知る」から「未来を創る」学びへ

トゥールスレン虐殺博物館は、カンボジアの歴史を学ぶ上で極めて重要な場所です。

本校では、歴史を単なる知識として学ぶだけではなく、「なぜこのような出来事が起こったのか」「同じ悲劇を繰り返さないために、私たちには何ができるのか」という問いを、生徒一人ひとりが自分自身の課題として考えることを大切にしています。

現地を訪れ、実際の資料や空間から学ぶことは、教室だけでは得ることのできない気づきを生み出します。歴史の事実と向き合い、多様な立場に耳を傾け、対話を重ねることは、より公正で平和な社会の実現に向けた資質・能力を育む重要な学びです。

国際協働によるESDの実践

本校では、これまで日本と台湾の生徒が継続的に交流を重ねながら、カンボジアやパレスチナの学校支援について学び、ともに考え、行動してきました。

今回の学習会では、現地からの中継を通して、歴史的事実を共有するとともに、それぞれの学びや考えを交流し、国境を越えて平和について対話します。

このような学びは、ESD(持続可能な開発のための教育)が目指す「持続可能で平和な社会の創り手」の育成につながる実践であり、世界の課題を自分事として捉え、多様な人々と協働しながら課題解決に取り組む姿勢を育むことを目指しています。

現地から、未来へつながる学びを発信

本学習会は、カンボジア・トゥールスレン虐殺博物館からオンラインで配信します。

歴史を忘れないためではなく、歴史から学び、未来の平和を築くために。

現地だからこそ伝えられる事実を共有し、一人ひとりが平和について考え、行動するきっかけとなる学習会を目指します。

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

インスタグラムの紹介はこちら

 

 

令和8年度 教員向け研修会のお知らせ

昨年度に引き続き、教員向け研修会を行います。小・中・高の先生方や塾の先生など教育関係者の皆さま、教育関連企業の皆さまを対象に、教科・学校マネジメント・AI活用など、さまざまな視点から5つの講座をご用意いたしました。各分野の第一線で活躍する特別ゲスト講師の先生方もお招きします。

講座名(各講座名をクリックすると詳細がご覧いただけます)

講座番号①『Apple認定教員とスペシャルゲストが語る、生成Ai時代における学校教育の役割とは?』

講座番号②『学校を、変えていく力~カリキュラムデザイン×探究の視点から~』

講座番号③『GDM教授法~ハーバード大で開発された英語脳を育てるアプローチ~』

講座番号④『平和教育と国際支援~ユネスコスクール活動で育むグローバルマインド~』

講座番号⑤『なぜ今、放射線について学ぶべきなのか~授業実践と実験ワークショップ~』

要項全体を表示する(pdf)

参加申し込みはコチラから!(←クリックで申込フォームへ)

参加費:無料

 

軽音楽部 中部大会で優秀賞・楽曲賞を受賞!

7月28日(火)、稲沢市・名古屋文理大学文化フォーラムで開催された令和8年度 第14回高等学校軽音楽コンテスト中部大会に、本校軽音楽部から出場した2バンドが見事な活躍を見せました。

応援に駆けつけてくれたOB・OGたち
顧問の先生から激励

オリジナル曲で挑んだバンド「音旅鳥(わたりどり)」が、楽曲「伝えたいこと」優秀賞楽曲賞をダブルで受賞。また、同じくオリジナル曲「ごめんね」を披露したバンド「つばき」優秀賞を受賞しました。

高校2年生のバンド「音旅鳥」
ボーカル・キーボードの小林くん
堅実なリズム隊
渾身のギターソロ
華を添えるキーボード
演奏後、審査員の講評を聞くメンバーたち

今回の大会には中部地区から多くの実力校が集結。本校から出場した両バンドは、日頃の練習の成果を存分に発揮し、それぞれが自ら作詞・作曲したオリジナル曲を演奏しました。

「つばき」がステージに登場
エモーショナルなダブルボーカル
パーカッションがリズムを支える
歌を中心に据えたアンサンブル
市邨サウンドを響かせます

「音旅鳥」の『伝えたいこと』は、まっすぐなメッセージ性と完成度の高い楽曲構成が高く評価され、優秀賞に加えて楽曲賞も受賞。楽曲そのものの魅力が審査員の心をつかみました。一方、「つばき」の『ごめんね』も、等身大の感情を繊細に表現した演奏で会場を魅了し、見事優秀賞を獲得しました。

「つばき」のメンバーたち

演奏が始まると、会場は一気に市邨サウンドに包まれました。メンバーたちは緊張感のある大舞台の中でも堂々とパフォーマンスを披露し、観客や審査員に強い印象を残しました。

表彰式の様子
賞状とトロフィーが授与されます

日々の積み重ねを大切にしながら音楽と向き合ってきた部員たち。その努力が今回の素晴らしい結果につながりました。当日応援に駆けつけてくださったメンバーの保護者の皆さまをはじめ、先生方、卒業生の皆さん、ありがとうございました!これからもいちむら軽音楽部は、オリジナル曲を通して「市邨サウンド」を追求し続けます。今後のさらなる活躍にご期待ください!

受賞の喜びを分かち合う
応援ありがとうございました!

地域から世界へ、学びを行動へ 〜9年目となる地域と連携したカンボジア学校支援・パレスチナ学校支援〜

地域から世界へ、学びを行動へ

仲田銀座商店街夏祭りでカンボジア・パレスチナ学校支援チャリティーを実施

名古屋経済大学市邨高等学校の生徒たちは、仲田銀座商店街の皆様から温かいご支援をいただき、夏祭りにおいて、カンボジアとパレスチナの学校支援を目的としたチャリティー綿菓子を実施しました。

市邨高校では、ユネスコスクールとして、平和、人権、国際理解、文化の多様性、持続可能な社会づくりを大切にした教育活動を推進しています。

ユネスコ平和教育推進部を中心に、生徒たちは世界で起きている課題を知識として学ぶだけでなく、現地の人々や国内外の学校、国際協力に携わる方々との対話を通して課題の背景を考え、自分たちにできる行動へと学びをつなげています。

今回のチャリティー活動も、募金を集めることだけを目的としたものではありません。

生徒たちは、カンボジアやパレスチナの歴史、紛争、貧困、教育環境について学び、地域の皆様に活動の目的を自分たちの言葉で伝えました。綿菓子作りや来場者との交流、仲間との協働を通して、社会の一員として責任をもって行動することの意味を学びました。

地域での小さな行動が、国境を越え、世界の子どもたちの学びと未来につながることを実感する、貴重なESDの実践となりました。

市邨高校 ユネスコインスタグラムリンク先
https://www.instagram.com/reel/DbQiCOOzA9R/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==

◯ 9年目を迎えたカンボジアの子どもたちへの支援

市邨高校によるカンボジアの子どもたちへの支援活動は、今年で9年目を迎えます。

これまで、生徒たちは現地の教育環境や生活課題について学びながら、文房具や子ども服の寄贈、遊具や手洗い設備の整備支援、チャリティー活動、現地と日本をつなぐオンライン学習会などに継続して取り組んできました。

こうした活動で大切にしているのは、現地の人々を一方的な「支援の対象」として捉えないことです。

現地の文化や暮らし、願い、地域の力を尊重し、互いに学び合う姿勢を大切にしています。生徒たちは、支援する側・される側という固定的な関係を越え、共に持続可能な未来をつくる仲間として、対話と協働を重ねています。

本校の継続的な活動は、文部科学省「ユネスコスクール公式ウェブサイト」でも紹介されています。

▶ [名古屋経済大学市邨高等学校のユネスコスクール活動]
(https://www.unesco-school.mext.go.jp/schools/list/nagoya-university-of-economics-ichimura-senior-high-school/)

◯昨年度のチャリティーを、カンボジアの子どもたちへ

昨年度、生徒・学生が地域行事や学校行事を通して取り組んだチャリティー活動は、2026年8月6日にカンボジアの公立学校で実施する遊具贈呈式へとつながります。

当日は、日本と台湾の高校生・大学生が現地を訪問し、これまで探究してきたカンボジアの教育環境、貧困、地域の暮らし、国際協力について発表します。

その後、子どもたちが安全に体を動かし、友達と遊び、心身の成長につなげることのできる遊具を贈呈します。

遊具を届けることだけでなく、現地の子どもたちや地域の皆様と交流し、それぞれの文化や暮らしを学び合うことを大切にします。

▶ [8月6日 カンボジア公立学校への遊具贈呈式・探究学習発表会](https://www.unesco-school.mext.go.jp/?action=bbs_view_main_post&bbs_id=17&block_id=658&nc_session=c1f2p5ub6ub9ickg8qoubm12e6&page_id=0&post_id=45)

◯歴史の記憶から平和を探究する

2026年8月2日には、日本のユネスコ加盟75周年記念事業として、カンボジア・プノンペンにあるトゥールスレン虐殺資料館と日本をオンラインでつなぐ探究学習会を開催します。

日本と台湾の高校生・大学生が、クメール・ルージュ政権下で起きた人権侵害や虐殺の歴史について事前に学び、現地からの中継や対話を通して、歴史の記憶を継承する意味を考えます。

過去の悲劇を知ることだけで終わらせず、差別や暴力を生み出す社会の構造、人間の尊厳、平和を守るための責任について考え、現在と未来の行動へつなげます。

これは、平和を単に願うだけではなく、歴史的事実に向き合い、多様な立場から考え、より公正な社会をつくるために行動する力を育む平和教育です。

▶ [8月2日 第2回カンボジア世界遺産からの探究学習会](https://www.unesco-school.mext.go.jp/information/info-list/)

◯難民女性との対話から、公正な社会を考える

2026年8月19日には、日本・台湾・ヨルダンをオンラインでつなぐESD探究学習発表会・国際対談を開催します。

日本と台湾の高校生・大学生が、難民問題、フェアトレード、女性の就労と自立、国際支援について学んだ成果を発表します。さらに、ヨルダンで難民女性の生活や仕事に関わる活動に取り組む方々と対話します。

この学習会では、難民女性を「かわいそうな人」や一方的な支援の対象として捉えるのではなく、一人ひとりが経験、能力、尊厳、希望をもつ存在であることに向き合います。

また、私たちが商品を購入するという日常の選択が、生産者の仕事、生活、人権、社会の公正さとどのようにつながっているのかを考えます。

生徒たちは、対話を通して自分たちが無意識に抱いていた見方や前提を問い直し、多様な立場を尊重しながら、公正で持続可能な社会に向けて自分たちにできる行動を探究します。

▶ [8月19日 日本・台湾・ヨルダンをつなぐESD探究学習発表会・国際対談](https://www.unesco-school.mext.go.jp/event/%E3%80%90%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%83%A6%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%82%B3%E5%8A%A0%E7%9B%9F75%E5%91%A8%E5%B9%B4%E8%A8%98%E5%BF%B5%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E3%80%91%EF%BC%98%E6%9C%88%EF%BC%91%EF%BC%99%E6%97%A5/)

◯「知る」から「行動する」へ

今回の活動は、地域で行うチャリティー、授業や探究学習、海外の学校との協働、現地訪問、オンライン対話、学習成果の発信を一つにつなぐ教育実践です。

生徒たちは、次の学習の循環を経験します。

世界の課題を知る。
背景や原因を多面的に考える。
現地の人々や仲間と対話する。
自分たちにできる行動を選択する。
社会に向けて発信する。
活動を振り返り、次の学びへつなげる。

この循環を通して、生徒たちは知識や技能だけでなく、他者への共感、多様性を尊重する態度、批判的に考える力、仲間と協働する力、責任ある意思決定、社会に参画する力を育んでいます。

市邨高校が目指すのは、国際問題を遠くから眺める人ではなく、世界の課題と自分とのつながりを考え、他者と協働しながら、よりよい社会に向けて行動できる人を育てることです。

地域に根差しながら世界とつながり、世界で得た学びを再び地域へ還元する。

市邨学園はこれからも、名古屋経済大学ユネスコESD推進室と連携し、ユネスコの理念とESDの考え方を教育活動の中で具体化し、平和で公正かつ持続可能な社会の創り手を育む教育を推進してまいります。

生徒たちの学びと行動を温かく支えてくださった仲田銀座商店街の皆様、チャリティーにご協力いただいた地域の皆様に、心より御礼申し上げます。

From the Local Community to the World: Turning Learning into Action

Charity Event Held at the Nakata Ginza Shopping Street Summer Festival in Support of Schools in Cambodia and Palestine

Students of Nagoya University of Economics Ichimura Senior High School took part in a charity cotton candy activity at the Nakata Ginza Shopping Street Summer Festival, with the warm support of the local shopping street community. The activity was organized to support schools in Cambodia and Palestine.

As a UNESCO Associated School, Ichimura Senior High School promotes educational activities that value peace, human rights, international understanding, cultural diversity, and the creation of a sustainable society.

Through the school’s UNESCO Peace Education Promotion Department, students do not merely study global issues as academic knowledge. They engage in dialogue with people in affected communities, schools in Japan and abroad, and individuals involved in international cooperation. Through these encounters, they examine the background of global challenges and connect their learning with concrete action.

This charity activity was therefore not simply intended to raise funds.

Students studied the history, conflicts, poverty, and educational conditions of Cambodia and Palestine, and explained the purpose of the initiative to visitors in their own words. By making cotton candy, interacting with members of the local community, and cooperating with their peers, they learned what it means to act responsibly as members of society.

The experience became a meaningful practice of Education for Sustainable Development, enabling students to recognize that actions taken within their local community can cross national borders and contribute to the learning and future of children around the world.

◯Nine Years of Support for Children in Cambodia

Ichimura Senior High School’s support for children in Cambodia has now entered its ninth year.

Students have continuously studied local educational and living conditions while engaging in the donation of stationery and children’s clothing, support for playground and handwashing facilities, charity activities, online learning programs connecting Cambodia and Japan, and exchanges with local communities.

A fundamental principle of these activities is that people in Cambodia are not regarded simply as passive recipients of assistance.

Students are encouraged to respect local culture, ways of life, aspirations, and the strengths of the community. Rather than maintaining a fixed relationship between those who provide support and those who receive it, the school seeks to develop dialogue and collaboration among partners working together toward a sustainable future.

The school’s continuing initiatives are also introduced on the official UNESCO Associated Schools website of Japan’s Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology.

▶ [UNESCO Associated School Activities of Nagoya University of Economics Ichimura Senior High School]

(https://www.unesco-school.mext.go.jp/schools/list/nagoya-university-of-economics-ichimura-senior-high-school/)

◯Connecting Last Year’s Charity Activities with Children in Cambodia

The charity activities conducted by students and university participants during the previous academic year will lead to a playground equipment presentation ceremony at a public school in Cambodia on August 6, 2026.

High school and university students from Japan and Taiwan will visit the community and present the results of their inquiry-based studies on education, poverty, local life, and international cooperation in Cambodia.

They will then present playground equipment that will allow children to exercise safely, play together, and support their physical and emotional development.

The purpose of the visit is not only to deliver equipment. Students will also interact with local children and community members, learn about their culture and daily lives, and develop mutual understanding.

▶ [August 6: Playground Equipment Presentation Ceremony and Inquiry-Based Learning Program in Cambodia]

(https://www.unesco-school.mext.go.jp/?action=bbs_view_main_post&bbs_id=17&block_id=658&nc_session=c1f2p5ub6ub9ickg8qoubm12e6&page_id=0&post_id=45)

◯Exploring Peace through Historical Memory

On August 2, 2026, an inquiry-based learning program connecting Japan with the Tuol Sleng Genocide Museum in Phnom Penh, Cambodia, will be held as part of the commemorative program marking the 75th anniversary of Japan’s membership in UNESCO.

High school and university students from Japan and Taiwan will study the human rights violations and mass atrocities committed under the Khmer Rouge regime. Through a live connection from the museum and dialogue with participants, they will consider the significance of preserving and passing on historical memory.

The purpose is not simply to learn about tragedies of the past. Students will examine the social structures that can give rise to discrimination and violence, reflect on human dignity and responsibility for peace, and connect historical learning with actions in the present and future.

This represents a form of peace education that moves beyond merely wishing for peace. It encourages students to face historical facts, examine issues from multiple perspectives, and develop the capacity to act toward a more just society.

▶ [August 2: Inquiry-Based Learning Program from a Cambodian World Heritage Site]
(https://www.unesco-school.mext.go.jp/information/info-list/)

◯ Considering a Just Society through Dialogue with Refugee Women

On August 19, 2026, an ESD inquiry presentation and international dialogue will connect participants in Japan, Taiwan, and Jordan.

High school and university students from Japan and Taiwan will present what they have learned about refugee issues, fair trade, women’s employment and economic independence, and international assistance. They will also engage in dialogue with people in Jordan who work closely with refugee women and support their livelihoods and employment.

The learning program will not portray refugee women merely as people to be pitied or as passive recipients of aid. Instead, students will encounter them as individuals with their own experiences, abilities, dignity, hopes, and aspirations.

Students will also consider how everyday consumer choices are connected to producers’ work, living conditions, human rights, and social justice.

Through dialogue, they will examine and reconsider their own assumptions, respect diverse perspectives, and explore actions they can take toward a more just and sustainable society.

▶ [August 19: ESD Inquiry Presentation and International Dialogue Connecting Japan, Taiwan, and Jordan]

(https://www.unesco-school.mext.go.jp/event/%E3%80%90%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%83%A6%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%82%B3%E5%8A%A0%E7%9B%9F75%E5%91%A8%E5%B9%B4%E8%A8%98%E5%BF%B5%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E3%80%91%EF%BC%98%E6%9C%88%EF%BC%91%EF%BC%99%E6%97%A5/)

◯From Knowing to Taking Action

This initiative connects community-based charity activities, classroom learning, inquiry-based learning, international school collaboration, visits to local communities overseas, online dialogue, and the public sharing of learning outcomes.

Through these activities, students experience the following learning cycle:

They learn about global challenges.
They examine their causes and backgrounds from multiple perspectives.
They engage in dialogue with local communities and fellow students.
They choose actions they can take.
They communicate their learning to society.
They reflect on their experiences and connect them with further learning.

Through this process, students have opportunities to develop not only knowledge and skills, but also empathy, respect for diversity, critical thinking, collaboration, responsible decision-making, and participation in society.

Ichimura Senior High School aims to nurture students who do not simply observe international challenges from a distance, but who recognize their own connection to those challenges and work with others toward a better society.

Rooted in the local community while connected with the wider world, the school brings global learning back into the community.

Ichimura Senior High School will continue to embody the principles of UNESCO and ESD through its educational activities and nurture learners who contribute to the creation of a peaceful, just, and sustainable society.

We extend our sincere appreciation to the Nakata Ginza Shopping Street community and to all those who supported the students’ learning and charity activities.