第二回 高校入学前学習会

2月21日(土)、高校では二回目の推薦・特色入試合格者対象の入学前学習会が行われました。

前回と同様、国語・数学・英語の3教科で授業が行われ、前回からの課題の回収・返却や今後の学習に向けての案内がありました。また、前回以上に多くの在校生ボランティアが参加し、新入生のペア・グループ活動をサポートしていました。

新入生たちも2回目ということでお互い打ち解け合い、在校生とともに活発にコミュニケーションを取りながら協働学習を行っている姿が印象的でした。このような光景がまさに市邨の『文化』であると言えるでしょう。

入学予定者の皆さん、二度にわたる学習会お疲れさまでした。次に市邨に登校するのは、3月11日(水)『合格者のための出校日』です。保護者同伴でお願いします。

令和7年度 防災Day

2月20日(金)、中高では【防災Day】として午後、防災帰宅訓練が行われました。全校生徒を自宅地区ごとに細かくグループに分け、それぞれのポイントまで徒歩で帰宅する「訓練」をしました。

災害時に交通インフラの遮断などで帰宅が困難になった際、場合によっては徒歩で自宅方面あるいは避難場所まで向かわねばなりません。それと同時に、同じ地区から通っている他学年・他コースの仲間たちと連携・協力し、自らの命を守る行動【自助】からお互いに助け合う【共助】も必要になってきます。

グループによっては7kmほどの距離を先生の引率のもと、学校から歩いて解散場所まで向かいました。当然歩き疲れたと思いますが、万が一の際の帰路を実際に歩いて確認することで、普段は気づかない道路や周辺の状況を把握することができたのではないでしょうか。

校庭からそれぞれの方向へ出発

令和7年度 ICHIMURA Summit

2月19日(木)、令和7年度 高3探究発表会『ICHIMURA Summit』が開催されました。高校3年生全員が市邨でのこれまでの学びを総括し、思い思いにいろんなスタイルでプレゼンテーションするイベントです。

eスポーツについて
テーマは生物の進化
これからの教育について
プログラミング制作の動画を披露

校舎のすみずみまで教室を使用し、テーマごとに割り振られた会場で、隙間なく発表が行われていました。与えられた時間はひとり10分間。生徒たちは高校生活で自ら探究したこと、学んだこと、好きなこと、趣味、将来の話、部活動などそれぞれ自由なテーマでプレゼンしました。中学生・高1・高2の生徒たちは先輩たちの発表を見学。来月3月10日にある『ICHIMURA Exhibition Day』では彼らが主役になります。

物理の世界と不思議について
人の第一印象について
スライドにも工夫を
エクスプローラーコースの展示
演奏を披露するグループや
ドラゴンズについて語る生徒も

当日お越しいただいた保護者の皆さまはじめ、学校関係者および教育関係者、企業の皆さま、誠にありがとうございました!

午後の研修会

午後にはお招きした方々を交えて、教育関係者向けに研修会・交流会を行いました。長年ICT教育の最前線で活躍してこられた近畿大学附属高校・乾武司先生によるパネルトークを皮切りに、本校教員が教科やカリキュラムなどの角度からディスカッションを行う分科会も実施。新しい教育の方向性など、参加された先生方とともに考えることができました。

乾先生によるパネルトーク
市邨から若手教員が登壇

いちむら中・高では、ゼミをはじめとした独自の探究プログラムをカリキュラムの中に豊富に取り入れています。また、こうした発表の機会を通じて、生徒一人一人がおのおのの学びをふり返り、他者と共有することで学びをさらに深めることができます。探究×創造×発信×共有⇒主体的・対話的で深い学びを実現しているのです。

分科会の様子
市邨の教育活動を実践報告

加納雄大先生による講話と懇談のつどい 〜日本ユネスコ加盟75周年記念事業〜

高校生によるSDGsグローバル対談 2026.03.04

<市邨学園からのお知らせ>

このたび、市邨学園では、日本のユネスコ加盟75周年を記念し、公開型学習会「高校生によるSDGsグローバル対談 ~加納大使による講話と懇談の集い~」を開催いたします。

ユネスコ憲章前文および第1条には、「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和の砦を築かなければならない」「教育・科学・文化を通じて国際の平和と安全を確立する」という理念が掲げられています。本事業は、こうしたユネスコの理念を、次世代を担う高校生および地域の皆様が正しく理解し、自らの価値観として内面化し、主体的なユネスコ活動や社会的実践へとつなげていくことを目的としております。

当日は、ユネスコ日本政府代表部 特命全権大使 加納雄大氏をお迎えし、ユネスコの最新の国際動向、日本の国際的役割、多国間協調の意義などについてご講話をいただきます。あわせて、高校生との対話や質疑応答を通じ、国際社会の課題を自分ごととして考える学びの場を創出いたします。

また、高校生によるユネスコ活動の実践紹介、地域ユネスコ協会による民間ユネスコ運動の取り組み紹介も予定しており、学校教育と社会教育、若者と地域をつなぐ対話の場となることを目指しております。

本事業は、ESD(持続可能な開発のための教育)およびSDGsの推進を柱とし、文部科学省の教育政策、日本ユネスコ国内委員会の理念普及の方針とも整合した取り組みです。

日本ユネスコ加盟75周年という節目に、地域から平和と持続可能な社会づくりを発信する機会となれば幸いです。

申込みはつぎのリンク先からお願いします
申込先 https://forms.office.com/r/X9jmgVrNAK

会場 名古屋経済大学名駅サテライトキャンパス
日時 3月4日(水) 午後1時30分~午後3時

【日時】
2026年3月4日(水)13:30~15:00

【会場】
名古屋経済大学名駅サテライトキャンパス

【対象】
高校生/社会人/中学生/大学生・専門学校生/その他

【参加申込】
https://forms.office.com/r/X9jmgVrNAK

【主催】
市邨学園

【共催】
名古屋経済大学市邨高等学校 ユネスコ平和教育推進部

【お問い合わせ】
名古屋経済大学市邨高等学校 ユネスコ平和教育推進部(主任教諭 松野 至)
E-mail:i.matsuno☆ichimura.ed.jp(☆→半角@マーク)
TEL:052-721-0161

これまでの活動はこちら

 

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中学校合格者登録 & 高校入学前学習会

2月7日(土)、中学校では合格者登録高校では推薦・特色入試合格者対象入学前学習会がそれぞれ行われました。

中学校の合格者登録は講堂にて行われ、多くの入学予定者を迎えることができました。合格された皆さん、おめでとうございます。ようこそ市邨中学校へ!中学校では今後、2/28(土)・3/7(土)・3/14(土)の3回にわたって入学前学習会を予定しています。新学期にいいスタートができるよう、入学までの期間も学びを継続してほしいと思います。

高校・入学前学習会の様子

高校の入学前学習会では、国語・数学・英語の3教科で授業が行われ、事前学習課題の回収や今後の学習に向けての案内がありました。授業と言っても、ペアワークやグループワークを行い、在校生のボランティアがサポートするという、どの教科も市邨らしい協働学習のスタイルで展開されていました。次回の学習会は2/21(土)です。入学予定者の皆さんには、それまでに自分たちのペースでそれぞれ学習に取り組んでほしいと思います。

台湾と日本の学生によるオンライン合同会議を実施

本校ユネスコスクールの平和教育活動の一環として、本事業に取り組む台湾と日本の高校生がオンラインでつながり、合同会議を実施しました。

地理的な距離や国境を越え、ICTを活用して対話と交流を行う本取り組みは、ユネスコ憲章の理念である「人の心の中に平和の砦を築く」ことを目指した、ESD(持続可能な開発のための教育)の実践です。

本事業の目的

本事業は、

  • 世界で続く戦争や紛争、人道課題について正しく学ぶこと

  • 立場や文化の異なる他国の若者と対話を重ね、相互理解を深めること

  • 学びを「自分ごと」として捉え、平和で公正な社会の実現に向けた行動へとつなげること

を目的として実施しています。

台湾と日本の教育課程に基づき、両国の教員と生徒が協働しながら、ESDの視点を共有し、対話を軸とした学びを積み重ねています。

本事業の意義

国際情勢が不安定さを増す中、若い世代が国境を越えてつながり、対話を通して世界の課題を考えることは、これまで以上に重要になっています。


本事業は、知識の習得にとどまらず、生徒一人ひとりの自己有用感の向上や、社会と関わろうとする姿勢の育成につながっています。

今後も本校では、台湾をはじめとする国内外のパートナー校と連携し、ユネスコスクールとしての役割を果たしながら、平和と持続可能な社会の実現に向けた学びを継続していきます。

市邨高校ユネスコ平和教育推進部 インスタグラムはこちら

高2エクスプローラーコース 生徒が東京でプレゼン

↑先日の名大院生との共同学習時の発表

高校2年生・エクスプローラーコースが、「文理探究」の授業で2学期より取り組んできた「地層処分の学習活動」の成果を、生徒4名が東京で発表します!
原子力発電環境整備機構NUMO(ニューモ)主催の「地層処分事業の学習活動に参加いただいた団体の皆さま等の全国交流会」において、全国の小中高、そして大学がそれぞれ「地層処分を未来に繋げるために、いま私たちができること」をテーマに、活動報告を行います。

2月8日(日) 13時30分~14時40分(予定)このページ内の視聴用リンクから、オンラインにて実際の発表の様子をご覧いただくことができます。(YouTubeライブ配信)

※原子力発電環境整備機構NUMO(ニューモ)は、原子力発電により発生する使用済燃料を再処理した後に残る「高レベル放射性廃棄物(ガラス固化体)」「地層処分低レベル放射性廃棄物(TRU廃棄物等)」安全な地層処分実現に向けて事業を行っています。

名古屋大学webマガジン『広報名大』に掲載

昨年12月のコース別自主活動日における、エクスプローラーコースによる名古屋大学大学院生たちとの共同学習・「原発」「放射性廃棄物」をテーマにした青森研修&フィールドワークの様子が、名古屋大学webマガジン『広報名大』(←クリックで当該記事に移動)に掲載されています。

名古屋大学webマガジン広報名大トップページ

JICA「特別学校賞」受賞のご報告 ― ESDの視点で未来をひらく、国際協力と探究の学び ―

JICA「特別学校賞」受賞のご報告

― ESDの視点で未来をひらく、国際協力と探究の学び ―

本校がユネスコスクールとして継続的に取り組んできた平和教育・国際協力を柱とするESD(持続可能な開発のための教育)の実践が評価され、このたび 国際協力機構(JICA)より、「特別学校賞」**を受賞しました。

本表彰は、生徒一人ひとりの学びを中心に据え、国際社会が抱える課題に対して、主体的・対話的・探究的に向き合う教育実践を継続してきた点が高く評価されたものです。

本事業の概要と有用性(ESDの実践として)

本事業は、ユネスコ憲章の理念およびESDの考え方を基盤に、「世界で起きている課題を、自分自身の生き方と結び付けて考える力」を育むことを目的として実施してきました。

単なる知識理解や支援活動にとどまらず、学習者が問いを立て、調べ、対話し、考え続ける過程そのものを重視しています。

生徒は、

  • カンボジア学校支援を通して教育格差や学ぶ権利について学び、

  • パレスチナ難民キャンプ学校支援では、紛争下における教育の意義を多面的に理解し、

  • シリア・パレスチナ難民女性支援では、フェアトレードを題材に、経済的自立と尊厳を支える国際協力の在り方を探究してきました。

これらの学びを通して、生徒は他者の立場を想像し、公正な視点で社会課題を捉え、持続可能な社会の担い手として判断する力を育んでいます。

採択・評価実績と外部からの評価

本事業は、これまでにJICAエッセイコンテスト機関長賞をはじめとする生徒個人の成果に加え、学校全体としての取り組みが評価され、今回のJICA特別学校賞の受賞につながりました。

これは、生徒の学びの成果が、学校内にとどまらず、外部機関からもESD実践として認められたことを示すものです。

文部科学省学習指導要領との整合性

本事業は、文部科学省学習指導要領が重視する

  • 「主体的・対話的で深い学び」

  • 思考力・判断力・表現力の育成

  • 社会とつながる探究的な学習

と高い整合性をもって実施されています。
特に「総合的な探究の時間」や「公共」などの教科・領域と連動し、実社会の課題を題材に学びを深めるカリキュラムとして位置付けられています。

未来を切り開く探究活動

本事業は、知識の習得を目的とする従来型の学びから、未来を自ら切り拓く力を育てる学びへと転換し、学習者の心を育む教育活動して、文部科学省EDU-PORT応援プロジェクト採択されています。また、2025 ユネスコ/日本ESD賞国内選考案件として、選考されています。

国際協力や平和、持続可能性といったテーマを通して、生徒は正解のない問いに向き合い、多様な価値観の中で考え続ける姿勢を身に付けています。

おわりに(パートナーへの感謝)

本事業は、本校のみで実現したものではなく、国際協力機構(JICA)はじめ、国内外の教育関係者、国際機関、支援先の現地関係者、地域の皆様、そして保護者・卒業生の皆様との協働によって支えられてきました。
ここに、心より感謝申し上げます。

市邨高校ユネスコ平和教育推進部 主任 松野至

JICAエッセイコンテスト「機関長賞」受賞のご報告 ― ESDの視点で世界と向き合う、探究の学び ―

JICAエッセイコンテスト「機関長賞」受賞のご報告

― ESDの視点で世界と向き合う、探究の学び ―

本校で継続して取り組んでいるユネスコ平和教育・ESD(持続可能な開発のための教育)を柱とする国際協力事業に参加した生徒が、国際協力機構(JICA)エッセイコンテストに応募し、このたび機関長賞を受賞しました。
これを受け、JICA中部所長が来校され、校内にて表彰式が行われました。

ESDとしての本事業の位置づけ

本事業は、ユネスコスクールとしての実践を基盤に、文部科学省学習指導要領が重視する「主体的・対話的で深い学び」を具現化するESD実践です。
世界で起きている紛争、貧困、難民問題といった地球規模課題を、知識として理解するだけでなく、「自分はどのように社会と関わり、どのような未来を選び取るのか」という問いとして捉え直すことを目的としています。

生徒は、カンボジア学校支援を通じて教育環境の格差について学び、カンボジア学校支援に取り組みました。

パレスチナ難民キャンプ学校支援では、学ぶ権利が脅かされている現状を現地の声や資料から多面的に理解してきました。

また、シリアおよびパレスチナ難民女性支援では、フェアトレードを題材に、経済的自立と尊厳を支える国際協力の在り方について探究しています。

これらの学びは、特定の立場や主張に立つものではなく、国際社会の課題を多角的に捉え、公正に考え、持続可能な社会の担い手として判断する力を育むことを重視しています。

受賞エッセイの内容と学びの深まり

受賞した出口さんのエッセイは、こうしたESDの学びを土台に、国際協力の現場で起きている現実を自分自身の問題として捉え直した内容となっています。
支援活動や探究学習を通して得た知識や経験を整理し、「相手を知ろうとすること」「想像力をもって考えること」の大切さを、自らの言葉で丁寧に表現しました。

また、昨年度に実施した「市邨高校 難民支援の夕べ」において公開上映した、文部科学省選定映画 わたしは憎まない にも触れています。本作品は、深い対立と悲しみの中にあっても、憎しみではなく人間の尊厳と対話を選び続ける姿を描き、「暴力の連鎖を断ち切るために、私たちは何を選択するのか」という問いを投げかけるものです。

出口さんはこの映画から、誰かを単純に断罪するのではなく、命の重さや人の心に目を向け続ける姿勢を学び取り、これまでの国際協力の探究と結び付けて考察を深めています。

こうした学びは、ユネスコ憲章前文に示される「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和の砦を築かなければならない」という理念とも重なります。

エッセイは、映像教材・体験的学習・探究活動を通して育まれた思考力・判断力・表現力の成果として、高く評価されました。

学びの成果としての外部評価

今回の受賞は、個人の成果であると同時に、本校がESDの視点から積み重ねてきた教育実践が、外部機関によって評価されたものでもあります。

生徒が社会課題を自分事として捉え、対話を重ねながら考え続ける姿勢は、これからの社会を支える市民としての基礎的な力につながるものです。

おわりに(パートナーへの感謝)

本事業は、本校のみで実現したものではなく、多くのパートナーの皆様との連携によって支えられています。
国際協力機構(JICA)をはじめ、国内外の教育関係者、国際機関、支援先の現地関係者、地域の皆様、そして日頃より本校の教育活動をご理解・ご支援くださっている保護者・卒業生の皆様に、心より感謝申し上げます。

今後も本校では、ESDの視点を大切にしながら、パートナーの皆様と共に、生徒一人ひとりが公正で持続可能な社会の担い手として成長していける教育実践を継続してまいります。

ユネスコ平和教育推進部主任 松野至

市邨高校ユネスコインスタグラム報告はこちら