【日本のユネスコ加盟75周年記念事業】10月22日 パレスチナを知る 探究するユネスコ学習会〜探究ESD発表会と須賀川拓氏との対談会〜

対話と教育から、平和をつくる

「戦争は人の心の中で生れるものであるから、
人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。」
― ユネスコ憲章前文

本事業は、このユネスコ憲章の理念を、学生の探究、現地との対話、継続的な学校支援、地域社会への発信を通して実践する一般公開の学習会です。

当日のプログラム

13:10 開会・現地からの挨拶・趣旨説明

学生及び関係者から、カンボジアとパレスチナにおける学校支援の歩みと、本学習会の目的をお伝えします。

13:15 高校生による探究発表

「学校支援から生まれた学びと問い」

ユネスコ活動に取り組む高校生が、継続してきた国際支援と探究活動について報告します。

  • カンボジアにおける学校・教育環境支援と現地交流
  • 中東の難民女性の自立を支えるフェアトレード
  • UNRWAを通じたパレスチナ難民の子どもたちへの教育・学校支援
  • 現地の人々との対話から得た学びと、活動を通して生まれた問い

支援の成果だけでなく、活動の中で直面した課題や、これから高校生に何ができるのかを発表します。

13:35 講義・公開対談

「報道と人道支援の現場から考えるパレスチナ」

戦地や紛争地域を取材してきたジャーナリストの須賀川拓氏と、長年にわたりパレスチナ難民への人道支援に携わるUNRWA保健局長・清田明宏氏をオンラインで結びます。

国際報道と人道支援、それぞれの現場から見たパレスチナについて学び、高校生が探究活動から生まれた問いを専門家に投げかけます。会場の皆様からの質問も交えながら、現地の人々の暮らし、子どもたちの学ぶ権利、情報を受け取る私たちの姿勢、平和のためにできることを考えます。(ワークショップ)

ナビゲーター
松野 至
市邨学園 名古屋経済大学国際交流センター ユネスコESD推進室 特任講師

司会・進行
市邨学園 名古屋経済大学市邨高等学校 学生ユネスコ委員会委員長佐藤さん、副委員長川瀬さん、松井さん

市邨学園 名古屋経済大学 学生 ユネスコSDGsサークル部長水野さん

14:50 学びの共有・登壇者からのメッセージ

学生と会場参加者が、対話を通して感じたことや、これから取り組みたいことを共有し、登壇者から未来へのメッセージをいただきます。

15:00 閉会

※進行時刻及び内容は、当日の状況により変更する場合があります。

本事業が目指すもの

パレスチナを遠い地域の問題として捉えるのではなく、現地の人々の声、国際報道、人道支援、高校生の探究活動を結び付けて学びます。

ユネスコ憲章は、互いの暮らしや文化を知らないことが、人々の間に疑惑と不信を生む原因となることを指摘しています。そして、永続する平和は、政治的・経済的な取り決めだけではなく、「人類の知的及び精神的連帯」の上に築かなければならないとしています。www.mext.go.jp

異なる立場や経験を尊重し、当事者の声に耳を傾け、対話を通して多面的に理解すること。それによって、学生一人ひとりの心の中に「平和のとりで」を築き、学びを平和のための行動へつなげることが、本事業の目的です。

なぜ、ユネスコ事業として実施するのか

日本は1951年7月2日にユネスコへ加盟し、2026年に加盟75周年を迎えました。日本の加盟は、戦後の国際社会への復帰を象徴する重要な一歩と位置付けられています。mext.go.jp また、パレスチナは2011年からユネスコ加盟国となっています。unesco.org

ユネスコは、教育・科学・文化を通じた国際協力によって、平和と人類の福祉に貢献することを目的としています。本事業では、紛争だけに焦点を当てるのではなく、パレスチナの歴史、文化、教育、人々の日常にも目を向けます。

高校生、大学、国際機関、報道関係者、専門家、市民を結び、学校での学びを地域社会に開くことで、世代や立場を越えた相互理解を促進し、ユネスコ活動の担い手を育てます。

継続する学校支援と国際協働

市邨学園名古屋経済大学市邨高等学校と名古屋経済大学は、カンボジアにおける学校・教育環境支援とともに、UNRWAを通じたパレスチナ難民の子どもたちへの教育・学校支援を継続しています。また、名古屋経済大学は、ASPUnivNet(ユネスコスクール支援大学間ネットワーク)にオブザーバーとして参画しています。

私たちが目指すのは、募金や物資の提供だけで完結する支援ではありません。現地の人々との対話、高校生・大学生による探究、国境を越えた学校間交流、専門家との学習、地域社会への発信を組み合わせ、「支援する側」と「支援される側」という固定的な関係を越えて、互いの文化、経験、知識から学び合う国際協働を進めます。

文部科学省「EDU-Portニッポン」採択事業

本事業は、文部科学省「令和8年度 日本型教育の海外展開(EDU-Portニッポン)応援プロジェクト」に採択された、学校法人市邨学園名古屋経済大学ユネスコESD推進室による「対話と交流による、国際協働支援探究活動~心を育むESDモデル~」の一環として実施します。eduport.mext.go.jp

海外との協働から得た学びを日本の学校教育と地域社会へ還元するとともに、一方向の教育支援ではなく、相手の文化や教育実践を尊重した水平的・双方向的な学びを大切にします。

未来を生きる学生が、世界の課題を自分自身に関わる問題として捉え、対話し、考え、行動する力を育むESDの実践として、持続可能で平和な社会の形成に貢献します。

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ヨルダンとの学びを校内へ 〜ユネスコ委員がフェアトレード商品を通した探求ESD活動の実施〜

ヨルダンから帰国した本校の松野至教諭が、現地の社会的企業「Tribalogy(トライバロジー)」のフェアトレード商品をユネスコ委員の生徒たちに届けました。

生徒たちは、商品を校内で届けるための仕分け作業に取り組み、これまでの探究と国際交流を、学校生活の中での具体的な行動につなげました。

Tribalogyは、ヨルダンで暮らす難民女性や地域の職人と協働し、刺しゅうなどの伝統的な技術を生かしたものづくりに取り組む社会的企業です。その商品には、作り手の技術や文化が息づいています。本校では、商品を通じて、仕事が生活を支えることや、一人ひとりの尊厳、文化を受け継ぐことの大切さについて学んでいます。

今回の活動に先立ち、生徒たちは6月から7月にかけて、Tribalogyの活動や商品の背景を調べ、フェアトレードと難民問題について探究してきました。

さらに8月19日には、日本・台湾・ヨルダンをオンラインで結び、現地を訪問した松野教諭の中継を通じて、Tribalogyのスタッフや商品づくりに携わる難民女性と対話する学習会を実施しました。

オンライン学習の様子は、限定YouTubeにて配信、数百人の参加者に配信されました。

英語というツールを使って、心と心を繋ぐユネスコの理念を重視した対話と交流会となりました。

そして、作り手の生活や文化、仕事への思いを直接聞く機会となりました。

日本のユネスコ加盟75周年記念事業

今回、生徒たちが担ったのは、こうした学びにつながる商品を、校内へ届けるための準備です。海外の人々と対話して学んだことを、自分たちの身近な場所での実践へとつなぐ過程を大切にしています。

商品の背景にある人々の暮らしや文化に目を向け、自分たちの消費や選択が世界とどのようにつながっているのかを考えることが、本活動の教育的なねらいです。

本活動は、令和8年度文部科学省「日本型教育の海外展開(EDU-Portニッポン)応援プロジェクト」に採択された、学校法人市邨学園 名古屋経済大学ユネスコESD推進室による「対話と交流による、国際協働支援探究活動~心を育むESDモデル~」の一環です。

大学と高校、国内外の学校や現地の協力者が連携し、探究・対話・協働・振り返りを通して、他者を尊重する姿勢や、よりよい社会づくりに参画する力を育むことを目指しています。

ユネスコ憲章は、人々が互いの生活や文化を理解し、人間の尊厳を尊重することを、平和を築く基盤として掲げています。

本校では、ヨルダンにて難民として暮らす方々を、文化や技能、意思を持つ対話と協働の相手として尊重しています。

これからも、生徒が世界の課題を自分の生活と結び付けて考え、ESD(持続可能な開発のための教育)を推進してまいります。

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【高校生ボランティア・アワード2026】市邨高校ユネスコ活動「ANA賞」受賞

8月4日・5日、東京都の新宿住友ビル三角広場で開催された、公益財団法人 風に立つライオン基金主催「高校生ボランティア・アワード2026」に、ユネスコ委員会・ユネスコゼミの代表学生が参加し、「ANA賞」をいただきました。

高校生ボランティア・アワードは、全国各地でボランティア活動に取り組む高校生が日頃の実践を伝え合い、学校や地域、活動分野を越えて交流し、学び合う場です。

本校は、2022年に「国境なき医師団賞」等をいただくなど、これまでにも本大会を通して、生徒たちの活動に温かい応援をいただいてきました。

公益財団法人 風に立つライオン基金の皆様に継続して見守っていただいていることは、生徒たちにとって大きな励みとなっています。

 

■国際課題を「知る」だけで終わらせない学び

今回、生徒たちは、カンボジアにおける継続的な学校支援、パレスチナ・シリア難民をめぐる学習と行動、台湾をはじめとする海外の学校との国際協働学習について、自分たちの言葉で発表しました。

本校はユネスコスクールとして、戦争や紛争、難民、貧困、教育格差などの国際課題を、遠い国の出来事として傍観するのではなく、自分たちの生活や社会とつながる課題として考える学びを大切にしています。

教室で知識を得るだけでなく、国内外の学校、国際機関、専門家、NGO、地域の方々との対話を通して、多様な立場から課題を学びます。その上で、生徒自身が自分たちにできることを考え、支援活動や発表、情報発信、国境を越えた協働へとつなげています。

■共に学び、共に考え、共に行動するESD

本校が目指しているのは、一方向的な「支援」にとどまらない関係です。当事者の方々の声と尊厳を大切にし、文化や立場の違いを越えて、共に学び、共に考え、共に行動することを重視しています。

活動後には、生徒が学んだことや自らの変化を振り返り、その成果と課題を校内外で発信します。さらに、国内外の仲間や専門家からご意見やご助言をいただき、次の探究と実践へつなげます。

こうした「探究・対話・行動・振り返り」の学習過程を通して、他者の尊厳を大切にする姿勢、多面的に考える力、異なる立場の人々と協働する力、社会に参画しようとする態度を育むことを目指しています。

 

 

これらの取組は、文部科学省「日本型教育の海外展開(EDU-Portニッポン)」採択事業及び日本のユネスコ加盟75周年記念事業とも関連させながら進めている、国際協働によるESD・平和教育の実践です。

■受賞を今後の学びへの励みに

会場では、全国から集まった高校生や、さまざまな分野で社会課題に取り組む方々と交流しました。互いの実践や考えを伝え合う中で、本校の生徒たちも多くのことを学び、自分たちの活動を見つめ直す貴重な機会をいただきました。

今回いただいた「ANA賞」を、これまでの活動の到達点ではなく、これからも学び続け、行動を積み重ねていくための温かい応援として受け止めています。

パレスチナをはじめ世界各地では、今も戦争や紛争、避難、貧困、災害などにより、多くの方々が困難の中に置かれています。報道で示される一つひとつの数字の向こうには、名前と家族、大切な人生、守られるべき尊厳があります。

世界のどこに生まれても、すべての人が平和と尊厳のうちに暮らし、すべての子どもが希望を持って学ぶことのできる社会に近づくために、私たちは今後も当事者の方々の声に耳を傾け、国内外の皆様から学びながら、生徒たちと共にできることを一つずつ考えてまいります。

貴重な発表と交流の場を設け、長年にわたり生徒たちを見守ってくださっている公益財団法人 風に立つライオン基金の皆様、今回「ANA賞」という温かい励ましをくださったANAの皆様、そして本校の学びを支えてくださっている国内外の学校、関係機関、専門家、地域の皆様に、心より御礼申し上げます。

【メディア掲載】メ~テレ戦後81年特集で、本校の平和教育・国際協働の実践が紹介されました

2026年8月13日、メ~テレ(名古屋テレビ)の戦後81年の平和教育特集において、本校が継続して取り組む平和教育・国際支援活動が紹介されました。

今回の報道では、「戦争と平和を“自分ごと”として考える」ことを軸に、授業での学び、地域でのチャリティー活動、そしてカンボジアでの現地研修・学校支援へと、生徒たちの学びが段階的に実践へつながっていく様子を丁寧に取り上げていただきました。

名古屋経済大学ユネスコESD推進室、名古屋経済大学市邨高等学校ユネスコ平和教育推進部では、世界で起きている戦争、紛争、貧困、人権、難民などの課題について、知識として理解するだけではなく、生徒自身が「自分たちに何ができるのか」を問い、国内外の人々との対話や協働を通して、具体的な行動へとつなげる探究的な平和教育(ESD)を進めています。

この夏には、日本と台湾(姉妹校協定校)の大学生と高校生がカンボジアを訪問し、歴史的背景や社会課題について現地で学ぶとともに、これまで継続して交流・支援を行ってきた学校や地域を訪問しました。

また、日本国内の生徒ともオンラインでつなぎ、現地で得た気づきや問いを共有することで、教室と世界を結ぶ学びを実践しました。

こうした取り組みは、持続可能な社会の創り手を育むESD(持続可能な開発のための教育)の理念とも重なるものです。異なる歴史的・文化的背景をもつ人々と出会い、対話し、多様な立場を尊重しながら社会課題を捉えること。

そして、課題を傍観するのではなく、一人ひとりが社会の一員としてできる行動を考えることを大切にしています。

また、本校では国内外の学校、関係機関、専門家、地域の皆様との連携を通して、生徒の学びを学校内だけで完結させず、国際的な協働学習や社会参画へと発展させています。こうした学びの成果を広く社会へ発信することも、次の学びや対話を生み出す重要な教育活動の一つであると考えています。

今回の報道を通して、生徒たちがこれまで積み重ねてきた学びと行動、そして平和について考え続ける姿を多くの方々に届けていただきましたことに、心より感謝申し上げます。

◯番組から寄せられた言葉 ― 学びを、行動へ

今回の放送では、生徒たちが教室で平和について学ぶだけでなく、地域でのチャリティー活動、カンボジアでの現地学習・学校支援、そしてオンラインを活用した学びの共有へと、一つひとつ行動を積み重ねていく姿を紹介していただきました。

番組のスタジオでは、ゲストの方から、

「伝えるには熱が大事で、それが伝わってきた」

とのコメントをいただきました。

生徒たちが自ら問いをもち、学び、対話し、そして行動する。その思いや実践が、学校の外にも伝わったことは、生徒たちにとって大きな励みとなりました。

また、番組の中で松野至教諭は、平和を考える授業について、終戦の日を何気なく迎えるのではなく、過去の日本と現在の世界で起きていることを知ったうえで、平和について考えるきっかけにしてほしいとの思いを伝えています。

さらに、世界に目を向けることで、私たちが「当たり前」と感じている教育や日常が、決して世界共通の当たり前ではないことに気づくことができるとし、小さな学びを、小さな行動へとつなげてほしいとの願いを語りました。

本校が大切にしているのは、世界の課題について「知る」ことだけではありません。

知ることから、考えることへ。
考えることから、対話することへ。
そして、対話から行動へ。

国内外の人々との出会いや対話を通して、多様な文化や価値観を尊重し、世界の課題を自分自身とのつながりの中で捉え、「自分たちにできること」を考え、実践していくことを大切にしています。

今回の報道を、生徒たちのこれまでの学びの成果であると同時に、これからの学びと行動につながる新たな出発点として受け止めています。

取材・報道いただきましたメ~テレの皆様をはじめ、本校の教育活動を支えてくださっている地域の皆様、国内外の学校・関係機関・専門家の皆様に、心より感謝申し上げます。

 

今後も、UNESCOの理念とESD(持続可能な開発のための教育)の視点を大切にしながら、世界の課題を傍観するのではなく、対話と協働を通してよりよい社会の実現に参画する学びを、生徒たちとともに積み重ねてまいります。

今後も本校では、UNESCOの理念およびESDの視点を大切にしながら、世界の課題を自分ごととして捉え、他者との対話・協働を通して考え、行動することのできる生徒の育成を目指してまいります。

 

メ~テレ報道「【戦後81年】戦争と平和を“自分ごと”に 高校生がカンボジア支援で学ぶ 小さな行動の大切さ」

メーテレのホームページはこちら

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【カンボジア国際支援実践】在カンボジア日本国大使館を表敬訪問

― カンボジア国際支援実践の取り組みを報告 ―

カンボジアで実施している「カンボジア国際支援実践」の一環として、在カンボジア日本国大使館を表敬訪問しました。※ユネスコ日本ESD賞国内選考事業・文部科学省EDU-PORT応援プロジェクト(令和5年〜令和6年、令和7年、令和8年〜令和9年)採択・日本のユネスコ加盟75周年記念事業(YouTube配信)

今回の訪問では、市邨高校ユネスコ平和教育推進部と名古屋経済大学ユネスコESD推進室が連携して進めている国際教育活動について報告するとともに、カンボジアにおける学校支援、平和学習、現地の子どもたちとの交流、国境を越えた協働学習などについてご説明しました。

本事業では、文部科学省EDUーPORT応援プロジェクトに採択され、今年は、日本のユネスコ加盟75周年記念事業も実施します。

これまでのユネスコESD研修と同様に、単に海外を訪問することを目的とするのではなく、年間を通してユネスコ探究活動に取り組み、平和な世界を目指して、生徒・学生が現地の歴史や社会、文化について事前に学び、実際に現地を訪れ、人々との対話や交流を通して理解を深めることを大切にしています。

また、これまで継続して取り組んできたカンボジアの学校への支援についても報告しました。支援を一方的な「援助」として捉えるのではなく、現地の人々と学び合い、互いの文化や考え方を尊重しながら、持続可能な関係を築いていくことを目指しています。

大使館では、本事業のこれまでの歩みや、生徒・学生が探究学習を通して国際課題について考え、実際の行動へとつなげていることについてお伝えしました。

生徒・学生にとって、日本とカンボジアの関係や国際協力の現場について考える貴重な機会となりました。

今回の表敬訪問でいただいた学びを、今後のカンボジアでの活動や学校での授業、探究活動、国際交流へとつなげていきます。

市邨高校ユネスコ平和教育推進部と名古屋経済大学ユネスコESD推進室では、今後も国内外のさまざまな機関や学校と連携しながら、生徒・学生が世界の課題を自分自身の問題として捉え、対話し、考え、行動する平和・ESD教育を進めてまいります。

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【カンボジア国際支援実践】トゥールスレン虐殺博物館から平和を考えるオンライン学習会を実施

2026年8月2日、本校の生徒・学生がカンボジア・プノンペンのトゥールスレン虐殺博物館(Tuol Sleng Genocide Museum)を訪問し、現地と日本をオンラインで結ぶ平和学習会を実施しました。

今回の取り組みは、名古屋経済大学ユネスコESD推進室と連携して進める国際的な学びの一環です。

生徒たちは、今回の訪問をきっかけに平和について学び始めたのではありません。これまで授業や探究活動、台湾の姉妹校との国際交流などを通して、戦争、迫害、難民、人権、国際協力について継続的に学び、対話し、自分たちに何ができるのかを考えてきました。

今回のカンボジア訪問は、そうした学びを実際の歴史の現場へとつなげる実践の機会となりました。

◯歴史の「現場」から平和を考える

トゥールスレン虐殺博物館は、カンボジアの歴史の中で多くの人々が犠牲となった出来事を伝え、その記憶を次世代へ継承する重要な場所です。

前日の8月1日には、博物館の展示や資料について学ぶ事前学習を行いました。そして8月2日のオンライン学習会では、生徒たち自身が現地からレポートを行い、展示から学んだことや、歴史を記録し伝え続けることの意味について、日本の参加者へ発信しました。

歴史を単に「過去の出来事」として知識として学ぶのではなく、

なぜこのような出来事が起きたのか。
人間の尊厳を守るために何が必要なのか。
そして、自分たちの社会とどのようにつながっているのか。

現地に立つことで、生徒たちはこれまでの学びを改めて問い直しました。

◯日本と台湾の学生がともに学び、発信

今回のカンボジア研修には、日本と台湾の学生が参加しています。

 

国や言語、歴史的背景の異なる若者たちが同じ場所に立ち、同じ歴史に向き合い、それぞれの視点から考えることも、本事業が大切にしている学びの一つです。

 

平和について一つの答えを覚えるのではなく、異なる背景をもつ人々と対話しながら考え続けること。そして、学んだことを自分たちの言葉で社会へ伝えていくこと。

 

それは、持続可能な社会の担い手を育てるESD(Education for Sustainable Development:持続可能な開発のための教育)にもつながっています。

◯「知る」から「考える」、そして「行動する」へ

本校では、国際的な課題を遠い世界の出来事として傍観するのではなく、

「知ること」「対話すること」「そして行動すること」を大切にしています。

カンボジアでの学習は、歴史的な悲劇だけを見つめるものではありません。

過去の記憶をどのように受け継ぎ、同じような悲劇を繰り返さない社会をどのようにつくるのか。その問いを、現在を生きる私たち自身の課題として考えることが目的です。

生徒たちはこれまで積み重ねてきた探究を、カンボジアの歴史の現場でさらに深めました。

 

今回得た問いや気づきを、今後の国際交流、難民支援、カンボジア学校支援、そして学校での学びへとつなげていきます。

歴史を学ぶことから、未来の平和をつくる行動へ。

本校はこれからも、国内外の学校・大学・関係機関と協働しながら、生徒一人ひとりが世界の課題を自分自身とつながる問題として考え、対話し、行動できる教育を進めてまいります。

名古屋経済大学ユネスコESD推進室・市邨高校ユネスコ平和教育推進部

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【カンボジア国際支援実践】カンボジアの子どもたちと学び合う――遊具贈呈と交流を通して考える「支援」のかたち

2026年8月6日、名古屋経済大学市邨高等学校ユネスコ平和教育推進部・名古屋経済大学国際交流センター ユネスコESD推進室では、市邨高校ユネスコ平和教育推進部と連携して、カンボジア・シェムリアップ地域において、現地の子どもたちとの交流および遊具の贈呈を行いました。

本活動は、文部科学省採択事業の一環として進めている国際協働学習・ユネスコESD活動の実践の一つです。

今回参加した日本と台湾の学生たちは、現地を訪れるまでの間、オンライン交流や探究学習を重ねながら、カンボジアの教育や生活環境、国際支援のあり方について考えてきました。

◯「届ける支援」から「ともに考える学び」へ

今回の活動では、遊具を贈呈すること自体を目的とするのではなく、その背景にある地域の暮らしや教育環境を知り、現地の人々と直接交流することを大切にしました。

学生たちはシェムリアップ市内から学校へ向かう途中、地域の市場にも立ち寄り、人々の生活や地域社会の様子を学びました。

その後、現地の学校を訪問し、子どもたちと交流。贈呈した遊具で一緒に遊びながら、言葉や国籍を越えて時間を共有しました。

「支援する側」と「支援される側」に分かれるのではなく、お互いを知り、ともに学び、同じ時間を過ごすこと。

そこから、学生たちは国際協力において本当に大切なものは何かを考えました。

◯日本と台湾の学生が、カンボジアで行動へ

本校では、国際的な課題を知識として学ぶだけではなく、学生自身が「自分たちに何ができるのか」を考え、対話し、実際の行動へつなげる学びを続けています。

今回のカンボジア訪問も、その積み重ねの先にあります。

日本と台湾の学生がともに学び、現地を訪れ、地域の方々や子どもたちと出会うことで、教室やオンラインだけでは得ることのできない気づきが生まれました。

文化や生活環境が異なっていても、互いを尊重し、同じ未来を考えることはできます。

こうした経験を通して、学生たちは「国際問題を傍観するのではなく、自分たちも社会をつくる一人として行動する」という姿勢を深めています。

◯支援の先にある、持続可能な関係を

遊具の贈呈は、この活動の「ゴール」ではありません。

子どもたちが遊具を使い、笑顔で交流する姿を実際に見ることによって、学生たちは、自分たちがこれまで考え、準備し、行動してきたことが現地の人々とどのようにつながっているのかを実感しました。

 

同時に、一度の支援で終わるのではなく、地域の文化や価値観を尊重しながら関係を築き続けることの大切さも学びました。

ユネスコが大切にする平和とは、単に争いがない状態だけではありません。

異なる文化や背景を持つ人々が互いを理解し、尊重し、対話と協働を積み重ねていくことも、平和を築くための重要な一歩です。

今回の経験を、学生たちは今後の探究活動や学校での発信、さらに次の行動へとつなげていきます。

本校・本学では、これからも国内外の仲間と協働しながら、世界の課題を「誰かの問題」で終わらせず、自ら考え、対話し、行動することのできる若者の育成を目指していきます。

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名古屋経済大学ユネスコESD推進室・市邨高校ユネスコ平和教育推進部

エネルギーを考えるー碧南火力・青山高原風力発電所 見学会

エネルギーについて考える夏の探究活動 2026-08-04 

高校生を対象にした夏の探究活動として、碧南火力発電所と新青山風力発電所を見学しました。

碧南火力発電所は愛知県碧南市に位置しており、株式会社JERAが所有する発電所の一つです。JERAは東京電力と中部電力の火力発電部門と燃料調達部門を統括して生まれた新しい電力会社です。

JERA火力発電所の1号機の建屋(5号機まであります)
併設されているJERAパーク内のJERAミュージアムで講義を受けます
JERAでは2050ゼロエミッションに取り組んでいます。

JERAでは2050年までに火力発電所から排出される二酸化炭素量を実質0(ゼロ)にするミッションに挑戦しています。碧南火力発電所では燃料として用いられている石炭の量を減らす取り組みとして、石炭に代わる燃料としてアンモニア(NH3)を使う研究を続けています。アンモニアには炭素(C)を含まないため燃焼後に二酸化炭素の放出を抑えることができます。

研究段階で用いられたアンモニア貯蔵タンク

新青山風力発電所は三重県津市に本社があり、標高700~800メートルに広がる青山高原に40基の風力発電用の風車が運転されています。

標高700~800mの青山高原に立つ40基の風車

風車の高さは105mあり、ブレードと呼ばれる羽根の長さは40メートルもあります。その根元の接続部も約1メートルでとても巨大です。

風力発電に用いるエネルギーは風力という自然エネルギーです。化石エネルギーを用いないため地球温暖化物質(CO2)をほとんど排出しないためクリーンエネルギーとして期待されています。青山高原は若狭湾から琵琶湖を経て伊勢湾へ抜ける風の通り道でもあり、一般家庭44,000世帯の一年分の電力を賄うことができます。

若狭湾からの風の通り道について説明を受けています
40基の風車を一望できる小高い丘に登ります
風に向かって飛んでみました

参加した生徒からは、「これからも電気を使うことはなくならないと思う。省エネに心がけたい。また、発電によって生じる地球温暖化原因物質(CO2など)の削減に取り組む研究についてもっと知りたくなりました。」との声を聞きました。

参加生徒17名・引率教員4名

中部原子力懇談会、株式会社JERA、株式会社青山高原ウインドファームのみなさん、快く見学させていただきありがとうございました。

【日本のユネスコ加盟75周年記念イベント】

カンボジアの学校で遊具贈呈式と国際交流を実施します

名古屋経済大学市邨高等学校ユネスコ平和教育推進部では、日本のユネスコ加盟75周年記念イベントとして、2026年8月6日にカンボジアの学校を訪問し、遊具贈呈式と国際交流を実施します。

本事業は、文部科学省「EDU-PORTニッポン」応援プロジェクトの一環として、日本・台湾・カンボジアの生徒がともに学び、持続可能な社会の実現に向けて行動するESD(持続可能な開発のための教育)の実践です。

「支援する」から「ともに学ぶ」へ

本校では、チャリティー活動を通して集めた支援を、カンボジアの子どもたちへ届けています。

しかし、私たちの目的は、遊具を贈ることだけではありません。

現地の子どもたちと出会い、ともに遊び、ともに学び、それぞれの文化や生活、価値観を尊重しながら交流することを大切にしています。

支援する人、支援される人という関係ではなく、同じ地球に暮らす一人ひとりが、ともに未来を創る仲間として学び合うことを目指しています。

国境を越えて育む「地球市民性」

これまで本校では、日本と台湾の生徒が継続的に交流を重ね、カンボジアやパレスチナの学校支援について学び、その学びを行動へとつなげてきました。

チャリティー活動や国際交流は、誰かを助けるためだけの活動ではありません。

世界の課題を自分自身の課題として捉え、多様な文化や価値観をもつ人々と協働しながら課題解決を考える力を育むことが、本事業の大きな目的です。

今回の交流を通して、生徒たちは現地の子どもたちとの対話や体験から、新たな気づきや学びを得るとともに、互いを尊重し合う関係を築いていきます。

未来へつながる学び

ESDは、「持続可能な社会の創り手」を育成することを目指しています。

本校では、知識を学ぶだけでなく、その学びを社会への行動へとつなげることを重視しています。

今回の遊具贈呈式と学校交流は、教育を通じて国境を越えた信頼関係を育み、一人ひとりが平和で持続可能な未来の実現に向けて行動するきっかけとなることを願っています。

現地からの学びと交流の様子は、オンラインでも発信する予定です。

生徒たちが世界とつながり、ともに学び、ともに未来を創る姿を、ぜひご覧ください。

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【日本のユネスコ加盟75周年記念イベント】第2回カンボジア・トゥールスレン虐殺博物館から学ぶ平和教育を開催します

名古屋経済大学市邨高等学校ユネスコ平和教育推進部では、日本のユネスコ加盟75周年記念イベントとして、2026年8月2日、カンボジアのトゥールスレン虐殺博物館からオンライン平和学習会を開催します。

本学習会は、文部科学省「EDU-PORTニッポン」応援プロジェクトの一環として実施し、日本・台湾・カンボジアをオンラインでつなぎ、現地から歴史の事実を共有しながら、平和について対話し、探究する機会とします。

「過去を知る」から「未来を創る」学びへ

トゥールスレン虐殺博物館は、カンボジアの歴史を学ぶ上で極めて重要な場所です。

本校では、歴史を単なる知識として学ぶだけではなく、「なぜこのような出来事が起こったのか」「同じ悲劇を繰り返さないために、私たちには何ができるのか」という問いを、生徒一人ひとりが自分自身の課題として考えることを大切にしています。

現地を訪れ、実際の資料や空間から学ぶことは、教室だけでは得ることのできない気づきを生み出します。歴史の事実と向き合い、多様な立場に耳を傾け、対話を重ねることは、より公正で平和な社会の実現に向けた資質・能力を育む重要な学びです。

国際協働によるESDの実践

本校では、これまで日本と台湾の生徒が継続的に交流を重ねながら、カンボジアやパレスチナの学校支援について学び、ともに考え、行動してきました。

今回の学習会では、現地からの中継を通して、歴史的事実を共有するとともに、それぞれの学びや考えを交流し、国境を越えて平和について対話します。

このような学びは、ESD(持続可能な開発のための教育)が目指す「持続可能で平和な社会の創り手」の育成につながる実践であり、世界の課題を自分事として捉え、多様な人々と協働しながら課題解決に取り組む姿勢を育むことを目指しています。

現地から、未来へつながる学びを発信

本学習会は、カンボジア・トゥールスレン虐殺博物館からオンラインで配信します。

歴史を忘れないためではなく、歴史から学び、未来の平和を築くために。

現地だからこそ伝えられる事実を共有し、一人ひとりが平和について考え、行動するきっかけとなる学習会を目指します。

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

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