朝方までの雨がやみ、青空が広がり太陽が暖かな日差しを注いでくれる佳き日になりました。卒業式にはありがたい日和です。
第113回卒業証書授与式を挙行しました。
コロナ対策として各家庭からは1名の参加、在校生は参加しないという方針です。そのため、会場から式の様子をYouTubeLiveで配信しました。
コロナ禍ではあるけれど、生徒の顔はみな輝いていました。このような困難な世界に向けて、力強く船出をしていきました。幸あれと祈ります!
校長式辞

学校法人 市邨学園
朝方までの雨がやみ、青空が広がり太陽が暖かな日差しを注いでくれる佳き日になりました。卒業式にはありがたい日和です。
第113回卒業証書授与式を挙行しました。
コロナ対策として各家庭からは1名の参加、在校生は参加しないという方針です。そのため、会場から式の様子をYouTubeLiveで配信しました。
コロナ禍ではあるけれど、生徒の顔はみな輝いていました。このような困難な世界に向けて、力強く船出をしていきました。幸あれと祈ります!
校長式辞

2022年、令和4年が明けました。
今日は1月7日、人日の節句といいます、七草の節句ともいいます。七草がゆを食べると一年病気にならないとか、五節句の一つです。
新型コロナが広がって、3年目になってしまいました。ここまで長引くとは思いたくなかったですね。100年前のパンデミックであるスペイン風邪は、1918年から1920年までの3年間続いたと記録にありますからひょっとして1年や2年では終わらないのかなとは思っていましたが、まさか3年目に突入するとは、そして、年が明けて、身近に陽性者が出るに及んでは、楽観的な展望を抱いてはだめだと思います。確実に一つ一つの感染防止対策を実行し続けなくてはいけないと思います。
今年の元旦には、初日の出を見ることができました。雲は少しかかっていましたが、太陽が輝きながら登ってきたとき、自然と厳かな気持ちになって、いい一年になりますようにと拝みました。
実は、私は、今年は世界が前向きに変わっていくのではないかと感じています。世界は安定しているとはとても言えませんが、1,2年前と比べると、世界を暗澹とさせたアメリカのトランプ氏はひとまず退場し、イギリスのブレグジット(EU離脱)は大きなダメージをイギリスに与え、回復しないまま低迷している。フランスのマクロン大統領は人気が低迷したまま、ドイツのメルケル首相は偉大な足跡を残して退場し、あまり混乱せずに政権交代しました。きな臭いのは、ロシアとウクライナが戦争直前にあること。カンボジアはタリバンが復権してしまったが表面上は落ち着いたし、インドとパキスタンは小康状態、問題はミャンマー、中国の脅威は拡大しています。そして北朝鮮。
何も良くなってはいないけど、なんとなく最悪の事態は過ぎ、これから先は大きく足を踏み外すことなく、正しく変わっていけば、世界の状況は良くなってくるのではないかと勝手に思えるのです。CO₂問題に対しては、一応世界が協調して脱炭素政策が打ち出され、再生エネルギーを求める動きが進んでいます。SDGsは世界中で動きがあり、企業においてもSDGsへの取り組みを大きく謳うようになりました。17の目標を追究する様々な取り組みは、次に来る社会の、新しい価値観にまでなってきています。いまや、ICTは加速度的に進み、AIは社会の隅々にまで浸透しつつあるし、ロボットは工場では当たり前で今や家庭にまで入り込んでいるし、車のEV化はあれよあれよという間に進んでいる、テスラは次に車を買い替えるときの選択肢の一つとなり、トヨタが昨年末に路線を変更して、一気にEV戦略を進めることになりました。愛知県は大きく影響を受けるでしょう。
ネットの世界でもSNSやYOU TUBEは当たり前のインフラとなり、Facebookは名前をMetaに変えて、次はヴァーチャルな世界を当たり前に行き来するメタバースの世界だと言っています。
コロナにもかかわらず、いやコロナだからこそ、コロナをきっかけにして世界は確実に変わろうとしているのです。
変わってないのは、我々の、いや君たち若者の世界観。世界がこれからどのように変わっていき、したがって、君たちの職業がどのように変わり、君たちの未来の生活がどのように成り立っていくのか、想像できないでいて、ただ、今の生活の延長上にしか未来を描けないことです。これでは変わりゆく世界をリードすることはできず、おいて行かれないように現在に踏みとどまるのが精いっぱいとなってしまいます。
だから学校は変わらなければならない、今までの価値観を脱ぎ捨てて、例えば、いつも言っているように、「学ぶとは、覚えることではない」とか、「試験は、いい成績を取るためではなく、いまの自分の力を測るもの」だとか、「自分の考えが正しいかどうかは、人前で表現して始めてわかる」とか、「いい大学に入ることに価値があるのではなく、やりたいことができる大学に価値がある」だの、新しい目で今の考え方を見直す必要があるのです。
つまり、新しいキャッチフレーズでいうと、「殻を破って、新しい自分を見つけ出そう」ということです。
今年はそれが可能になる年ではないかと思うのです。コロナに負けなければ、実現可能です。
4月から新しい学習指導要領で構成された新しい教育課程で学ぶ1年生が入学してきます。その時、今の1,2年生である在校生の君たちも変わることになります。いや既に君たちの学びは大きく変わってきています。他校と比べればそれがよくわかるはずです。iPadを自由に使いこなすというだけの違いではありません。授業そのものが自らの活動を主体とした授業に変わりつつあります。
授業だけでなく、部活動もまた大きな進歩を遂げています。全国的に活躍する部や毎日の練習で充実した活動をする部があります。部活動を一生懸命に取り組むことが自分の生き方においてどのような意味を持つのか、それを自ら理解することが、自分の大きな成長に繋がります。去年はオリンピックで卒業生が活躍し、話題になりました。今年も、北京オリンピックで吉永一貴君が活躍します。スピードスケート・ショートトラック日本代表です。また、全日本カート選手権で活躍する野村勇斗君が鈴鹿サーキットレーシングスクールの選考会で選ばれ、次世代レーシングドライバーを目指してフランスに活躍の場を移します。
「世界は我が市場ならずや」。世界で活躍する人を市邨は応援し続けます。
最後に、高校三年生は、人生の次のステージに向けて学びを続けてください。来週末の大学入学共通テストに向けてがんばっている人がいます。すでに進路先を決めている人も、これからが勉強です。勉強は卒業した後のためにするのです。大学に入学するためではありません。
三学期は、一年の締めくくりです。あっという間に過ぎていきます。
これまでの殻を破って、新しい自分を見つけましょう。
寒い朝でしたが、晴天に恵まれ、風もなく、晴れ晴れとした気持ちで2学期を締めくくることができました。高校生中学生合わせた全生徒がグランドに集合したのは久しぶりのことです。元気に参集できたことに感謝します。
冒頭で、愛知県私学協会優秀生徒として生徒会長吉田晴が表彰されたこと、市邨の男子生徒が登校途中に、体調不良で倒れた方の介抱をし救急車を手配してくれたとして感謝の電話があったことを紹介しました。
校長式辞は次のとおり。
おはようございます。
もうすぐ2021年が終わります。あっという間の2学期でした。新型コロナに脅かされ続けた毎日だったと思います。
昨日は、冬至でしたが、知っていますか。1年で最も昼間が短い日です。今日からは一日一日昼が長くなってきます。今太陽があの高さですが、きのうの同じ時刻にはもっと低かったのです。これから日が経つにつれ太陽は高くなります。なぜそうなるのか、説明できますか。中学の理科で習います。気になったら調べましょう、それが知識を獲得して自分の力にする大事な方法です。冬至が来ると、私は、地球が宇宙の中で動いているんだなあと感じます。太陽の周りを地軸を傾けた地球が回っているんですが、その楕円軌道のある特別な点を通過したことが、地球の表面に住んでいる我々には、北半球ですが、昼が最も短いということになります。夕方になって、真っ赤な太陽が沈んでいくとき、ああ、地球は自転しているんだなあって思います。でも、私がコペルニクスより前の時代の人間だったなら、太陽が地面に潜っていくと思ったでしょう。昔の人も私たちも、見ている事実は同じですが、先人たちの思考の積み重ねおかげで、本当の意味を理解することができている。思考を積み重ねることで、正しい理解に到達することができるんですね。その上に立って現代人は宇宙に飛び出すことができる。宇宙に飛び出すための基礎知識が備わっているんです。
いまみんなが学習によって身に付けようとしている知識の蓄積が未来の人間を作るのです。その知識は単なる記憶ではなく、自らの体験によって実感したことと結びついて、考える、思考するというプロセスの中で、新たな気づきが生まれて、新たな世界が開けます。
その大元には、なぜ冬至なんて日があるんだろうと不思議に思うような好奇心が必要ですね。
さて、今年は澁澤栄一という人物が話題になりました。大河ドラマの主人公でもあるし、2024年から流通することになっている新一万円札の肖像画に使われることになっています。幕末から、明治大正昭和にかけて活躍し、「日本の資本主義の父」といわれています。初めての株式会社を作り、銀行を作り、鉄道会社、ガス会社、電力会社、運輸会社、保険会社、それから、紡績会社、あの富岡製糸所も設立しました。彼が、実業界を引退するとき、500以上民間会社の社長であって、赤十字社など600以上の社会公共事業に関わっていたそうです。
教育にも力を入れました。一橋大学、東京経済大学それから女子教育のために日本女子大学の設立に関わり、商業教育に力を入れました。そのときに協力したのが矢野二郎という我が市邨学園の創設者である市邨芳樹先生の恩師だったんです。ですから、市邨先生は、渋沢栄一にとって弟子筋になります。それで、市邨先生が校長を務めた名古屋商業学校の30周年記念式典や市邨先生の祝賀会などに駆け付けて講話をしたり、銅像の題辞を書いてくれたりしました。
大事なことは、その「日本の資本主義の父」たる渋沢栄一氏と、市邨芳樹先生の経済に対する考えが同じであることです。ふたりは、「経済と道徳は同じものである」といいました。
「道徳経済合一説」を主張し、「富をなす根源は何かと言えば、仁義道徳。」、「正しい道理の富でなければ、その富は完全に永続することができぬ。」と渋沢氏は言い、市邨先生は、「道徳経済畢竟一なり」、「商業は社会奉仕なり、需要者に対する責任感を持て」、「誠実であれ」といいました。本校の校歌の2番の歌詞に「清(すが)しき富を築かんと」という一節があります。他の学校の校歌の中に、富のために努めよという言葉があるのを私は知りませんが、商業とは清しい、つまり正しい道理の富を築くことだと堂々と言っているのです。すごいですよね、正義を貫く商売をしろ、金儲けの為でなく、人の為に商売することが金儲けに繋がるといったんです。これが日本の資本主義の大本であったわけです。なのに、なぜ日本は幾多の戦争に至ったのか、そして戦後見事に復興し、世界第2の経済大国になったのに、なぜ現在はグローバリズムの波にアップアップし、情報社会デジタル化に後れを取って成長なき社会になっているのか。大いに歴史に学ばなければならないと思います。
市邨では皆さんは、記憶力中心の学習から、考えること、表現することが中心の学習に変わろうとしています。この動きは、日本中で始まっています。知識をたくさん記憶することで、大学入試を突破しても、それが、社会に出て役に立つ学力ではないことは、はっきりしているのです。そんな学びでは人は作れない。来年から始まる高等学校の新しい学習指導要領では、はっきりと学びを変えると言っています。評価方法も変わります。本校はすでに変わろうとしていますが、変わらない学校、変わろうとしない学校もたくさんあります。そのような学校がまだまだ多くあることに、私は危機感を覚えます。若者の未来のために学びの価値観を変える必要がある、つまり、記憶することが学習ではなく、考えることが学習であるというのに、旧い価値観が壊れずに続いていけば、若者の未来を拓くことはできないと思うからです。
市邨の生徒たちは、SDGsをテーマに、探究活動をし、ゴミやプラスチック問題に関わり、難民を支援したり、カンボジアにマスクを贈ったりした活動の中で、自分自身で考え、工夫し、方針を決め、人前で自分の考えを話すという、今までになかった学びをしました。文化祭では、オンラインで課題を提起し、解決策を発表しました。その学びを支えるツールとしてiPadがあります。新しい年を迎えようとしている今、希望はそこにあると思います。
明日から、冬休みです。大晦日から元旦、初日の出に初詣、まだまだ続くコロナ禍の正月はどんな「新しい生活様式」の正月になるのでしょうか。日本古来の伝統的文化的な行事が失われるとは思えません。昔から続く正月行事の意味を改めて考えてください。家族と過ごす一日の中で、自分とは何かを考えてください。そして、一冊でも多く本を読んでください。
高校3年生は進路希望の実現に向けて時間を惜しんで勉強してください。既に、進路が決定した人にとってもこれがゴールではありません。新しい進路に向けて進むには、この3ヶ月間は最も貴重なときです。入試のためではなく、自分のための勉強を始めてください。
最後に、オミクロン株の市中感染が起きたようです。夏休み明けのような感染状況が起きないよう再び警戒心を奮い起こさなければなりません。油断することなく対処しましょう。
では、いい年をお迎えください。新年、元気に会いましょう。
昨年、本校の行った臨時休校中のオンライン授業とテレワークに対して、一般社団法人日本テレワーク協会より、「第21回テレワーク推進賞審査員特別賞」をいただきました。株式会社MetaMoji社と協同受賞です。
今年は、テレワーク推進フォーラムが主催する「2021年度産官学連携セミナー」で講演することになりました。 https://www.twp-forum.com/
題は、【学校教育におけるテレワークの可能性~コロナ禍でのオンライン学習とテレワーク~】です。
昨年のlコロナ禍、本校でのオンライン授業やその時実施した教員のテレワークについて、報告したものです。総務省や経済産業省が主導する施策で学校関係の取り組みはきわめて珍しいことのようで、産官学の中で”学”の立場から参加できることは光栄です。
日時は、2021年11月2日(火)13:30-16:40 なのですが、申込は、
ですので、今すぐお申し込み下さい。
ようやく、延期した修学旅行が実現しました。
10月26日から29日まで3泊4日の日程で北海道にお世話になります。
先日の寒さからすると、北海道はもう冬になっているかと思います。紅葉は見られないかもしれません。
セントレアに7:00に集合です。みんな朝早く起きて空港ロビーに集合しました。
手荷物を預けて、保安検査場を抜けて、搭乗口に向かいます。









最初の目的地は旭山動物園。道央自動車道に乗って、北を目指します。






途中、砂川ハイウェイオアシス館で昼食、休憩をとります。












旭川に到着です。
旭山動物園は紅葉に包まれていました。





旭山動物園は、行動展示という、独特の展示方法で、動物の生き生きした姿を見せてくれます。






3日目です。天気予報は最悪です。旭山動物園は雨の中の見学、それも嵐の予報でした。
















2日目の午後は、自然体験活動です。いくつかのアクティビティから好きなコースを選びます。
今回は、フィッシング、マウンテンバイク、ホーストレッキング、ジャム作りとなりました。
マウンテンバイクの班に同行します。

















午後は、素晴らしい晴天に恵まれました。
それぞれのアクティビティを満喫して、ホテルに戻りました。
充実した1日に満足感一杯です。
十勝岳山麓を離れて、美瑛町パッチワークの丘に向かいます。
今にも降りそうな怪しい空模様ですが、バスの窓からの散策なのでむしろ雨はここで降ってもらって、午後の自然体験アクティビティは晴れてもらいたいと祈りました。






















次に訪ねるのは、美瑛川の上流のある白ひげの滝です。
道は、十勝岳山麓の白樺林を通り抜けていきます。白樺の木はまだ若いですが、日の光が良くとおる林の中ではトドマツやエゾマツなどの針葉樹が育っています。


青い池から美瑛川沿いに白ひげの滝を経て望岳台に至る道は、1926年に十勝岳が噴火した時に流れ出た泥流(大正泥流)で埋まった所です。
泥流のために、それまでの原生林はすべて失われ新しい植生が生まれました。白樺やダケカンバといった広葉樹は成長が早く群生して林を形成しました。しかし、寿命は約80年ほどなのでまもなくまもなく枯れ、陽樹の森で育った陰樹であるエゾマツやトドマツにとって代わられると考えられています。
「生物基礎」で学習する「植生の遷移」が見られる場所なんですね。
ここからさらに望岳台まで登ればそれが明らかに見て取れます。
バスで白金温泉まで登ると、白ひげの滝につきます。美瑛川を渡る鉄の橋があり、そこから白ひげの滝の全景を眺めることができます。





この川の下流にある青い池が青いのは、この水が溜まっているのです。この水には、火山由来の温泉成分である硫黄やマグネシウムが溶け込んでおり、特にアルミニュウムのコロイド状粒子が太陽の光を反射・吸収して青く見えると考えられています。




白ひげの滝から、望岳台に向かいます。十勝岳連峰は活火山帯で、大きな噴火をたびたび起こしています。過去160年間で、5回もの大噴火がありました。この一体は噴火で流れ出た火砕流あるいは泥流が固まってできたものです。いま最も勢いのある白樺や岳樺(ダケカンバ)の林は、溶岩や泥流の上に育ったものです。









望岳台から白樺林を通り抜けて、美瑛町パッチワークの丘に向かいます。

10月3日(日)、修学旅行2日目です。
夜の雨が上がり、今朝は青空も見えています。なんとか一日天気が持ちますように。




















富良野から中富良野、上富良野を通って美瑛町に入り、十勝岳の麓へと向かいます。目的地は、青い池。



十勝岳山麓を流れる美瑛川に接して人造湖があります。その水が透き通るように青いことから「青い池」と呼ばれています。白樺林の中にありました。








なぜこんなに青いのでしょうか。





この青さの秘密は水の成分にあるようです。次の見学地である「白髭の滝」で明らかになります。

