【市邨ゼミ】高2・高3市邨ゼミレポート⑫

クラスを超えて、学年を超えて、自分で選んだテーマについて探究する市邨独自の授業【市邨ゼミ】
本日11月7日(木)は「人間って何だ―哲学しよう―」ゼミの様子です。

このゼミでは、先生が定める哲学的なテーマに取り組むのでなく、それぞれが自由に哲学の書籍を用意して読書していきます。

生徒がそれぞれ読んでいる哲学に関する文献は、時代の違いや人物の違い、入門書や概説書、原著(邦訳)など様々な違いがあります。

読書を進めながら、それぞれ学んだことや理解したことを、「まとめノート」に思い思いに書き記していきます

哲学というと、

「人間は考える葦である」

「我思う、故に我あり」

など、哲学者の格言を想起する人も多いと思います。
皆さんはこのような格言の意味を知っているでしょうか。
学校の授業では、これらの意味を先生から教わることが多いでしょう。

しかし、哲学は本来、教わることで知識を得るのでなく、考えることで物事の本質を見極めたり、「考え方」を考えたりする学問です。

インターネット検索をすれば、すぐに知りたいことがわかる時代となった昨今。便利な一方で、ややもすると「考える」機会を奪われたり、私たち自らが「考える」ことをしなくなってしまう一面もあるかもしれませんね。

書物との対話、さらには自分との対話(自問自答)に取り組み、「考える」ことをしている様子が伝わるゼミ活動でした!

次回の更新もお楽しみに!

 

【市邨ゼミ】高2・高3ゼミレポート⑪

クラスを超えて、学年を超えて、自分で選んだテーマについて探究する市邨独自の授業【市邨ゼミ】
10月25日、本日は「カードゲーム解析」ゼミ、「推しの生きものを探究しよう」ゼミの様子です。

「カードゲーム解析」ゼミでは、まず生徒たちがそれぞれ好きなカードゲームに取り組んでいます。

このゼミはただカードゲームに取り組むのではなく、それぞれ取り組んだカードゲームに対して、テーマを決めてレポート作成とそのプレゼンを行います。

ルールの特徴から戦略について考察する生徒、プレーヤー人口が広がった背景を考察する生徒、楽しさを伝える生徒などなど、その中身はさまざまです。

「推しの「生きもの」を探究しよう」ゼミでは図書館を使ってそれぞれが文字通り推しの生きものを調べています。

また、担当の先生から、「植物も生きものなんだよ」というお話があり、地域支援型農業として国産バナナの生育に取り組む農家さんの紹介をしていただけました。農家さんが育てている作物も、「推し」だからこそ育てて出荷しているといえますね。

ゼミの終盤には、きっと動物や植物など様々な「推し」の生きものの発表がなされることでしょう。

今後の生徒の取り組みに期待です!

【市邨ゼミ】高2・高3ゼミレポート⑩

クラスを超えて、学年を超えて、自分で選んだテーマについて探究する市邨独自の授業【市邨ゼミ】「裁判・法律探究ゼミの様子を紹介します。

10月3日、この日は名古屋地方裁判所から裁判官にお越しいただきました。はじめに、普段担当されている刑事裁判や裁判員裁判についての説明をしていただきました。

  
いよいよメインである模擬裁判です。まず映像で刑事事件の内容を確認し、その量刑について、模擬評議を行いました。量刑に関しては、執行猶予と実刑の解説を聞き、よく理解した上で、話し合いを始めました。

 
最後に、それぞれのグループが出した結論、判決の内容を発表しました。生徒たちは闇バイト事件の被告について執行猶予にするか、実刑にするかじっくりと考え意見をぶつけ合い、楽しみながら学習に取り組んでいる様子でした。

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翌週10月10日、実際に名古屋地方裁判所へ出かけました。授業をしていただいた裁判官の方が実際に裁判長を務める裁判を傍聴しました。

その裁判の内容は、なんと授業で説明を受けた「執行猶予中に起こした無免許運転での交通事故」の裁判でした。教室で学んだことが実際に裁判所で行われ、その現場を直接目にできたことに、生徒たちは静かに大興奮。裁判後、裁判官の方から声をかけていただき、その場でフィードバックと解説をしていただけたことで、さらに学びは深まりました。ゼミだからこそできるこのような経験を今後もつくり続けていきたいと思います。名古屋地方裁判所の裁判官、関係者の皆様、本当にありがとうございました。

【市邨ゼミ】高2・高3ゼミレポート⑨

クラスを超えて、学年を超えて、自分で選んだテーマについて探究する市邨独自の授業【市邨ゼミ】。後期のゼミが先週10月3日(木)より始まっています。

本日は「テニスを科学する」「スポーツにおけるパフォーマンス力向上」「園芸(花・野菜のプランター栽培)」の各ゼミの様子です。

「テニスを科学する」、「スポーツにおけるパフォーマンス力向上」では、実際に理論に基づいたテニスを実践する生徒、ピロティにて事前に自分で計画したトレーニングを実践する生徒、教室にてトレーニングの理論を自学する生徒に分かれました。

ただがむしゃらに練習やトレーニングをするのでなく、理にかなった方法を研究・探究し、それを実践してみようとすることに、ゼミの意義があります。

「園芸」ゼミでは、5限に教室で自分が栽培するものの育て方を確認・計画し、一部の生徒は6限に実際に植え付けを行いました。

前期には植物にも病気があることを学べたことで関心を深めた生徒や、野菜は成ったけれど、適切な収穫のタイミングを誤り枯らせてしまったという反省をした生徒もいたようです。

そうした学びや反省を活かし、多くの花や実を育ててくれるといいですね。

【市邨ゼミ】高2・高3ゼミレポート⑧

クラスを超えて、学年を超えて、自分で選んだテーマについて探究する市邨独自の授業【市邨ゼミ】。今回は理科の「じっけん・じっけん・じっけん」ゼミの様子です。

9月5日(木)の授業時間に、千種児童館で同ゼミの放射線グループが実験教室を実施しました。内容は、7月13日に行った実験教室をバージョンアップしたものです。

続けて参加してくれた子供たちもいました。霧箱をセットするところから見てもらったり、測定したりして、自然放射線の存在を理解してくれたと思います。

来週は紫外線グループ、再来週は赤外線グループが行います。

子どもたちが、理科に興味を持ってくれるとうれしいですね!

App Design Contest 2024   グランプリ受賞!

3年アカデミックコースの伊藤愛深さんがApple Swift Coding Club JPが主催するApp Design Contest 2024でグランプリを受賞しました!
またグランプリ受賞のため、Apple Store丸の内で行われたToday at Appleに登壇し、自身のアイデアを発表しました。

彼女が目指すのは「どこでも誰とでもコミュニケーションが取れる世界」

彼女は高校1年生の時、探究の時間に交流した小学生に「手話」についての発表を行いました。そしてその半年後、そこに参加していた小学生が「手話」に興味を持ち、探究を始めたという報告を受けます。「年齢や元々の関心が違っても手話で繋がれる。」そんな経験から生まれたのが、すぐに使いたくなる例文を動画で学べる手話アプリ「SHU PEAK」です。

手話には個性が現れる。そんな強い思いは制作段階から周りの生徒を巻き込み、総勢13名の生徒が制作に携わったこのSHU PEAK。

彼女の周りを巻き込むほどの熱い想いと、彼女が3年間がむしゃらに様々なことに取り組んできたストーリー。グランプリ、そして彼女の3年間の集大成に相応しい最高の発表でした。

生徒コメント「3年間を通して様々な分野の活動をしてきて、自分が新しいことを始めたいと思うきっかけは些細なところにあるなって思いました。自分が昔から興味があっただけのことをここまで広げられると思っていなかったからこそ、今回のことを機にもっと色々なことに挑戦していきたいです。その傍ら、アプリ化に向けて行動していきます。

【ユネスコ平和活動】今池仲田銀座商店街夏祭りで国際支援

世界の現状を学び、考え、行動しています。
仲田銀座商店街の皆さんの応援をいただき、毎年、国際支援を実施しています。

7月27日・28日に今池仲田銀座商店街夏祭りで国際支援・募金活動

2日間でのべ36名の生徒が参加しました

午後4時半に集合し、テントの設営と綿菓子機、フェアトレード商品の陳列、壁新聞の掲示をして午後5時の販売に備えます。生徒たちは自ら考え動きます。4グループに分かれて行動します。綿菓子をつくるグループ、フェアトレード商品の説明するグループ、募金箱をもって夏祭り会場を歩くグループ、休憩グループの役割を順に果たしていきます。

パレスチナ・シリア難民女性の制作した商品のフェアトレード販売・説明も行なっています。

たくさんのみなさんに綿菓子をお渡しすることができました。次回は9月22日にオアシス21で出店する予定です。応援よろしくお願いします。

27日と28日の綿菓子募金額 29,800円

 

これまでのユネスコ活動はこちら

私立中 進学フェア 開催中!

7月20日(土)、21日(日)の2日間に渡って名駅・ミッドランドホール(ミッドランドスクエア・オフィスタワー5F)にて行われている私立中学校 進学フェアに、市邨中学校も出展中です!

毎年参加しているこのイベント、今年は在校生が直接、市邨中学の魅力を紹介しています!さらにeスポーツ部が体験用PCを用意してワークショップを開催、こちらも在校生たちが企画・運営をしており、好評です。

eスポーツ部によるワークショップ

本校に限らず、東海地区の私立中学校が一堂に会する最大級のこのイベント。受験をお考えの方は是非とも足をお運びください!市邨ブースでお待ちしております!

【市邨ゼミ】高2・高3ゼミレポート⑦

クラスを超えて、学年を超えて、自分で選んだテーマについて探究する市邨独自の授業【市邨ゼミ】。今回は授業の時間でなく、土曜日に行った校外活動の紹介です。

7月13日(土曜)千種児童館で、ゼミ「じっけん・じっけん・じっけん」メンバー21人が「見えないものを見よう!紫外線・赤外線・放射線」と題した実験教室を行いました。募集への申し込みは2人だけでしたが、当日申し込みで、20人以上の参加があり、にぎやかに始まりました。

霧箱という道具を使って、身の回りの放射線を見たり…
洗剤を使って紫外線を検出したり…
目で見えない赤外線で書いてあるものを探しに行くゲームをしたりしました。

放射線は赤外線・紫外線と同様に見えないのですが、私たちの身近にあり、大量にあれば危険であり、身近にある量ぐらいであればそこで進化してきた私たちには危険は無視できることを伝えました。大盛り上がりで、9月に行う実験教室にも絶対来る、と言ってくれた小学生が何人もいました。

参加してくれた皆さん、児童館の皆さん、どうもありがとうございました。

【市邨ゼミ】高2・高3ゼミレポート⑥

クラスを超えて、学年を超えて、自分で選んだテーマについて探究する市邨独自の授業【市邨ゼミ】。今週のゼミ活動の様子をご紹介します。

本日(7月4日)は、「株トラカップに参加しよう」ゼミの様子です。普段は、ウェブ上で実際の上場企業から複数の企業を選択し、株式を仮想購入して、その値動きに注目しながら世の中の経済トレンドを学ぶこちらのゼミ。

今回は野村證券ウェルビーング室の方をお招きし、「自分の将来とお金の話」をテーマに出張講座を行っていただきました。

 

はじめに、

「18~22歳のひと月の給料を20万円と仮定し、手元に残るのはいくらか?」

という問いが与えられました。この問いに生徒たちの表情は「???」。

社会保険料としての「年金」、「医療保険」、「雇用保険」・・・
税金としての「所得税」、「住民税」・・・

実は給料からはこれらのお金が引かれて、手元に残るのは「17万円程度」と聞くと、皆驚きます。得られる収入を正しく知り、その中から貯蓄額を決めた上で支出をすることが大切だと学びました。

次はこの先の人生のシミュレーションに挑戦。就職後、何歳で結婚をし、何歳で子供を生み、賃貸か、マイホームかなどを考えます。人生では、いつ、何に、どれだけお金がかかるのか、シミュレーションを通じて「人生でかかるお金」と「ライフプラン」について学びました。

 
 

そして後半では、預金・株式・債券・投資信託など様々な金融商品の種類と特徴、それぞれのメリットとデメリット、リスクとリターンについて、クイズも交えて学びました。さらに投資をする上で大切な「分散」・「積立」・「長期」という3つの観点、投資のコツを教えていただきました。

高校卒業後、数年後には社会人として自分でお金を稼ぐようになる生徒たち。中には卒業後すぐに就職する生徒もいるかもしれません。
実際に自分の手でお金を稼いで生活を始めた時、自分は何にどれだけお金を使い、どのように生活をしていきたいのか。そんなライフプランを考えるきっかけとなりました。

ご協力いただいた野村證券ウェルビーング室の皆様、ありがとうございました。

次回の投稿もお楽しみに!