SMALL  START(ステップ4・5)

高2特進コースの総合探究、「君自身が世界初、その挑戦が世界新。」を合言葉に、困っている誰かを救う新しい商品開発・サービス開発に挑むSMALL START。

夏休み中に、家族や知り合いの“大人“にプレゼンをして意見をもらった生徒たち。ステップ4では仲間と大人の意見を共有して、ブラッシュアップのためのポイントや課題を確認しました。

そしてステップ5では商品にもっと便利な機能を加えられないか、それによる新しい課題をどうクリアするかなどを話し合い、アイデアを磨き上げました。そして具体的に商品の機能、使い方を決めていきます。

新学期が始まってから半日登校などが続いています。全員が自宅で授業を受ける日と、自宅の生徒と教室の生徒のどちらもいる日とあって、この2回の授業は完全オンライン方式、オンラインと対面のハイブリット方式で行いました。生徒たちは全体説明と個人ワーク、グループワークのどれもスムーズにこなしていました。

 

次回は商品のイメージを具体的にデザインしていきます。色々と制限が多い中ですが、ICTの機能と生徒の活用力で、全員が教室にいるのと変わらない学びを続けていきます。

【企業訪問】(株)白鳩様とSDGsについて考える 〜全ての人の幸福のために取り組む企業からの学び〜

8月26日(木)に名古屋市南区に本社がある(株)白鳩を企業訪問しました。参加者は本校のSDGs有志ボランティアメンバーの伊藤奨真くん(高3文理)と本田茜さん(高2特進)の2名です。社⻑の横井隆直さんと開発営業グループの白井美樹さんに対応していただ きました。私たちのために貴重な時間を割いていただき本当にありがとうございました。写真は左から市邨学園末岡仁理事長、伊藤奨真くん、本田茜さん、横井隆直社長です。

 

本校の SDGs 有志ボランティアの活動を横井社⻑にプレゼン

生徒の2人はSDGs有志ボランティアを代表して、現在取り組んでいる活動を横井社⻑にプレゼンさせていただきました(わたしたちの活動はここからみることができます)。2年前にはカンボジアの小学校に遊具としてブランコを贈らせていただきました。また、壊れて使えない井戸のポンプの修理費を贈らせていただきました。これらの費用は地域のお祭や学校の文化祭で唐揚げや綿菓子の模擬店を行い、その売上金を使いました。昨年は、コロナ感染が広がる中で、全校生徒や保護者、台湾や韓国の高校生に呼びかけるなどして約 3000 枚の手作り布マスクを送ることができました。カンボジア農村部の生活水準(一人1日200円)は低く、不織布の使い捨てマスクが買えないため洗って再利用できる布マスクを送りました。いまだにコロナ感染が収束していないこともあり今年も布マスクを届ける活動を続けていることをお伝えしました。

(株)白鳩様の企業理念「すべての人の幸福のために」を横井社⻑から学ばせていただきました。

(株)白鳩様は⺠生用マスクのパイオニアで、日本で一番最初に一般市⺠にマスク文化を定着させた会社として有名です。その後、マスクの持つ価値を高めながら多様で多機能なマスクの開発を続けています。社員が一丸となって企業理念である世界中の人々が幸せになるための製品づくりに心がけていると伺いました。お話の後は実際にマスクを作っている工場を見学させていただきました。常に均一の製品を出荷できるように行う厳しい品質管理システムや最新のマスク製造の生産ラインは目を見張るものばかりでした。製造過程の多くは機械化されていますが、最後は人の目による厳しい検査など、人の持つ力の重要性も知ることができました。

清潔な工場内に入るために帽子をかぶり、白衣に着替えます。
(株)白鳩様の企業理念は多くの SDGs と共通している

この地球に生まれた私たち一人ひとりが「地球市⺠」として育ち、この世界の誰一人も取り残されない社会の実現のために、(株)白鳩様の企業理念から深く学びたいと思います。私たちはすべての人が幸福になる社会の実現を目指して、困っている人や苦しんだり悲しんだりす る人たちに対して寄り添い、手を差し伸べられる活動を今後も続けていきたいと強く思いました。

本日はお忙しい中、私たちのために貴重な時間を作っていただきありがとうございました。

【参加生徒の振り返り】

横井社長のお話を伺って、日本の商品の「品質管理」について考えるようになりました。なぜなら消費者の目には見えないところでたくさんの商品が廃棄されているという現状を知ったからです。私は以前まで、日本の商品は他国と比較して高性能・高品質であり、世界に誇れるものだとただ考えていました。しかし、私たちが何気なく商品を手に取り、豊かな生活を享受できている裏には「廃棄」というものづくり企業の苦渋の決断があるということを学びました。私は今回の企業訪問で、目に見えるものが全てではないということを身に染みて感じました。これは、おそらくボランティア活動をしていく中でも気付かされることだと思います。私がボランティア活動をする上で大切にしたいことは、「ただ行うのではなく、支援先の現状を知り、それを踏まえた上で最もふさわしい活動を考えて行動する」ことです。その際には、実際に訪れて体験しなければわからないこともたくさんあると思います。しかし、体感することはできずとも、限られた情報を元にさまざまな視点から物事を分析することはできるはずです。できることにただ真っ直ぐに取り組むことができるような人を目指して、今後とも活動していきたいと思います。

 

SMALL  START(ステップ3)

高2特進コースの総合探究、「君自身が世界初、その挑戦が世界新。」を合言葉に、困っている誰かを救う新しい商品開発・サービス開発に挑むSMALL START。

今日は最初のプレゼンを行いました。

発表の準備の様子

発表の様子

みんなからコメントをもらいます。

たくさんのコメントが集まりました。今後の参考にします。

さて1学期のSMALL STEPはこれで一区切りです。夏休み中に自分の知人の大人にもプレゼンをして意見をもらってくることを宿題にしました。

高校生には気づくことができない新しい視点や大人だからこそ生まれるアイデアなど、大人の声をたくさん集めて、2学期からの新商品・サービス開発に活かして欲しいと思います。

 

高2特進総合探求ENAGEED vol4 & vol5

高校2年生の総合探求では1年次に続いてENAGEEDに取り組んでいます。4月からvol4を進め、今日までにvol5を終えました。vol4では世界に視野を向け、vol5では他者の視点を手に入れるワークに取り組みました。以下、生徒の様子です。

ENAGEEDはこれでひと休みして、次回からはクエストカップ全国大会に向けて動き始めます。今回のテーマは「世の中を変える製品づくり」自分だけでなく、世界の誰かにとっての「もっと〇〇」を叶える製品やアイデアを考え、具体的に提案します。これまで学んだ世界に視野を向け、他者の視点を生かすことが大きなヒントになりそうです。

クエストカップへの取り組みも随時情報発信していきます。お楽しみに!

SMALL  START(ステップ1・2)

高2特進コースの総合探究は本日から新しいプログラムにチャレンジです。昨年一人ひとりのアイデアで世の中を変えるSOCIAL CHANGEに挑戦しました。今年は、「君自身が世界初、その挑戦が世界新。」を合言葉に、困っている誰かを救う新しい商品開発・サービス開発に挑みます。そして今年も目指すは全国大会出場です。
  

自分たちが救いたい相手は誰か。その人のどんな困っている「あるある」を助けるのか。そして商品は、サービスは。誰にいくらで、どれだけ買ってもらえるのか・・・。個人で、グループでアイデアを出しながら話を詰めていきます。

     

まだまだアイデアは粗っぽいですが、次回は早速そのアイデアを発表します。世界初、世界新のどんなアイデア商品やサービスが生み出されるのか。生徒たちの豊かな発想力に期待しています。