カンボジアスタディーESDツアー・探究活動について

本校では、ユネスコスクールとしての活動の一環として、世界の平和と持続可能な社会の実現に向けて、生徒が学び、考え、行動する探究型のESD活動に取り組んでいます。

その取り組みの一つとして、今年度、カンボジアを訪問する「カンボジアスタディーESDツアー」を計画しています。本活動は、単なる海外研修や観光を目的としたものではなく、これまで本校が継続して取り組んできた平和教育、国際理解教育、カンボジアの学校支援活動を、現地での学びと交流を通してさらに深めることを目的としています。研修後は、国内外でのポスターセッションなどを予定しています。

本校は、台湾の姉妹校である台湾・国立鳳山商工高等学校等と連携し、日本と台湾の生徒が共に学び合う国際協働型の探究活動を進めています。2026年3月には、台湾を訪問し探究型ESD活動を報告しあいました。

2026年6月には、国立鳳山商工高等学校の生徒・教員の皆様が来日し、本校において探究活動報告会を実施する予定です。この報告会では、これまで両校が取り組んできたカンボジア学校支援、中東難民支援、平和教育、国際理解に関する学びを共有し、国を越えて未来の平和と子どもたちの学びを考える機会とします。

今回のカンボジアスタディーESDツアーには、本校の生徒・卒業生に加え、台湾・国立鳳山商工高等学校の生徒・教員も参加する予定です。日本と台湾の生徒が、これまでの探究活動で学んだことをもとに、カンボジアの現地で共に学び、対話し、行動することを通して、国際協働によるESDの学びをさらに深めていきます。

現地では、プノンペンにおける平和学習、トゥールスレン虐殺資料館等での歴史学習、アンコールワットをはじめとする世界遺産を通した文化理解学習に加え、シェムリアップ周辺の公立小学校において、遊具の贈呈式を行う予定です。

遊具の贈呈式では、これまで日本と台湾の生徒が共に考え、準備してきた学校支援の取り組みを現地の子どもたちへ届けるとともに、交流を通して、教育環境や子どもたちの未来について考える機会とします。

本活動では、事前学習・現地学習・事後発信を一体的に行います。出発前には、カンボジアの歴史や文化、教育課題、国際支援のあり方について学習し、現地訪問後には、学んだことを校内外に発信する予定です。生徒自身が問いを持ち、現地で感じたことを言葉にし、社会に向けて発信することを通して、探究活動としての学びを深めていきます。

また、本活動は、ユネスコ憲章の理念である「人の心の中に平和のとりでを築く」という考え方にも通じるものです。異なる国や地域、文化、歴史的背景を持つ人々と出会い、対話し、相互理解を深めることは、平和を築くための大切な学びです。本校では、こうした学びを通して、生徒一人ひとりが世界の課題を自分ごととして捉え、より公正で平和な社会の実現に向けて行動する力を育んでいきたいと考えています。

今後も本校は、国内外の学校、ユネスコ関係機関、NGO、地域社会の皆様からのご指導とご協力をいただきながら、生徒の主体的な学びと行動を大切にしたESD活動を推進してまいります。

市邨高校 ユネスコ平和教育推進部
名古屋経済大学国際交流センターユネスコESD推進室

【R8市邨ゼミ】サングラス導入について考えようゼミ

クラスを超えて、学年を超えて、自分で選んだテーマについて探究する市邨独自の授業【市邨ゼミ】

一昨日の体育祭を終えて迎えた5月21日。
本日も、2・3年生合同の「いちむらゼミⅠ+ⅡA」が行われています。

全33ゼミがそれぞれのテーマに沿って活動を進める中、「サングラス導入について考えようゼミ」では、夏に向けたモニター実験を見据え、生徒たちがレンズの色や濃さ、フレームについて意見を交わしていました。

今回は、Zoff の方を講師としてお招きし、5・6時間目を通して、活動を行います。

5時間目は、目の健康と紫外線対策についての講義です。
レンズの色の濃さと目の機能の関係、紫外線の基礎知識、そして紫外線が身体や目に与える影響について、生徒たちは真剣な表情で話を聞いていました。

「色が濃いサングラスほど紫外線を防げるわけではない」
そんな意外な事実に驚きながらも、自分たちの日常生活と結び付けて考える姿が印象的でした。

続く6時間目には、夏に予定されているモニター実験に向けて、自分が試してみたいサングラスについて考える活動を行いました。

レンズの色や濃さ、フレームの形。
「屋外活動で使いやすいものにしたい」
「普段の生活でも自然に使えるデザインがいい」
それぞれが目的や好みに合わせてアイデアを広げていきます。

講師の方に相談しながら、実際の使用場面や見え方も想像しつつ、自分に合ったサングラスについて考える時間となりました。
見え方やデザインについて意見を交わしながら、互いの考えに触れることで、新たな視点も広がっていました。

これから始まるモニター実験を通して、生徒たちがどのような気づきを得ていくのか楽しみです。

市邨高校と台湾国立鳳山商工高校が姉妹校協定を締結

台湾報告会レポート5 姉妹校協定の締結 〜優しさを繋ぐ対話と交流を通したESD〜

市邨高校と国立鳳山商工高校が、今後の継続的な交流と協働を確認

本事業に取り組んできた名古屋経済大学市邨高等学校国立鳳山商工高校は、このたび姉妹校協定を締結しました。

これまで両校は、オンラインでの継続的な学び合いを基盤としながら、パレスチナの子どもたちへの学校支援、カンボジアの子どもたちへの学校支援、難民女性のフェアトレード支援など、国境を越えた国際支援活動にともに取り組んできました。今回の協定は、そうした実践を一過性の交流で終わらせることなく、今後も継続的に発展させていくことを両校で確認する大切な節目となりました。

姉妹校協定では、両校がこれまで築いてきた信頼関係を基盤にしながら、今後も教育交流と協働を進めていくことが確認されました。具体的には、生徒・教職員の相互交流、オンラインを活用した継続的な学習交流、教育活動や探究活動に関する情報共有、平和・国際理解・ESDに関わる協働的な学び、そして必要に応じた学校訪問や文化交流などを通して、相互理解と友好関係をさらに深めていくことが協定の趣旨として盛り込まれています。

また、本協定は、単に学校間の親善を確認するものではなく、両校の教育実践を今後も支え合いながら発展させていくための約束でもあります。世界の課題についてともに学び、発表するだけにとどまらず、その学びを実際の国際支援活動へとつなげてきた両校の歩みは、今回の姉妹校協定によって、より確かな継続性をもつものとなりました。

今後も、両校の生徒たちが互いの文化や価値観を学び合いながら、対話と交流を通して学びを深めていくことが期待されます。

このような姉妹校協定の締結は、ユネスコ憲章第1条が示す、教育・科学・文化を通した諸国民の交流と相互理解の促進にも通じるものです。異なる国や地域に生きる若者たちが、継続的に学び合い、共に考え、共に行動する関係を築いていくことは、「人の心の中に平和の砦を築く」というユネスコの理念を、学校教育の中で具体的に形にしていく営みの一つといえます。

また、文部科学省が重視する「主体的・対話的で深い学び」や、文部科学省EDU-Portニッポンが大切にする、国境を越えた教育交流と学びの共有という視点から見ても、両校が継続的な協働を確認したことは、今後の教育実践を考えるうえで大切な意味をもつものです。

これまでの探究活動や国際支援活動を今後の学びにつなげていくことは、生徒たちにとっても、自らの学びが社会や世界とつながっていることを実感する機会となります。

さらに、こうした継続的な交流の約束は、ESD(持続可能な開発のための教育)の視点からも大切な学びの基盤となります。

異なる背景をもつ仲間と長期的に関わりながら、世界の課題を共有し、問いを深め、行動につなげていくことは、持続可能な社会の担い手を育てる学びと深く関わっています。また、互いを尊重しながら対話を続ける関係を築くことは、SEL(社会性と情動の学習)の視点からも、生徒たちの関係形成やウェルビーイングにつながる大切な経験となります。

市邨高校では今後も、ユネスコの理念、ユネスコ憲章の理念、文部科学省EDU-Portニッポンの趣旨、そして市邨学園の建学の理念に則り、国立鳳山商工高校との姉妹校交流を大切にしながら、対話と交流を基盤とした探究的な学びと国際協働のESD実践を積み重ねてまいります。

これまでのとりくみはこちら(市邨高校ユネスコ平和教育インスタグラム報告)

 

【R8市邨ゼミ】園芸ゼミ

クラスを超えて、学年を超えて、自分で選んだテーマについて探究する市邨独自の授業【市邨ゼミ】

初夏の陽気を感じる5月8日。
本日も、2・3年生合同の「いちむらゼミⅠ+ⅡA」が行われています。

全33ゼミがそれぞれのテーマに沿って活動を進める中、園芸ゼミではいよいよ畑に「命」が吹き込まれる瞬間を迎えました。

今日は種を植える作業がメインかと思いきや、まずは土を掘り起こす作業に熱心に取り組む生徒たちの姿がありました。

「良い収穫は土から」 その言葉通り、ふかふかの土床を作るためにスコップを入れ、丁寧に土を耕していきます。自分たちが選んだ野菜がしっかりと根を張れるように、基礎となる土台作りに一切の妥協はありません。

生徒たちが育てるのは、実にバラエティ豊かな野菜やハーブたちです。
ナス、ピーマン、オクラ、トマトといった夏野菜。甘みが楽しみなホワイトコーンや、秋の味覚サツマイモ。さらに、刺激的なハバネロや、爽やかな香りのローズマリー、ミント。

「なぜこれを選んだのか」という思いは一人ひとり異なります。自分の興味を形にするために、真剣な眼差しで土と向き合っていました。

2年生と3年生が合同で活動するこのゼミでは、作業を通じて自然と会話が生まれます。 土の感触を確かめ合い、これからの成長を想像する。そんな学年を越えた一体感が、園芸ゼミの温かい雰囲気を作っています。

今日耕した土に、それぞれの思いが詰まった種や苗が収まりました。 これから夏に向けて、畑がどのような彩りを見せてくれるのか非常に楽しみです。

https://www.instagram.com/p/DYBdq9TmRpo/?img_index=10&igsh=cHI0OWdwcTJncTc3

ウポポイ・ライブラリが出現!

高校校舎の自主学習室に、UPOPOY LIBRARY(ウポポイ・ライブラリ)のブースが出現しました。北海道白老郡にある民族共生象徴空間【ウポポイ】のプロモーションとともに、修学旅行の事前学習に役立ててほしいとの思いで設置されました。

アイヌ民族・アイヌ文化に関する書籍や、近年大人気のゴールデンカムイの単行本が並べられています。9月の修学旅行では実際にウポポイを訪れるコースもありますので、あらかじめ北海道やアイヌに関する知識を深めておくと、より学びが深まると思います!

自主学習室の一角に設置

台湾報告会レポート1 〜台湾到着直後に広がった、対話と交流の輪〜

- パレスチナ学校支援・カンボジア学校支援・難民女性支援にともに取り組む生徒たちのウエルカム交流 -

文部科学省「EDU-Portニッポン」応援プロジェクトとして採択された本事業では、日本と台湾の高校生が、対話と交流を通してESDを実践しています。

文部科学省が進める「持続可能な社会の創り手」の育成、ユネスコ憲章前文に示された「人の心の中に平和の砦を築かなければならない」という理念、そして台湾の国際教育の方向性にも通じる学びとして、本取組は国境を越えて学び合い、他者とつながりながら平和と共生を考える機会となっています。

今回の台湾訪問では、到着直後から、日本と台湾の生徒たちによる温かなウエルカム交流が行われました。

生徒たちは、合同で取り組んできたパレスチナの学校支援、カンボジアの学校支援、シリア・パレスチナ難民女性のフェアトレード支援を共通の学びの土台として、互いの思いや活動の歩みを確かめ合いました。オンラインで積み重ねてきた対話が、実際の出会いによって、より深い関係へと広がっていく時間となりました。

Screenshot

歓迎の場面では、言語や国の違いを越えて、笑顔で迎え合う姿が多く見られました。支援を一方向のものとして捉えるのではなく、世界の課題をともに考え、ともに行動する仲間として出会うことができたことは、本事業の大切な学びの一つです。相手の文化や考え方に敬意を払いながら言葉を交わし、互いの実践に耳を傾ける姿には、国際理解と平和の理念が自然に表れていました。

インスタグラム報告 到着時の様子はこちら

また、このような交流は、学習指導要領が重視する「主体的・対話的で深い学び」とも重なります。教室の中だけで完結する学びではなく、実際に社会や世界とつながりながら、他者と協働して考える経験は、生徒にとって学びの意味を実感する機会となります。

その中で、自分の行動が誰かとつながり、社会の中で役割を持ち得ることを感じることは、自己有用感を育むうえでも大切です。

さらに、対話と交流を通して相手を理解し、自分の思いを伝え、共に考える経験は、他者とよりよい関係を築く力を養うことにもつながります。こうした学びの積み重ねは、生徒一人ひとりの安心感やつながりの感覚を育み、学校教育におけるウェルビーイングの向上にもつながることが期待されます。

今回の台湾での報告会と歓迎交流は、世界の課題について学ぶだけでなく、対話と協働を通して理解を深め、自分にできる行動へとつなげていく探究活動としてのESDの一場面となりました。パレスチナ学校支援、カンボジア学校支援、難民女性支援という具体的な実践に取り組む中で、生徒たちは多様な立場に触れ、考えを深め、相互理解を広げています。

こうした学びは、文部科学省が示す「主体的・対話的で深い学び」や、持続可能な社会の創り手を育むESDの方向性とも重なります。また、他者とのつながりの中で自らの役割を実感することは、自己有用感を育み、ウェルビーイングの向上にもつながることが期待されます。

今後も本校は、対話と交流を大切にしながら、平和で持続可能な社会の実現に向けた探究活動を積み重ねてまいります。

次回、報告2 フィールドワーク・台湾高雄地域探究活動・ワークショップ活動をお伝えいたします。

ユネスコ平和教育推進部

ユネスコ活動インスタグラムでの報告はこちらから

Taiwan Report Meeting Report 1

A Warm Welcome and a Shared Commitment to Peace
– Students Working Together for Palestinian Schools, Cambodian Schools, and Refugee Women –

This project, selected for support under MEXT’s EDU-Port Japan Support Project, brings together high school students from Japan and Taiwan to engage in Education for Sustainable Development (ESD) through dialogue and exchange.

It reflects MEXT’s goal of fostering learners who can help build a sustainable society, while also embodying the spirit of the UNESCO Constitution, which calls for “the defenses of peace” to be built in the minds of people.

Upon arriving in Taiwan, the students from Ichimura High School were warmly welcomed by their Taiwanese partners. From the very beginning of the visit, students shared meaningful exchanges grounded in their joint efforts to support Palestinian schools, Cambodian schools, and fair-trade initiatives for Syrian and Palestinian refugee women.

What had been developed through online learning and communication grew even deeper through meeting face to face.

During the welcome exchange, students greeted one another warmly across differences in language and nationality. They met not simply as visitors and hosts, but as partners learning together, thinking together, and taking action together in response to global challenges.

Their respectful conversations and shared commitment to peace reflected the values of international understanding that UNESCO has long emphasized.

This experience also demonstrates the value of ESD as inquiry-based learning. Students do not only learn about global issues; they deepen their understanding through dialogue, reflect on different perspectives, and connect learning with real action. Through such experiences, they begin to recognize that their own choices and efforts can contribute to others and to society.

This can help nurture a sense of self-worth, personal contribution, and well-being.
Our school will continue to value dialogue and exchange as important pathways for learning, and to support students in becoming responsible contributors to a peaceful and sustainable society.

理科 イベントで実験ブース出展

3月22日(日)、本校理科の有志8名(生徒6名、教員2名)が、公益財団法人 大隅基礎科学創生財団主催のイベント『第11回 小中高生と最先端研究社とのふれあいの集い in 愛知』に参加、名古屋市立大学桜山キャンパスを会場に実験ブースを出展し、小中学生を対象にワークショップを行いました。

大盛況のブース

テーマは【光を科学する(観察と工作)】で、来場者は128名でした。生徒自身が前もって校内で実験書をもとに観察や工作を体験し、科学コミュニケーションの視点から講座を担当しました。

生徒が丁寧に説明します

当日の実験書(クリックで表示)

Inspired100 2026 ソニーベンチャーズ賞 受賞

高1ブライトコースが探究学習として取り組んでいるInspire High、自分の問いを探究するというもの。全国の10代から応募された約8400の問いのうち、審査員によって選ばれた100問に加古エメラさんが「ソニーベンチャーズ賞」として選ばれました。

テーマは「スポーツITはどんなところで役に立っているのか?」

この問いは好きなものをもっと好きになるために生まれたとのこと。なじみのなかったスポーツITを健康や夢の実現、社会とのつながりにまで視野を広げていった探究の過程は本当に価値があるという評価をいただくことができました。

引き続きブライトコースでは興味関心を見つけ多くの事にチャレンジし、「語れる高校生活」を主体的に築けるよう取り組んでいきます。

 

歴史総合 図書での授業

歴史総合では生徒自身がテーマを決めて行う探究的な学習も進めてきました。図書館も含め様々なツールを適切に使い探究を行って欲しいという思いのもと学校内の図書館での授業を行いました。

司書さんと協力して頂いて授業を行ってもらいました。生徒に聞いてみると、かなり図書館を利用する生徒がいる一方で、授業以外では図書館に来ていない生徒も多くいました。少しでも図書館に触れる機会を提供できればと思います。

ジュニア農芸化学会2026で銀賞を受賞!

高2アカデミックコース篠田 芳斗(しのだ よしと)くんが2026年3月12日(木)に開催された「ジュニア農芸化学会2026」において、銀賞を受賞しました!

受賞した篠田くん

ジュニア園芸化学会とは、日本農芸化学会が主催する、高校生による研究発表会で、農芸化学(生命科学・食品・環境・生物資源など)の分野で研究に取り組む高校生が、大学教員・研究者・大学院生の前で成果を発表できる全国規模のイベントです。

演題は「CoQ分裂酵母における寿命延長因子の探索」です。
篠田くんはアンチエイジングにおいて注目されている物質の1つであるコエンザイムQ10に着目して寿命延長に作用する薬剤や遺伝子の研究を行っています。
同志社大学 室町キャンパス 寒梅館(京都市)にて発表会・表彰式が行われました。