【日本のユネスコ加盟75周年記念事業】10月22日 パレスチナを知る 探究するユネスコ学習会〜探究ESD発表会と須賀川拓氏との対談会〜

対話と教育から、平和をつくる

「戦争は人の心の中で生れるものであるから、
人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。」
― ユネスコ憲章前文

本事業は、このユネスコ憲章の理念を、学生の探究、現地との対話、継続的な学校支援、地域社会への発信を通して実践する一般公開の学習会です。

当日のプログラム

13:10 開会・現地からの挨拶・趣旨説明

学生及び関係者から、カンボジアとパレスチナにおける学校支援の歩みと、本学習会の目的をお伝えします。

13:15 高校生による探究発表

「学校支援から生まれた学びと問い」

ユネスコ活動に取り組む高校生が、継続してきた国際支援と探究活動について報告します。

  • カンボジアにおける学校・教育環境支援と現地交流
  • 中東の難民女性の自立を支えるフェアトレード
  • UNRWAを通じたパレスチナ難民の子どもたちへの教育・学校支援
  • 現地の人々との対話から得た学びと、活動を通して生まれた問い

支援の成果だけでなく、活動の中で直面した課題や、これから高校生に何ができるのかを発表します。

13:35 講義・公開対談

「報道と人道支援の現場から考えるパレスチナ」

戦地や紛争地域を取材してきたジャーナリストの須賀川拓氏と、長年にわたりパレスチナ難民への人道支援に携わるUNRWA保健局長・清田明宏氏をオンラインで結びます。

国際報道と人道支援、それぞれの現場から見たパレスチナについて学び、高校生が探究活動から生まれた問いを専門家に投げかけます。会場の皆様からの質問も交えながら、現地の人々の暮らし、子どもたちの学ぶ権利、情報を受け取る私たちの姿勢、平和のためにできることを考えます。(ワークショップ)

ナビゲーター
松野 至
市邨学園 名古屋経済大学国際交流センター ユネスコESD推進室 特任講師

司会・進行
市邨学園 名古屋経済大学市邨高等学校 学生ユネスコ委員会委員長佐藤さん、副委員長川瀬さん、松井さん

市邨学園 名古屋経済大学 学生 ユネスコSDGsサークル部長水野さん

14:50 学びの共有・登壇者からのメッセージ

学生と会場参加者が、対話を通して感じたことや、これから取り組みたいことを共有し、登壇者から未来へのメッセージをいただきます。

15:00 閉会

※進行時刻及び内容は、当日の状況により変更する場合があります。

本事業が目指すもの

パレスチナを遠い地域の問題として捉えるのではなく、現地の人々の声、国際報道、人道支援、高校生の探究活動を結び付けて学びます。

ユネスコ憲章は、互いの暮らしや文化を知らないことが、人々の間に疑惑と不信を生む原因となることを指摘しています。そして、永続する平和は、政治的・経済的な取り決めだけではなく、「人類の知的及び精神的連帯」の上に築かなければならないとしています。www.mext.go.jp

異なる立場や経験を尊重し、当事者の声に耳を傾け、対話を通して多面的に理解すること。それによって、学生一人ひとりの心の中に「平和のとりで」を築き、学びを平和のための行動へつなげることが、本事業の目的です。

なぜ、ユネスコ事業として実施するのか

日本は1951年7月2日にユネスコへ加盟し、2026年に加盟75周年を迎えました。日本の加盟は、戦後の国際社会への復帰を象徴する重要な一歩と位置付けられています。mext.go.jp また、パレスチナは2011年からユネスコ加盟国となっています。unesco.org

ユネスコは、教育・科学・文化を通じた国際協力によって、平和と人類の福祉に貢献することを目的としています。本事業では、紛争だけに焦点を当てるのではなく、パレスチナの歴史、文化、教育、人々の日常にも目を向けます。

高校生、大学、国際機関、報道関係者、専門家、市民を結び、学校での学びを地域社会に開くことで、世代や立場を越えた相互理解を促進し、ユネスコ活動の担い手を育てます。

継続する学校支援と国際協働

市邨学園名古屋経済大学市邨高等学校と名古屋経済大学は、カンボジアにおける学校・教育環境支援とともに、UNRWAを通じたパレスチナ難民の子どもたちへの教育・学校支援を継続しています。また、名古屋経済大学は、ASPUnivNet(ユネスコスクール支援大学間ネットワーク)にオブザーバーとして参画しています。

私たちが目指すのは、募金や物資の提供だけで完結する支援ではありません。現地の人々との対話、高校生・大学生による探究、国境を越えた学校間交流、専門家との学習、地域社会への発信を組み合わせ、「支援する側」と「支援される側」という固定的な関係を越えて、互いの文化、経験、知識から学び合う国際協働を進めます。

文部科学省「EDU-Portニッポン」採択事業

本事業は、文部科学省「令和8年度 日本型教育の海外展開(EDU-Portニッポン)応援プロジェクト」に採択された、学校法人市邨学園名古屋経済大学ユネスコESD推進室による「対話と交流による、国際協働支援探究活動~心を育むESDモデル~」の一環として実施します。eduport.mext.go.jp

海外との協働から得た学びを日本の学校教育と地域社会へ還元するとともに、一方向の教育支援ではなく、相手の文化や教育実践を尊重した水平的・双方向的な学びを大切にします。

未来を生きる学生が、世界の課題を自分自身に関わる問題として捉え、対話し、考え、行動する力を育むESDの実践として、持続可能で平和な社会の形成に貢献します。

市邨高校ユネスコ報告インスタグラムはこちら

ヨルダンとの学びを校内へ 〜ユネスコ委員がフェアトレード商品を通した探求ESD活動の実施〜

ヨルダンから帰国した本校の松野至教諭が、現地の社会的企業「Tribalogy(トライバロジー)」のフェアトレード商品をユネスコ委員の生徒たちに届けました。

生徒たちは、商品を校内で届けるための仕分け作業に取り組み、これまでの探究と国際交流を、学校生活の中での具体的な行動につなげました。

Tribalogyは、ヨルダンで暮らす難民女性や地域の職人と協働し、刺しゅうなどの伝統的な技術を生かしたものづくりに取り組む社会的企業です。その商品には、作り手の技術や文化が息づいています。本校では、商品を通じて、仕事が生活を支えることや、一人ひとりの尊厳、文化を受け継ぐことの大切さについて学んでいます。

今回の活動に先立ち、生徒たちは6月から7月にかけて、Tribalogyの活動や商品の背景を調べ、フェアトレードと難民問題について探究してきました。

さらに8月19日には、日本・台湾・ヨルダンをオンラインで結び、現地を訪問した松野教諭の中継を通じて、Tribalogyのスタッフや商品づくりに携わる難民女性と対話する学習会を実施しました。

オンライン学習の様子は、限定YouTubeにて配信、数百人の参加者に配信されました。

英語というツールを使って、心と心を繋ぐユネスコの理念を重視した対話と交流会となりました。

そして、作り手の生活や文化、仕事への思いを直接聞く機会となりました。

日本のユネスコ加盟75周年記念事業

今回、生徒たちが担ったのは、こうした学びにつながる商品を、校内へ届けるための準備です。海外の人々と対話して学んだことを、自分たちの身近な場所での実践へとつなぐ過程を大切にしています。

商品の背景にある人々の暮らしや文化に目を向け、自分たちの消費や選択が世界とどのようにつながっているのかを考えることが、本活動の教育的なねらいです。

本活動は、令和8年度文部科学省「日本型教育の海外展開(EDU-Portニッポン)応援プロジェクト」に採択された、学校法人市邨学園 名古屋経済大学ユネスコESD推進室による「対話と交流による、国際協働支援探究活動~心を育むESDモデル~」の一環です。

大学と高校、国内外の学校や現地の協力者が連携し、探究・対話・協働・振り返りを通して、他者を尊重する姿勢や、よりよい社会づくりに参画する力を育むことを目指しています。

ユネスコ憲章は、人々が互いの生活や文化を理解し、人間の尊厳を尊重することを、平和を築く基盤として掲げています。

本校では、ヨルダンにて難民として暮らす方々を、文化や技能、意思を持つ対話と協働の相手として尊重しています。

これからも、生徒が世界の課題を自分の生活と結び付けて考え、ESD(持続可能な開発のための教育)を推進してまいります。

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【R8市邨ゼミ】なりきり芸大生ゼミ

クラスを超えて、学年を超えて、自分で選んだテーマについて主体的に探究する市邨独自の授業【市邨ゼミ】。

今回は、「なりきり芸大生ゼミ」の活動を紹介します。

なりきり芸大生ゼミでは、芸術大学での学びをイメージしながら、デッサンやスケッチ、造形など、さまざまな表現活動に取り組んでいます。

ゼミも中盤を迎えた9月。
これまで鉛筆の使い方や形の捉え方など、デッサンの基礎を学んできた生徒たちは、少しずつ複雑なモチーフにも挑戦しています。
教室には、これまで取り組んできた作品も並んでいます。
その中には、生徒同士がお互いをモデルにして描いた人物スケッチも。
姿勢や体のバランス、顔の向き、服のしわなどを観察しながら、それぞれが友達の特徴を捉えて描いた作品が掲示されていました。
いつも一緒に過ごしている友達も、モデルとしてじっくり見てみると、普段とは違った見え方をします。
こうした人物スケッチも経験しながら、「よく見て描く」力を少しずつ磨いてきました。

さまざまなものを、じっくり見る
この日は、紙風船、彫像、金属製の鍋、蝶や骸骨の模型など、さまざまなモチーフを使った鉛筆デッサンに取り組んでいました。形も、素材も、光の当たり方もそれぞれ異なります。生徒たちはモチーフをじっくり観察しながら、輪郭だけでなく、光と影、立体感、素材ごとの質感まで表現しようと鉛筆を動かしていました。同じ鉛筆を使っていても、柔らかそうに見えるもの、硬そうに見えるもの、光を反射するもの、細かな形が重なっているものでは、描き方も変わります。
「これはこういう形」と思い込んで描くのではなく、目の前にあるものをよく見て、その特徴を捉えていくことが大切です。

描くことで、見え方が変わる
デッサンでは、上手に描くことだけが目的ではありません。対象をどのように見れば、その形や特徴を捉えることができるのか。人物や静物など、さまざまな対象を描き、見直すことを繰り返しながら、生徒たちは少しずつ「見る力」も磨いています。同じものを描いていても、どこに注目するか、どのような線や濃淡で表現するかは一人ひとり異なります。これまで身につけてきた基礎を生かしながら、より複雑な形や質感の表現に挑戦する生徒たち。

今後はさらに、日本画や油彩、デザイン、彫塑など、幅広い創作活動にも挑戦していきます。
さまざまな表現に触れながら、自分は何を、どのように表したいのか。
「なりきり芸大生」としての活動は、これからさらに広がっていきます。

【R8市邨ゼミ】カードゲーム解析ゼミ

クラスを超えて、学年を超えて、自分で選んだテーマについて主体的に探究する市邨独自の授業【市邨ゼミ】。

今回は、「カードゲーム解析ゼミ」の活動を紹介します。

カードゲーム解析ゼミでは、カードゲームを題材に、「どうしたらもっと勝てるのか」「自分の好きな戦術をどう生かすか」といった問いをもとに探究を進めています。

好カードゲームで勝つためには、ただ強いカードを集めるだけではありません。
「この戦術を使いたい」「このカードを活躍させたい」
そんな自分のやりたいことを実現するために、どのカードを何枚入れるのか、どのような組み合わせなら狙った動きを再現しやすいのかを考えながら、デッキを組み立てていきます。
そこでは、カード同士の組み合わせを考える構築力だけでなく、確率や条件を考える数学的な思考も必要になります。

また、生徒たちはそれぞれに探究テーマを決め、仮説検証を繰り返します。
小学生の頃から使っているデッキをベースに、「昔のよさを残しながら、今の環境でも戦えるデッキにするにはどうすればよいか」を考える生徒。
自分の好きな戦術やデッキを使いながら、「どうすれば勝率を上げられるか」を探る生徒。
実際に対戦し、結果を振り返り、カードや戦い方を変えて、もう一度試す。
試行錯誤を繰り返しながら、自分なりの答えを探しています。

ゼミには、カードゲームを始めたばかりの生徒もいれば、昨年度から継続して活動している生徒もいます。
初心者の生徒は、基本的なテクニックを学びながら、少しずつ勝率を高める方法を考えています。一方、継続して探究している生徒の中には、「高校2年生の頃に強かったデッキは、現在どれくらい通用するのか」をテーマにしている生徒もいます。
新しいカードが登場するたびに、カードゲームの対戦環境は変化していきます。
以前は強かったカードや戦術が、今では思うように通用しないこともあります。
なぜ以前は強かったものが、今では勝ちにくくなっているのか。
実際の対戦結果を比べながら、カードゲームにおける強さの変化や、環境の「インフレ」についても考えています。

現在は、それぞれの探究テーマをもとに、これまでの検証結果を整理し、発表に向けたプレゼン資料や動画制作を進めています。
「勝ちたい」「このデッキをもっと強くしたい」という自分の興味から生まれた問いが、どのような探究へと広がっていくのでしょうか。
今後の活動も楽しみです。

 

【JICAヨルダン事務所を訪問】 ― 文部科学省EDU-PORT事業について報告・意見交換

名古屋経済大学 国際交流センター ユネスコESD推進室 特任講師、市邨高校 ユネスコ平和教育推進部 主任の松野至教諭が、ヨルダンの首都アンマンにある「JICAヨルダン事務所(JICA Jordan Office)」を昨年に続き訪問しました。

今回の訪問は、文部科学省「日本型教育の海外展開(EDU-PORTニッポン)」採択事業について、これまでの取組とヨルダンで実施する活動をご報告し、今後の事業展開に向けたご助言をいただくことを目的としたものです。

本事業では、ユネスコESDの理念を基盤に、日本の高校生・大学生と海外の学生、現地の方々をオンラインと現地交流でつなぎ、国際的な課題を「遠い世界の出来事」としてではなく、自分たち自身に関わる課題として考え、対話し、行動へとつなげる学びを進めています。

今回のヨルダン滞在では、その実践の一つとして、日本のユネスコ加盟75周年記念事業として実施するオンライン学習会を予定しています。2026年は、日本がユネスコに加盟して75周年にあたり、文部科学省・日本ユネスコ国内委員会でも、教育・科学・文化を通じた国際協力と平和への取組を広げる記念事業が展開されています。

ACCUユネスコアジア文化センターホームページ「市邨学園事業」はこちら

オンライン学習会では、日本や台湾などの学生とヨルダンをつなぎ、UNHCRのグローバルブランド「MADE51」のパートナーとして活動するTribalogyと協働する難民女性の作り手の方々との対談を行います。

MADE51は、UNHCRが展開する取組として、難民の方々が持つ伝統的な技術やものづくりの力を生かし、各地の社会的企業と連携しながら製品づくりや市場との接続を支えています。Tribalogyはヨルダンにおいて、シリアやイラクから避難してきた女性たちと協働し、刺繍などの技術を生かしたものづくりに取り組んでいます。

学生たちは、難民問題について資料や数字だけから学ぶのではなく、実際にヨルダンで生活し、働き、ものづくりに携わる女性たちの声に耳を傾けます。

「支援する側」と「支援される側」という一方向の関係ではなく、同じ社会を生きる人として対話し、互いの文化や経験、考え方から学び合うことを大切にしています。

今回のJICAヨルダン事務所での会議では、こうした本事業の趣旨やこれまでの実践についてご報告するとともに、ヨルダン社会の現状や、現地の方々と協働して教育活動を進めていく際に大切にすべき視点などについて、貴重なご助言をいただきました。

JICAはヨルダンにおいて、持続可能な経済成長への支援に加え、パレスチナ難民、シリア難民、女性、障害のある方々など、さまざまな立場の人々を取り巻く課題にも長年向き合いながら協力を続けています。

地域情勢が大きく変化する中にあっても、現地社会の声を大切にしながら、人材育成や社会の安定、そして人と人とのつながりを支えてこられたJICAヨルダン事務所の取組から、多くのことを学ばせていただきました。

また、JICAの研修等に参加したヨルダンの方々による「JICA Alumni Association in Jordan(JAAJ/ヨルダンJICA帰国研修員同窓会)」についてもご紹介いただき、訪問後にはJAAJが主催する着物ワークショップにも参加させていただきました。

日本での学びや経験が、帰国後も人と人をつなぎ、文化交流や人材育成へと広がっていく姿に直接触れることができたことも、今回の訪問における大切な学びとなりました。 報告ページはこちら

国際協力の現場から学び、その学びを教育へ還元し、さらに学生たちが世界の人々と直接対話する機会へとつないでいく。

今回JICAヨルダン事務所でいただいたご助言を大切にしながら、文部科学省EDU-PORT事業、そして日本のユネスコ加盟75周年記念事業を通して、互いの文化や背景を尊重し、世界の課題をともに考えるESD・平和教育を進めてまいります。

貴重なお時間をいただき、本事業について丁寧なご助言と意見交換の機会をいただきましたJICAヨルダン事務所の皆様に、心より敬意と感謝を申し上げます。

文部科学省のEDU-PORT事業、ユネスコ推進ESD事業として推進してまいります。

 

【JICAヨルダン帰国研修員同窓会の活動へ】JICA Alumni Association in Jordanを松野至先生表敬訪問

本日、ヨルダン滞在の市邨高校ユネスコ平和教育推進部の松野至教諭(名古屋経済大学ユネスコESD推進室特任講師)が、ヨルダンJICA帰国研修員同窓会(JICA Alumni Association in Jordan:JAAJ)が主催する、日本の伝統衣装「着物」をテーマとしたワークショップ(日本の浴衣作成研修)に参加しました。

日本のユネスコ加盟75周年記念事業の一環として、市邨学園の名古屋経済大学ユネスコESD推進室と市邨高校ユネスコ平和教育推進部では、探究型のユネスコ国際理解推進事業、ESD推進事業に取り組んでいます。

8月19日には、国連UNHCRのMADE51のフェアトレード商品を製作している、トライバロジー社のヨルダンに逃れたパレスチナ難民女性・シリア難民女性とのオンライン学生対談会を実施いたします。

台湾と日本の学生たちが、年間を通して学び、考え、探究し、行動する、ユネスコESDプロジェクトです。

詳細はこちら ACCUユネスコアジア文化センターWEBサイト

本日、表敬訪問しましたJAAJは、JICAの研修や留学等のプログラムに参加したヨルダンの方々による組織で、日本で得た経験や知見をヨルダン社会へ還元するとともに、日本とヨルダンをつなぐさまざまな活動を続けています。

今回のワークショップでは、着物の歴史や特徴を学ぶだけでなく、模様や文字を用いたデザイン、紙を使った設計、さらに布地へのデザインや縫製へとつなげていく、実践的なプログラムが行われていました。

日本文化を一方的に「紹介する」のではなく、参加者自身が学び、考え、手を動かし、自らの表現として形にしていく姿がとても印象的でした。

またJAAJでは、長年にわたり日本語教育を続けるとともに、生け花、折り紙、書道などの文化活動、さらに近年では職業・技術人材育成にも活動を広げています。

JICAの協力は、研修そのものが終われば終わりなのではなく、学んだ人々が帰国後、それぞれの社会の中で知識や経験を共有し、新たなつながりを生み出していく。

その姿を実際に見ることができたことは、今回のヨルダン訪問において大変貴重な学びとなりました。

私たちが進めるユネスコESDの取組においても、「学んだことを自分の中だけに留めず、社会へつなぎ、次の誰かへ手渡していく」という視点を大切にしています。

国や文化が異なっても、互いを知り、学び合い、経験を社会へ還元していくこと。

日本とヨルダンをつなぐ皆様の活動から、改めて多くのことを学ばせていただき、日本のユネスコ加盟75周年以降のユネスコ事業として、文化交流事業、国際理解、ESD推進に向けた探究事業の発展へと繋げていく会議を実施し、具体的な検討会議を行いました。

この後、「心の中に平和の砦を築く」ユネスコ国際理解推進、平和事業へと繋げてまいります。

JICAヨルダン事務所ならびにJICA Alumni Association in Jordan(JAAJ)の皆様、貴重な機会をいただき、心より感謝申し上げます。

【Learning from the JICA Alumni Association in Jordan】

During his stay in Jordan, Mr. Itaru Matsuno of the UNESCO Peace Education Promotion Department at Ichimura High School, who also serves as a specially appointed lecturer at the UNESCO ESD Promotion Office of Nagoya University of Economics, had the valuable opportunity to participate in a workshop organized by the JICA Alumni Association in Jordan (JAAJ).

JAAJ is an independent alumni association of Jordanians who have participated in JICA training, study, and other programs.

The workshop focused on kimono, traditional Japanese clothing, and provided participants with an opportunity to learn about its history, characteristics, and design through hands-on activities.

Participants explored design ideas using patterns and Japanese characters, developed their ideas on paper, and learned how these designs could be transformed into fabric and sewn into a sample garment.

It was particularly meaningful to see participants engage with Japanese culture not only by learning about it, but also by thinking creatively and expressing their own ideas through practical activities.

For us, this experience also offered an important opportunity to reflect on the value of learning across cultures.

In our UNESCO ESD activities, we place great importance on learning from people with different backgrounds, respecting one another’s cultures, and connecting what we learn to future dialogue and action.

Through this workshop, we were reminded once again that opportunities to learn together can help build mutual understanding and connections across countries and cultures.

We sincerely thank the JICA Alumni Association in Jordan (JAAJ) for welcoming us and providing this valuable opportunity.

【メディア掲載】メ~テレ戦後81年特集で、本校の平和教育・国際協働の実践が紹介されました

2026年8月13日、メ~テレ(名古屋テレビ)の戦後81年の平和教育特集において、本校が継続して取り組む平和教育・国際支援活動が紹介されました。

今回の報道では、「戦争と平和を“自分ごと”として考える」ことを軸に、授業での学び、地域でのチャリティー活動、そしてカンボジアでの現地研修・学校支援へと、生徒たちの学びが段階的に実践へつながっていく様子を丁寧に取り上げていただきました。

名古屋経済大学ユネスコESD推進室、名古屋経済大学市邨高等学校ユネスコ平和教育推進部では、世界で起きている戦争、紛争、貧困、人権、難民などの課題について、知識として理解するだけではなく、生徒自身が「自分たちに何ができるのか」を問い、国内外の人々との対話や協働を通して、具体的な行動へとつなげる探究的な平和教育(ESD)を進めています。

この夏には、日本と台湾(姉妹校協定校)の大学生と高校生がカンボジアを訪問し、歴史的背景や社会課題について現地で学ぶとともに、これまで継続して交流・支援を行ってきた学校や地域を訪問しました。

また、日本国内の生徒ともオンラインでつなぎ、現地で得た気づきや問いを共有することで、教室と世界を結ぶ学びを実践しました。

こうした取り組みは、持続可能な社会の創り手を育むESD(持続可能な開発のための教育)の理念とも重なるものです。異なる歴史的・文化的背景をもつ人々と出会い、対話し、多様な立場を尊重しながら社会課題を捉えること。

そして、課題を傍観するのではなく、一人ひとりが社会の一員としてできる行動を考えることを大切にしています。

また、本校では国内外の学校、関係機関、専門家、地域の皆様との連携を通して、生徒の学びを学校内だけで完結させず、国際的な協働学習や社会参画へと発展させています。こうした学びの成果を広く社会へ発信することも、次の学びや対話を生み出す重要な教育活動の一つであると考えています。

今回の報道を通して、生徒たちがこれまで積み重ねてきた学びと行動、そして平和について考え続ける姿を多くの方々に届けていただきましたことに、心より感謝申し上げます。

◯番組から寄せられた言葉 ― 学びを、行動へ

今回の放送では、生徒たちが教室で平和について学ぶだけでなく、地域でのチャリティー活動、カンボジアでの現地学習・学校支援、そしてオンラインを活用した学びの共有へと、一つひとつ行動を積み重ねていく姿を紹介していただきました。

番組のスタジオでは、ゲストの方から、

「伝えるには熱が大事で、それが伝わってきた」

とのコメントをいただきました。

生徒たちが自ら問いをもち、学び、対話し、そして行動する。その思いや実践が、学校の外にも伝わったことは、生徒たちにとって大きな励みとなりました。

また、番組の中で松野至教諭は、平和を考える授業について、終戦の日を何気なく迎えるのではなく、過去の日本と現在の世界で起きていることを知ったうえで、平和について考えるきっかけにしてほしいとの思いを伝えています。

さらに、世界に目を向けることで、私たちが「当たり前」と感じている教育や日常が、決して世界共通の当たり前ではないことに気づくことができるとし、小さな学びを、小さな行動へとつなげてほしいとの願いを語りました。

本校が大切にしているのは、世界の課題について「知る」ことだけではありません。

知ることから、考えることへ。
考えることから、対話することへ。
そして、対話から行動へ。

国内外の人々との出会いや対話を通して、多様な文化や価値観を尊重し、世界の課題を自分自身とのつながりの中で捉え、「自分たちにできること」を考え、実践していくことを大切にしています。

今回の報道を、生徒たちのこれまでの学びの成果であると同時に、これからの学びと行動につながる新たな出発点として受け止めています。

取材・報道いただきましたメ~テレの皆様をはじめ、本校の教育活動を支えてくださっている地域の皆様、国内外の学校・関係機関・専門家の皆様に、心より感謝申し上げます。

 

今後も、UNESCOの理念とESD(持続可能な開発のための教育)の視点を大切にしながら、世界の課題を傍観するのではなく、対話と協働を通してよりよい社会の実現に参画する学びを、生徒たちとともに積み重ねてまいります。

今後も本校では、UNESCOの理念およびESDの視点を大切にしながら、世界の課題を自分ごととして捉え、他者との対話・協働を通して考え、行動することのできる生徒の育成を目指してまいります。

 

メ~テレ報道「【戦後81年】戦争と平和を“自分ごと”に 高校生がカンボジア支援で学ぶ 小さな行動の大切さ」

メーテレのホームページはこちら

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【カンボジア国際支援実践】トゥールスレン虐殺博物館から平和を考えるオンライン学習会を実施

2026年8月2日、本校の生徒・学生がカンボジア・プノンペンのトゥールスレン虐殺博物館(Tuol Sleng Genocide Museum)を訪問し、現地と日本をオンラインで結ぶ平和学習会を実施しました。

今回の取り組みは、名古屋経済大学ユネスコESD推進室と連携して進める国際的な学びの一環です。

生徒たちは、今回の訪問をきっかけに平和について学び始めたのではありません。これまで授業や探究活動、台湾の姉妹校との国際交流などを通して、戦争、迫害、難民、人権、国際協力について継続的に学び、対話し、自分たちに何ができるのかを考えてきました。

今回のカンボジア訪問は、そうした学びを実際の歴史の現場へとつなげる実践の機会となりました。

◯歴史の「現場」から平和を考える

トゥールスレン虐殺博物館は、カンボジアの歴史の中で多くの人々が犠牲となった出来事を伝え、その記憶を次世代へ継承する重要な場所です。

前日の8月1日には、博物館の展示や資料について学ぶ事前学習を行いました。そして8月2日のオンライン学習会では、生徒たち自身が現地からレポートを行い、展示から学んだことや、歴史を記録し伝え続けることの意味について、日本の参加者へ発信しました。

歴史を単に「過去の出来事」として知識として学ぶのではなく、

なぜこのような出来事が起きたのか。
人間の尊厳を守るために何が必要なのか。
そして、自分たちの社会とどのようにつながっているのか。

現地に立つことで、生徒たちはこれまでの学びを改めて問い直しました。

◯日本と台湾の学生がともに学び、発信

今回のカンボジア研修には、日本と台湾の学生が参加しています。

 

国や言語、歴史的背景の異なる若者たちが同じ場所に立ち、同じ歴史に向き合い、それぞれの視点から考えることも、本事業が大切にしている学びの一つです。

 

平和について一つの答えを覚えるのではなく、異なる背景をもつ人々と対話しながら考え続けること。そして、学んだことを自分たちの言葉で社会へ伝えていくこと。

 

それは、持続可能な社会の担い手を育てるESD(Education for Sustainable Development:持続可能な開発のための教育)にもつながっています。

◯「知る」から「考える」、そして「行動する」へ

本校では、国際的な課題を遠い世界の出来事として傍観するのではなく、

「知ること」「対話すること」「そして行動すること」を大切にしています。

カンボジアでの学習は、歴史的な悲劇だけを見つめるものではありません。

過去の記憶をどのように受け継ぎ、同じような悲劇を繰り返さない社会をどのようにつくるのか。その問いを、現在を生きる私たち自身の課題として考えることが目的です。

生徒たちはこれまで積み重ねてきた探究を、カンボジアの歴史の現場でさらに深めました。

 

今回得た問いや気づきを、今後の国際交流、難民支援、カンボジア学校支援、そして学校での学びへとつなげていきます。

歴史を学ぶことから、未来の平和をつくる行動へ。

本校はこれからも、国内外の学校・大学・関係機関と協働しながら、生徒一人ひとりが世界の課題を自分自身とつながる問題として考え、対話し、行動できる教育を進めてまいります。

名古屋経済大学ユネスコESD推進室・市邨高校ユネスコ平和教育推進部

ユネスコ活動のインスタグラム動画報告はこちら

【日本のユネスコ加盟75周年記念イベント】

カンボジアの学校で遊具贈呈式と国際交流を実施します

名古屋経済大学市邨高等学校ユネスコ平和教育推進部では、日本のユネスコ加盟75周年記念イベントとして、2026年8月6日にカンボジアの学校を訪問し、遊具贈呈式と国際交流を実施します。

本事業は、文部科学省「EDU-PORTニッポン」応援プロジェクトの一環として、日本・台湾・カンボジアの生徒がともに学び、持続可能な社会の実現に向けて行動するESD(持続可能な開発のための教育)の実践です。

「支援する」から「ともに学ぶ」へ

本校では、チャリティー活動を通して集めた支援を、カンボジアの子どもたちへ届けています。

しかし、私たちの目的は、遊具を贈ることだけではありません。

現地の子どもたちと出会い、ともに遊び、ともに学び、それぞれの文化や生活、価値観を尊重しながら交流することを大切にしています。

支援する人、支援される人という関係ではなく、同じ地球に暮らす一人ひとりが、ともに未来を創る仲間として学び合うことを目指しています。

国境を越えて育む「地球市民性」

これまで本校では、日本と台湾の生徒が継続的に交流を重ね、カンボジアやパレスチナの学校支援について学び、その学びを行動へとつなげてきました。

チャリティー活動や国際交流は、誰かを助けるためだけの活動ではありません。

世界の課題を自分自身の課題として捉え、多様な文化や価値観をもつ人々と協働しながら課題解決を考える力を育むことが、本事業の大きな目的です。

今回の交流を通して、生徒たちは現地の子どもたちとの対話や体験から、新たな気づきや学びを得るとともに、互いを尊重し合う関係を築いていきます。

未来へつながる学び

ESDは、「持続可能な社会の創り手」を育成することを目指しています。

本校では、知識を学ぶだけでなく、その学びを社会への行動へとつなげることを重視しています。

今回の遊具贈呈式と学校交流は、教育を通じて国境を越えた信頼関係を育み、一人ひとりが平和で持続可能な未来の実現に向けて行動するきっかけとなることを願っています。

現地からの学びと交流の様子は、オンラインでも発信する予定です。

生徒たちが世界とつながり、ともに学び、ともに未来を創る姿を、ぜひご覧ください。

インスタグラムの動画紹介はこちら

地域から世界へ、学びを行動へ 〜9年目となる地域と連携したカンボジア学校支援・パレスチナ学校支援〜

地域から世界へ、学びを行動へ

仲田銀座商店街夏祭りでカンボジア・パレスチナ学校支援チャリティーを実施

名古屋経済大学市邨高等学校の生徒たちは、仲田銀座商店街の皆様から温かいご支援をいただき、夏祭りにおいて、カンボジアとパレスチナの学校支援を目的としたチャリティー綿菓子を実施しました。

市邨高校では、ユネスコスクールとして、平和、人権、国際理解、文化の多様性、持続可能な社会づくりを大切にした教育活動を推進しています。

ユネスコ平和教育推進部を中心に、生徒たちは世界で起きている課題を知識として学ぶだけでなく、現地の人々や国内外の学校、国際協力に携わる方々との対話を通して課題の背景を考え、自分たちにできる行動へと学びをつなげています。

今回のチャリティー活動も、募金を集めることだけを目的としたものではありません。

生徒たちは、カンボジアやパレスチナの歴史、紛争、貧困、教育環境について学び、地域の皆様に活動の目的を自分たちの言葉で伝えました。綿菓子作りや来場者との交流、仲間との協働を通して、社会の一員として責任をもって行動することの意味を学びました。

地域での小さな行動が、国境を越え、世界の子どもたちの学びと未来につながることを実感する、貴重なESDの実践となりました。

市邨高校 ユネスコインスタグラムリンク先
https://www.instagram.com/reel/DbQiCOOzA9R/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==

◯ 9年目を迎えたカンボジアの子どもたちへの支援

市邨高校によるカンボジアの子どもたちへの支援活動は、今年で9年目を迎えます。

これまで、生徒たちは現地の教育環境や生活課題について学びながら、文房具や子ども服の寄贈、遊具や手洗い設備の整備支援、チャリティー活動、現地と日本をつなぐオンライン学習会などに継続して取り組んできました。

こうした活動で大切にしているのは、現地の人々を一方的な「支援の対象」として捉えないことです。

現地の文化や暮らし、願い、地域の力を尊重し、互いに学び合う姿勢を大切にしています。生徒たちは、支援する側・される側という固定的な関係を越え、共に持続可能な未来をつくる仲間として、対話と協働を重ねています。

本校の継続的な活動は、文部科学省「ユネスコスクール公式ウェブサイト」でも紹介されています。

▶ [名古屋経済大学市邨高等学校のユネスコスクール活動]
(https://www.unesco-school.mext.go.jp/schools/list/nagoya-university-of-economics-ichimura-senior-high-school/)

◯昨年度のチャリティーを、カンボジアの子どもたちへ

昨年度、生徒・学生が地域行事や学校行事を通して取り組んだチャリティー活動は、2026年8月6日にカンボジアの公立学校で実施する遊具贈呈式へとつながります。

当日は、日本と台湾の高校生・大学生が現地を訪問し、これまで探究してきたカンボジアの教育環境、貧困、地域の暮らし、国際協力について発表します。

その後、子どもたちが安全に体を動かし、友達と遊び、心身の成長につなげることのできる遊具を贈呈します。

遊具を届けることだけでなく、現地の子どもたちや地域の皆様と交流し、それぞれの文化や暮らしを学び合うことを大切にします。

▶ [8月6日 カンボジア公立学校への遊具贈呈式・探究学習発表会](https://www.unesco-school.mext.go.jp/?action=bbs_view_main_post&bbs_id=17&block_id=658&nc_session=c1f2p5ub6ub9ickg8qoubm12e6&page_id=0&post_id=45)

◯歴史の記憶から平和を探究する

2026年8月2日には、日本のユネスコ加盟75周年記念事業として、カンボジア・プノンペンにあるトゥールスレン虐殺資料館と日本をオンラインでつなぐ探究学習会を開催します。

日本と台湾の高校生・大学生が、クメール・ルージュ政権下で起きた人権侵害や虐殺の歴史について事前に学び、現地からの中継や対話を通して、歴史の記憶を継承する意味を考えます。

過去の悲劇を知ることだけで終わらせず、差別や暴力を生み出す社会の構造、人間の尊厳、平和を守るための責任について考え、現在と未来の行動へつなげます。

これは、平和を単に願うだけではなく、歴史的事実に向き合い、多様な立場から考え、より公正な社会をつくるために行動する力を育む平和教育です。

▶ [8月2日 第2回カンボジア世界遺産からの探究学習会](https://www.unesco-school.mext.go.jp/information/info-list/)

◯難民女性との対話から、公正な社会を考える

2026年8月19日には、日本・台湾・ヨルダンをオンラインでつなぐESD探究学習発表会・国際対談を開催します。

日本と台湾の高校生・大学生が、難民問題、フェアトレード、女性の就労と自立、国際支援について学んだ成果を発表します。さらに、ヨルダンで難民女性の生活や仕事に関わる活動に取り組む方々と対話します。

この学習会では、難民女性を「かわいそうな人」や一方的な支援の対象として捉えるのではなく、一人ひとりが経験、能力、尊厳、希望をもつ存在であることに向き合います。

また、私たちが商品を購入するという日常の選択が、生産者の仕事、生活、人権、社会の公正さとどのようにつながっているのかを考えます。

生徒たちは、対話を通して自分たちが無意識に抱いていた見方や前提を問い直し、多様な立場を尊重しながら、公正で持続可能な社会に向けて自分たちにできる行動を探究します。

▶ [8月19日 日本・台湾・ヨルダンをつなぐESD探究学習発表会・国際対談](https://www.unesco-school.mext.go.jp/event/%E3%80%90%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%83%A6%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%82%B3%E5%8A%A0%E7%9B%9F75%E5%91%A8%E5%B9%B4%E8%A8%98%E5%BF%B5%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E3%80%91%EF%BC%98%E6%9C%88%EF%BC%91%EF%BC%99%E6%97%A5/)

◯「知る」から「行動する」へ

今回の活動は、地域で行うチャリティー、授業や探究学習、海外の学校との協働、現地訪問、オンライン対話、学習成果の発信を一つにつなぐ教育実践です。

生徒たちは、次の学習の循環を経験します。

世界の課題を知る。
背景や原因を多面的に考える。
現地の人々や仲間と対話する。
自分たちにできる行動を選択する。
社会に向けて発信する。
活動を振り返り、次の学びへつなげる。

この循環を通して、生徒たちは知識や技能だけでなく、他者への共感、多様性を尊重する態度、批判的に考える力、仲間と協働する力、責任ある意思決定、社会に参画する力を育んでいます。

市邨高校が目指すのは、国際問題を遠くから眺める人ではなく、世界の課題と自分とのつながりを考え、他者と協働しながら、よりよい社会に向けて行動できる人を育てることです。

地域に根差しながら世界とつながり、世界で得た学びを再び地域へ還元する。

市邨学園はこれからも、名古屋経済大学ユネスコESD推進室と連携し、ユネスコの理念とESDの考え方を教育活動の中で具体化し、平和で公正かつ持続可能な社会の創り手を育む教育を推進してまいります。

生徒たちの学びと行動を温かく支えてくださった仲田銀座商店街の皆様、チャリティーにご協力いただいた地域の皆様に、心より御礼申し上げます。

From the Local Community to the World: Turning Learning into Action

Charity Event Held at the Nakata Ginza Shopping Street Summer Festival in Support of Schools in Cambodia and Palestine

Students of Nagoya University of Economics Ichimura Senior High School took part in a charity cotton candy activity at the Nakata Ginza Shopping Street Summer Festival, with the warm support of the local shopping street community. The activity was organized to support schools in Cambodia and Palestine.

As a UNESCO Associated School, Ichimura Senior High School promotes educational activities that value peace, human rights, international understanding, cultural diversity, and the creation of a sustainable society.

Through the school’s UNESCO Peace Education Promotion Department, students do not merely study global issues as academic knowledge. They engage in dialogue with people in affected communities, schools in Japan and abroad, and individuals involved in international cooperation. Through these encounters, they examine the background of global challenges and connect their learning with concrete action.

This charity activity was therefore not simply intended to raise funds.

Students studied the history, conflicts, poverty, and educational conditions of Cambodia and Palestine, and explained the purpose of the initiative to visitors in their own words. By making cotton candy, interacting with members of the local community, and cooperating with their peers, they learned what it means to act responsibly as members of society.

The experience became a meaningful practice of Education for Sustainable Development, enabling students to recognize that actions taken within their local community can cross national borders and contribute to the learning and future of children around the world.

◯Nine Years of Support for Children in Cambodia

Ichimura Senior High School’s support for children in Cambodia has now entered its ninth year.

Students have continuously studied local educational and living conditions while engaging in the donation of stationery and children’s clothing, support for playground and handwashing facilities, charity activities, online learning programs connecting Cambodia and Japan, and exchanges with local communities.

A fundamental principle of these activities is that people in Cambodia are not regarded simply as passive recipients of assistance.

Students are encouraged to respect local culture, ways of life, aspirations, and the strengths of the community. Rather than maintaining a fixed relationship between those who provide support and those who receive it, the school seeks to develop dialogue and collaboration among partners working together toward a sustainable future.

The school’s continuing initiatives are also introduced on the official UNESCO Associated Schools website of Japan’s Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology.

▶ [UNESCO Associated School Activities of Nagoya University of Economics Ichimura Senior High School]

(https://www.unesco-school.mext.go.jp/schools/list/nagoya-university-of-economics-ichimura-senior-high-school/)

◯Connecting Last Year’s Charity Activities with Children in Cambodia

The charity activities conducted by students and university participants during the previous academic year will lead to a playground equipment presentation ceremony at a public school in Cambodia on August 6, 2026.

High school and university students from Japan and Taiwan will visit the community and present the results of their inquiry-based studies on education, poverty, local life, and international cooperation in Cambodia.

They will then present playground equipment that will allow children to exercise safely, play together, and support their physical and emotional development.

The purpose of the visit is not only to deliver equipment. Students will also interact with local children and community members, learn about their culture and daily lives, and develop mutual understanding.

▶ [August 6: Playground Equipment Presentation Ceremony and Inquiry-Based Learning Program in Cambodia]

(https://www.unesco-school.mext.go.jp/?action=bbs_view_main_post&bbs_id=17&block_id=658&nc_session=c1f2p5ub6ub9ickg8qoubm12e6&page_id=0&post_id=45)

◯Exploring Peace through Historical Memory

On August 2, 2026, an inquiry-based learning program connecting Japan with the Tuol Sleng Genocide Museum in Phnom Penh, Cambodia, will be held as part of the commemorative program marking the 75th anniversary of Japan’s membership in UNESCO.

High school and university students from Japan and Taiwan will study the human rights violations and mass atrocities committed under the Khmer Rouge regime. Through a live connection from the museum and dialogue with participants, they will consider the significance of preserving and passing on historical memory.

The purpose is not simply to learn about tragedies of the past. Students will examine the social structures that can give rise to discrimination and violence, reflect on human dignity and responsibility for peace, and connect historical learning with actions in the present and future.

This represents a form of peace education that moves beyond merely wishing for peace. It encourages students to face historical facts, examine issues from multiple perspectives, and develop the capacity to act toward a more just society.

▶ [August 2: Inquiry-Based Learning Program from a Cambodian World Heritage Site]
(https://www.unesco-school.mext.go.jp/information/info-list/)

◯ Considering a Just Society through Dialogue with Refugee Women

On August 19, 2026, an ESD inquiry presentation and international dialogue will connect participants in Japan, Taiwan, and Jordan.

High school and university students from Japan and Taiwan will present what they have learned about refugee issues, fair trade, women’s employment and economic independence, and international assistance. They will also engage in dialogue with people in Jordan who work closely with refugee women and support their livelihoods and employment.

The learning program will not portray refugee women merely as people to be pitied or as passive recipients of aid. Instead, students will encounter them as individuals with their own experiences, abilities, dignity, hopes, and aspirations.

Students will also consider how everyday consumer choices are connected to producers’ work, living conditions, human rights, and social justice.

Through dialogue, they will examine and reconsider their own assumptions, respect diverse perspectives, and explore actions they can take toward a more just and sustainable society.

▶ [August 19: ESD Inquiry Presentation and International Dialogue Connecting Japan, Taiwan, and Jordan]

(https://www.unesco-school.mext.go.jp/event/%E3%80%90%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%83%A6%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%82%B3%E5%8A%A0%E7%9B%9F75%E5%91%A8%E5%B9%B4%E8%A8%98%E5%BF%B5%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E3%80%91%EF%BC%98%E6%9C%88%EF%BC%91%EF%BC%99%E6%97%A5/)

◯From Knowing to Taking Action

This initiative connects community-based charity activities, classroom learning, inquiry-based learning, international school collaboration, visits to local communities overseas, online dialogue, and the public sharing of learning outcomes.

Through these activities, students experience the following learning cycle:

They learn about global challenges.
They examine their causes and backgrounds from multiple perspectives.
They engage in dialogue with local communities and fellow students.
They choose actions they can take.
They communicate their learning to society.
They reflect on their experiences and connect them with further learning.

Through this process, students have opportunities to develop not only knowledge and skills, but also empathy, respect for diversity, critical thinking, collaboration, responsible decision-making, and participation in society.

Ichimura Senior High School aims to nurture students who do not simply observe international challenges from a distance, but who recognize their own connection to those challenges and work with others toward a better society.

Rooted in the local community while connected with the wider world, the school brings global learning back into the community.

Ichimura Senior High School will continue to embody the principles of UNESCO and ESD through its educational activities and nurture learners who contribute to the creation of a peaceful, just, and sustainable society.

We extend our sincere appreciation to the Nakata Ginza Shopping Street community and to all those who supported the students’ learning and charity activities.