【メディア掲載】メ~テレ戦後81年特集で、本校の平和教育・国際協働の実践が紹介されました

2026年8月13日、メ~テレ(名古屋テレビ)の戦後81年の平和教育特集において、本校が継続して取り組む平和教育・国際支援活動が紹介されました。

今回の報道では、「戦争と平和を“自分ごと”として考える」ことを軸に、授業での学び、地域でのチャリティー活動、そしてカンボジアでの現地研修・学校支援へと、生徒たちの学びが段階的に実践へつながっていく様子を丁寧に取り上げていただきました。

名古屋経済大学ユネスコESD推進室、名古屋経済大学市邨高等学校ユネスコ平和教育推進部では、世界で起きている戦争、紛争、貧困、人権、難民などの課題について、知識として理解するだけではなく、生徒自身が「自分たちに何ができるのか」を問い、国内外の人々との対話や協働を通して、具体的な行動へとつなげる探究的な平和教育(ESD)を進めています。

この夏には、日本と台湾(姉妹校協定校)の大学生と高校生がカンボジアを訪問し、歴史的背景や社会課題について現地で学ぶとともに、これまで継続して交流・支援を行ってきた学校や地域を訪問しました。

また、日本国内の生徒ともオンラインでつなぎ、現地で得た気づきや問いを共有することで、教室と世界を結ぶ学びを実践しました。

こうした取り組みは、持続可能な社会の創り手を育むESD(持続可能な開発のための教育)の理念とも重なるものです。異なる歴史的・文化的背景をもつ人々と出会い、対話し、多様な立場を尊重しながら社会課題を捉えること。

そして、課題を傍観するのではなく、一人ひとりが社会の一員としてできる行動を考えることを大切にしています。

また、本校では国内外の学校、関係機関、専門家、地域の皆様との連携を通して、生徒の学びを学校内だけで完結させず、国際的な協働学習や社会参画へと発展させています。こうした学びの成果を広く社会へ発信することも、次の学びや対話を生み出す重要な教育活動の一つであると考えています。

今回の報道を通して、生徒たちがこれまで積み重ねてきた学びと行動、そして平和について考え続ける姿を多くの方々に届けていただきましたことに、心より感謝申し上げます。

◯番組から寄せられた言葉 ― 学びを、行動へ

今回の放送では、生徒たちが教室で平和について学ぶだけでなく、地域でのチャリティー活動、カンボジアでの現地学習・学校支援、そしてオンラインを活用した学びの共有へと、一つひとつ行動を積み重ねていく姿を紹介していただきました。

番組のスタジオでは、ゲストの小島よしおさんから、

「伝えるには熱が大事で、それが伝わってきた」

とのコメントをいただきました。

生徒たちが自ら問いをもち、学び、対話し、そして行動する。その思いや実践が、学校の外にも伝わったことは、生徒たちにとって大きな励みとなりました。

また、番組の中で松野至教諭は、平和を考える授業について、終戦の日を何気なく迎えるのではなく、過去の日本と現在の世界で起きていることを知ったうえで、平和について考えるきっかけにしてほしいとの思いを伝えています。

さらに、世界に目を向けることで、私たちが「当たり前」と感じている教育や日常が、決して世界共通の当たり前ではないことに気づくことができるとし、小さな学びを、小さな行動へとつなげてほしいとの願いを語りました。

本校が大切にしているのは、世界の課題について「知る」ことだけではありません。

知ることから、考えることへ。
考えることから、対話することへ。
そして、対話から行動へ。

国内外の人々との出会いや対話を通して、多様な文化や価値観を尊重し、世界の課題を自分自身とのつながりの中で捉え、「自分たちにできること」を考え、実践していくことを大切にしています。

今回の報道を、生徒たちのこれまでの学びの成果であると同時に、これからの学びと行動につながる新たな出発点として受け止めています。

取材・報道いただきましたメ~テレの皆様をはじめ、本校の教育活動を支えてくださっている地域の皆様、国内外の学校・関係機関・専門家の皆様に、心より感謝申し上げます。

今後も、UNESCOの理念とESD(持続可能な開発のための教育)の視点を大切にしながら、世界の課題を傍観するのではなく、対話と協働を通してよりよい社会の実現に参画する学びを、生徒たちとともに積み重ねてまいります。

今後も本校では、UNESCOの理念およびESDの視点を大切にしながら、世界の課題を自分ごととして捉え、他者との対話・協働を通して考え、行動することのできる生徒の育成を目指してまいります。

メ~テレ報道「【戦後81年】戦争と平和を“自分ごと”に 高校生がカンボジア支援で学ぶ 小さな行動の大切さ」

YouTubeでご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=E1_i_pCQb6c

市邨高校インスタグラム報告はこちら

【カンボジア国際支援実践】JICAカンボジア事務所(プノンペン)を表敬訪問

― カンボジア国際支援実践の成果を報告し、感謝状を受領 ―

カンボジアで実施している国際支援実践・平和教育活動の一環として、JICAカンボジア事務所を表敬訪問しました。

今回の訪問では、市邨高校ユネスコ平和教育推進部と名古屋経済大学ユネスコESD推進室が連携して進めているカンボジアでの教育・国際支援活動について報告しました。

本事業では、生徒・学生がカンボジアの歴史や社会、教育について学ぶだけでなく、実際に現地を訪れ、人々との対話や学校との交流、支援活動を通して、国際協力について実践的に考えることを大切にしています。

JICAカンボジア事務所では、これまで継続して取り組んできたカンボジアでの学校支援や平和教育、国境を越えた生徒・学生の交流について報告するとともに、今後の事業の発展に向けた貴重なご助言をいただきました。

また、今回の訪問では、昨年度のカンボジアのコッコン州公立幼稚園支援活動に関する、カンボジア政府からの感謝状を受領しました。

この感謝状は、これまで活動に参加してきた生徒・学生をはじめ、カンボジアと日本の双方で本事業を支えてくださった多くの皆様との継続的な取り組みの積み重ねによるものです。

生徒・学生にとっても、自分たちが学び、考え、行動してきた取り組みが、国際協力の現場とつながっていることを実感する貴重な機会となりました。

本事業では、国際支援を一方向的な「支援する側」と「支援される側」の関係として捉えるのではなく、異なる文化や社会的背景を持つ人々と対話し、互いに学び合いながら課題について考えることを大切にしています。

今回いただいたご助言や学びを、今後のカンボジアでの活動だけでなく、市邨高校・名古屋経済大学における授業、探究活動、国際交流へと還元していきます。

市邨高校ユネスコ平和教育推進部と名古屋経済大学ユネスコESD推進室では、今後も国内外の学校、大学、国際協力機関、地域の皆様との連携を大切にしながら、生徒・学生が世界の課題を自分自身の問題として捉え、学び、対話し、行動へとつなげる平和・ESD教育を推進してまいります。

JICAカンボジア事務所の皆様、このたびは貴重なお時間をいただき、心より御礼申し上げます。

名古屋経済大学ユネスコESD推進室
名古屋経済大学市邨高等学校ユネスコ平和教育推進部

市邨学園ユネスコ活動が文部科学省公募事業に採択されました

― 大学と高校が連携して取り組む、国境を越えた平和・ESD教育 ―

名古屋経済大学ユネスコESD推進室と名古屋経済大学市邨高等学校ユネスコ平和教育推進部が連携して取り組む国際教育活動が、文部科学省の公募事業「EDU-Portニッポン」の事業として採択されました。

本事業では、高校と大学がそれぞれの教育活動をつなぎ、日本の生徒・学生だけでなく、台湾、カンボジア、ヨルダンなど海外の学校・教育機関・国際協力機関等とも連携しながら、平和、国際協力、人権、難民問題、貧困、文化理解など、世界が抱える課題について学び、対話し、実際の行動へとつなげる教育を進めています。

単に海外について「知る」ことを目的とするのではありません。現地の人々との対話、オンラインでの国際交流、海外でのフィールドワーク、学校支援や難民支援などの実践を通して、生徒・学生一人ひとりが世界の課題を自分自身に関わる問題として考え、「自分たちにも社会のためにできることがある」と実感できる学びを目指しています。

 ◯高校と大学が連携するESD・平和教育

名古屋経済大学では「ユネスコESD推進室」、市邨高校では「ユネスコ平和教育推進部」が中心となり、高校生・大学生・教職員が連携して事業を展開しています。

高校での授業や探究活動で生まれた問いを大学での学びや専門的な知見につなぎ、さらに海外の学校や国際機関、NGOなどとの交流を通して発展させます。また、大学生と高校生が同じ国際課題について学び、協働して活動することで、学校種を越えた学びの場をつくっています。

こうした「高校と大学の接続」も、本事業の大きな特色の一つです。

◯日本・台湾・カンボジア・ヨルダンをつなぐ学び

本事業では、日本国内だけで完結する学習ではなく、国境を越えた対話と協働を重視しています。

台湾の姉妹校の学校との継続的な交流、カンボジアにおける平和学習や学校支援、ヨルダンにおける難民問題についての学習や対話などを通して、生徒・学生が異なる歴史や文化、社会的背景を持つ人々と直接向き合います。

現地を訪問する生徒・学生だけでなく、日本にいる多くの生徒もオンライン中継や授業を通して参加します。現地と教室をICTでつなぐことで、限られた参加者だけの経験にせず、学校全体へ学びを広げていくことも大切にしています。

◯「学ぶ」探究活動から「行動する」へ

市邨高校と名古屋経済大学が大切にしているのは、国際問題を遠い世界の出来事として傍観するのではなく、学びを具体的な行動につなげることです。

生徒・学生たちは、難民支援やカンボジアの学校支援、チャリティ活動、国際交流、現地からのオンライン学習会など、さまざまな実践に取り組んでいます。

その過程で、

「なぜ、この問題が起きているのか」
「異なる立場の人は、どのように感じているのか」
「自分たちに何ができるのか」

を考え、対話し、行動します。

答えを一方的に教えるのではなく、生徒・学生自身が問いを持ち、調べ、現地の声を聞き、考え、行動することを通して、持続可能で平和な社会を築く担い手を育てることを目指しています。

 ◯UNESCOの理念を学校教育の実践へ

UNESCO(ユネスコ)は、教育、科学、文化を通して平和の構築を目指す国際機関です。

本校・本学では、その理念を学校教育の中で具体化し、異文化を尊重する力、他者と対話する力、世界の課題を自分事として捉える力、そして社会のために行動しようとする力を育むことを重視しています。

今回の文部科学省公募事業への採択を、これまでの活動の到達点ではなく、さらに教育実践を発展させる機会として捉えています。

今後も名古屋経済大学ユネスコESD推進室と市邨高校ユネスコ平和教育推進部が連携し、国内外の学校、大学、国際機関、NGO、地域の皆様と協働しながら、次世代を担う生徒・学生とともに、平和と持続可能な社会の実現につながる学びを進めてまいります。

本ページでは、文部科学省公募事業への採択を示す採択証明書をあわせて公開いたします。

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【カンボジア国際支援実践】トゥールスレン虐殺博物館から平和を考えるオンライン学習会を実施

2026年8月2日、本校の生徒・学生がカンボジア・プノンペンのトゥールスレン虐殺博物館(Tuol Sleng Genocide Museum)を訪問し、現地と日本をオンラインで結ぶ平和学習会を実施しました。

今回の取り組みは、名古屋経済大学ユネスコESD推進室と連携して進める国際的な学びの一環です。

生徒たちは、今回の訪問をきっかけに平和について学び始めたのではありません。これまで授業や探究活動、台湾の姉妹校との国際交流などを通して、戦争、迫害、難民、人権、国際協力について継続的に学び、対話し、自分たちに何ができるのかを考えてきました。

今回のカンボジア訪問は、そうした学びを実際の歴史の現場へとつなげる実践の機会となりました。

◯歴史の「現場」から平和を考える

トゥールスレン虐殺博物館は、カンボジアの歴史の中で多くの人々が犠牲となった出来事を伝え、その記憶を次世代へ継承する重要な場所です。

前日の8月1日には、博物館の展示や資料について学ぶ事前学習を行いました。そして8月2日のオンライン学習会では、生徒たち自身が現地からレポートを行い、展示から学んだことや、歴史を記録し伝え続けることの意味について、日本の参加者へ発信しました。

歴史を単に「過去の出来事」として知識として学ぶのではなく、

なぜこのような出来事が起きたのか。
人間の尊厳を守るために何が必要なのか。
そして、自分たちの社会とどのようにつながっているのか。

現地に立つことで、生徒たちはこれまでの学びを改めて問い直しました。

◯日本と台湾の学生がともに学び、発信

今回のカンボジア研修には、日本と台湾の学生が参加しています。

 

国や言語、歴史的背景の異なる若者たちが同じ場所に立ち、同じ歴史に向き合い、それぞれの視点から考えることも、本事業が大切にしている学びの一つです。

 

平和について一つの答えを覚えるのではなく、異なる背景をもつ人々と対話しながら考え続けること。そして、学んだことを自分たちの言葉で社会へ伝えていくこと。

 

それは、持続可能な社会の担い手を育てるESD(Education for Sustainable Development:持続可能な開発のための教育)にもつながっています。

◯「知る」から「考える」、そして「行動する」へ

本校では、国際的な課題を遠い世界の出来事として傍観するのではなく、

「知ること」「対話すること」「そして行動すること」を大切にしています。

カンボジアでの学習は、歴史的な悲劇だけを見つめるものではありません。

過去の記憶をどのように受け継ぎ、同じような悲劇を繰り返さない社会をどのようにつくるのか。その問いを、現在を生きる私たち自身の課題として考えることが目的です。

生徒たちはこれまで積み重ねてきた探究を、カンボジアの歴史の現場でさらに深めました。

 

今回得た問いや気づきを、今後の国際交流、難民支援、カンボジア学校支援、そして学校での学びへとつなげていきます。

歴史を学ぶことから、未来の平和をつくる行動へ。

本校はこれからも、国内外の学校・大学・関係機関と協働しながら、生徒一人ひとりが世界の課題を自分自身とつながる問題として考え、対話し、行動できる教育を進めてまいります。

名古屋経済大学ユネスコESD推進室・市邨高校ユネスコ平和教育推進部

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【カンボジア国際支援実践】カンボジアの子どもたちと学び合う――遊具贈呈と交流を通して考える「支援」のかたち

2026年8月6日、名古屋経済大学市邨高等学校ユネスコ平和教育推進部・名古屋経済大学国際交流センター ユネスコESD推進室では、市邨高校ユネスコ平和教育推進部と連携して、カンボジア・シェムリアップ地域において、現地の子どもたちとの交流および遊具の贈呈を行いました。

本活動は、文部科学省採択事業の一環として進めている国際協働学習・ユネスコESD活動の実践の一つです。

今回参加した日本と台湾の学生たちは、現地を訪れるまでの間、オンライン交流や探究学習を重ねながら、カンボジアの教育や生活環境、国際支援のあり方について考えてきました。

◯「届ける支援」から「ともに考える学び」へ

今回の活動では、遊具を贈呈すること自体を目的とするのではなく、その背景にある地域の暮らしや教育環境を知り、現地の人々と直接交流することを大切にしました。

学生たちはシェムリアップ市内から学校へ向かう途中、地域の市場にも立ち寄り、人々の生活や地域社会の様子を学びました。

その後、現地の学校を訪問し、子どもたちと交流。贈呈した遊具で一緒に遊びながら、言葉や国籍を越えて時間を共有しました。

「支援する側」と「支援される側」に分かれるのではなく、お互いを知り、ともに学び、同じ時間を過ごすこと。

そこから、学生たちは国際協力において本当に大切なものは何かを考えました。

◯日本と台湾の学生が、カンボジアで行動へ

本校では、国際的な課題を知識として学ぶだけではなく、学生自身が「自分たちに何ができるのか」を考え、対話し、実際の行動へつなげる学びを続けています。

今回のカンボジア訪問も、その積み重ねの先にあります。

日本と台湾の学生がともに学び、現地を訪れ、地域の方々や子どもたちと出会うことで、教室やオンラインだけでは得ることのできない気づきが生まれました。

文化や生活環境が異なっていても、互いを尊重し、同じ未来を考えることはできます。

こうした経験を通して、学生たちは「国際問題を傍観するのではなく、自分たちも社会をつくる一人として行動する」という姿勢を深めています。

◯支援の先にある、持続可能な関係を

遊具の贈呈は、この活動の「ゴール」ではありません。

子どもたちが遊具を使い、笑顔で交流する姿を実際に見ることによって、学生たちは、自分たちがこれまで考え、準備し、行動してきたことが現地の人々とどのようにつながっているのかを実感しました。

 

同時に、一度の支援で終わるのではなく、地域の文化や価値観を尊重しながら関係を築き続けることの大切さも学びました。

ユネスコが大切にする平和とは、単に争いがない状態だけではありません。

異なる文化や背景を持つ人々が互いを理解し、尊重し、対話と協働を積み重ねていくことも、平和を築くための重要な一歩です。

今回の経験を、学生たちは今後の探究活動や学校での発信、さらに次の行動へとつなげていきます。

本校・本学では、これからも国内外の仲間と協働しながら、世界の課題を「誰かの問題」で終わらせず、自ら考え、対話し、行動することのできる若者の育成を目指していきます。

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名古屋経済大学ユネスコESD推進室・市邨高校ユネスコ平和教育推進部

【日本のユネスコ加盟75周年記念イベント】第2回カンボジア・トゥールスレン虐殺博物館から学ぶ平和教育を開催します

名古屋経済大学市邨高等学校ユネスコ平和教育推進部では、日本のユネスコ加盟75周年記念イベントとして、2026年8月2日、カンボジアのトゥールスレン虐殺博物館からオンライン平和学習会を開催します。

本学習会は、文部科学省「EDU-PORTニッポン」応援プロジェクトの一環として実施し、日本・台湾・カンボジアをオンラインでつなぎ、現地から歴史の事実を共有しながら、平和について対話し、探究する機会とします。

「過去を知る」から「未来を創る」学びへ

トゥールスレン虐殺博物館は、カンボジアの歴史を学ぶ上で極めて重要な場所です。

本校では、歴史を単なる知識として学ぶだけではなく、「なぜこのような出来事が起こったのか」「同じ悲劇を繰り返さないために、私たちには何ができるのか」という問いを、生徒一人ひとりが自分自身の課題として考えることを大切にしています。

現地を訪れ、実際の資料や空間から学ぶことは、教室だけでは得ることのできない気づきを生み出します。歴史の事実と向き合い、多様な立場に耳を傾け、対話を重ねることは、より公正で平和な社会の実現に向けた資質・能力を育む重要な学びです。

国際協働によるESDの実践

本校では、これまで日本と台湾の生徒が継続的に交流を重ねながら、カンボジアやパレスチナの学校支援について学び、ともに考え、行動してきました。

今回の学習会では、現地からの中継を通して、歴史的事実を共有するとともに、それぞれの学びや考えを交流し、国境を越えて平和について対話します。

このような学びは、ESD(持続可能な開発のための教育)が目指す「持続可能で平和な社会の創り手」の育成につながる実践であり、世界の課題を自分事として捉え、多様な人々と協働しながら課題解決に取り組む姿勢を育むことを目指しています。

現地から、未来へつながる学びを発信

本学習会は、カンボジア・トゥールスレン虐殺博物館からオンラインで配信します。

歴史を忘れないためではなく、歴史から学び、未来の平和を築くために。

現地だからこそ伝えられる事実を共有し、一人ひとりが平和について考え、行動するきっかけとなる学習会を目指します。

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

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フェアトレードを通して難民女性の仕事と尊厳について学びました

― ヨルダンの社会的企業「Tribalogy」とつながる国際支援・探究活動 ―

本校では、2026年6月から7月下旬にかけて、ヨルダンの社会的企業「Tribalogy(トライバロジー)」のフェアトレード活動について学び、難民女性が制作した商品を通して、仕事、文化、尊厳、国際支援の在り方を考える探究活動に取り組みました。

Tribalogyは、ヨルダンのザルカを拠点に、シリア、イラク、パレスチナなどにルーツを持つ難民や、受入地域の職人と協働する社会的企業です。難民女性たちは、故郷から受け継いだ刺しゅうなどの技術を生かしながら、バッグや小物などの商品を制作しています。

 Tribalogyの商品から、私たちの買い物と世界のつながりを考える

私たちは、ヨルダンで活動する社会的企業「Tribalogy(トライバロジー)」のフェアトレード活動について学びました。

Tribalogyでは、難民女性や地域の職人の方々が、刺しゅうなどの伝統的な技術を生かして商品を制作しています。私たちは、商品について調べる中で、手仕事が収入につながるだけでなく、文化を受け継ぐことや、自分らしく働くこと、尊厳を守ることにもつながっていると知りました。

最初は、商品を購入することが支援になると考えていました。しかし、学びを進める中で、買うことだけで終わってはいけないと感じました。

「誰が、どのような環境で作っているのか」
「商品に込められた思いや文化を、私たちは理解しているか」
「公正な取引とは、どのようなものか」
「自分たちの買い物は、社会にどのような影響を与えるのか」

私たちは、このような問いを持ちながら、フェアトレード、難民問題、働く権利、国際協力について考えてきました。

動画では、Tribalogyの活動や商品の背景、学習を通して私たちが気付いたことを、生徒自身の言葉で紹介しています。

フェアトレード商品を一つ購入するだけで、難民を取り巻くすべての問題が解決するわけではありません。紛争や避難、教育や仕事の機会の不足など、背景には複雑な課題があります。

それでも、商品を作った人のことを知り、その文化や技術を尊重し、自分の選択について考えることは、私たちにもできる行動の一つだと思います。

世界の問題を遠い出来事として終わらせず、日常の買い物や選択から、自分たちにできることを考えていきたいです。

インスタグラムリンク

High School Students Explore Fair Trade and Refugee Women’s Work

What Tribalogy Taught Us About the Connection Between Our Choices and the World

We learned about the fair trade activities of Tribalogy, a social enterprise based in Jordan.

At Tribalogy, refugee women and local artisans create products using traditional skills such as embroidery. As we learned more about their work, we came to understand that handicrafts can provide not only income, but also opportunities to preserve culture, work with dignity, and maintain a sense of identity.

At first, we thought that purchasing the products itself was the main form of support. However, as our learning continued, we realized that support should not end with simply buying something.

Who made this product, and under what circumstances?
Do we understand the culture and meaning behind it?
What does fair trade truly mean?
How do our everyday choices affect people and society?

By asking these questions, we explored fair trade, refugee issues, the right to work, and international cooperation.

In this video, we introduce Tribalogy’s activities, the stories behind its products, and what we discovered through our inquiry-based learning.

Buying one fair trade product cannot solve every challenge faced by refugees. Conflict, displacement, limited access to education, and a lack of employment opportunities are complex issues that require continued learning and action.

Even so, learning about the people who make the products, respecting their skills and culture, and thinking carefully about our own choices are meaningful steps that we can take.

We do not want to see global issues as distant problems unrelated to us. Through our daily choices, including what we buy, we hope to continue thinking about how we can contribute to a fairer and more peaceful society.

Please watch our video and learn more about Tribalogy and the ideas behind its fair trade activities.

 

ゲームを通してパレスチナ問題を学ぶ特別授業を実施しました

― 社会課題を「遠い出来事」で終わらせず、平和について考える ―

本校では、パレスチナにルーツを持つデザイナーのアハマド・サクファルハイト先生を講師としてお招きし、ボードゲームを通してパレスチナ問題について学ぶ特別授業を実施しました。

授業には、国際協力や平和について学ぶ「ユネスコゼミ」の高校2・3年生45名が参加しました。

アハマド先生は、パレスチナ出身のご両親のもと、サウジアラビアで生まれ育ち、現在は多摩美術大学大学院博士後期課程で学びながら、アートやデザイン、ゲームを活用した平和教育に取り組まれています。

今回の授業では、アハマド先生が考案したボードゲームを使い、ヨルダン川西岸地区における入植をめぐる複雑な問題について学びました。

生徒たちは、土地をめぐる対立や人々の置かれた状況を表したカードを読み取りながら、ゲームを進めました。単に知識として歴史や国際情勢を覚えるのではなく、異なる立場や力関係、選択によって状況が変化していく過程を体験し、パレスチナの人々が直面してきた人道上の課題について考えました。

ゲームを終えた生徒からは、パレスチナ問題の構造を体感できたことや、ニュースで見聞きするだけでは分からなかった複雑さに気付いたことなどが語られました。
本授業では、ゲームによって社会課題を単純化して理解することを目的としているのではありません。現実の問題は、ゲームだけで捉え切れるものではなく、歴史的背景や複数の立場、現在も続く人々の苦しみを、資料や対話を通して継続的に学ぶ必要があります。

その上で、ゲームを学びの入口として活用することにより、生徒たちは遠く離れた地域で起きている出来事を、自分たちとは無関係な問題として傍観するのではなく、平和、人権、公正、共生という視点から主体的に考える機会を得ました。

また、アハマド先生からは、学校での学びを社会や世界とつなげてほしいというメッセージが伝えられました。生徒たちは、異なる背景を持つ人の経験や思いに耳を傾け、学んだことを周囲に伝えることの大切さについても考えました。

今回の取組は、対話や体験を通して世界の課題を自分事として捉え、より公正で平和な社会の実現に向けて自らの役割を考える、ユネスコ平和教育およびESD(持続可能な開発のための教育)の実践です。

本校では今後も、国際機関、大学、専門家、国内外の学校や支援団体と連携しながら、生徒たちが事実に基づいて社会課題を探究し、異なる立場を尊重しながら対話し、平和のために行動する力を育む教育活動を推進してまいります。

本授業の様子は、2026年6月20日付の中日新聞朝刊市民版および「中日進学ナビ」で紹介されました。

【中日新聞・中日進学ナビ】
「パレスチナ問題 ゲームで学ぶ 名経大市邨高 作者が講師、人道危機体感」

Special Lesson on the Palestinian Issue Through Game-Based Learning

Encouraging Students to See Global Challenges as Their Own Concern

Our school invited Mr. Ahmad Sakfalhait, a designer with Palestinian roots, to lead a special lesson in which students learned about the Palestinian issue through a board game.

A total of 45 second- and third-year students from our UNESCO Seminar, which focuses on international cooperation and peace, participated in the lesson.

Mr. Ahmad was born and raised in Saudi Arabia to Palestinian parents. He is currently studying in the doctoral program at the Graduate School of Tama Art University, while also engaging in peace education through art, design, and game-based learning.

During the lesson, students used a board game designed by Mr. Ahmad to explore the complex issues surrounding settlements in the West Bank.

As they played, the students read cards representing conflicts over land and the situations faced by people living in the region. Rather than simply memorizing historical facts or international affairs, they experienced how circumstances can change depending on different positions, power relationships, and decisions. This helped them consider the humanitarian challenges faced by Palestinian people.

After the game, students reflected that they had gained a more concrete sense of the structure of the Palestinian issue and had become aware of complexities that are difficult to understand through news reports alone.

The purpose of the lesson was not to reduce a serious social issue to a simple game. The realities of the conflict cannot be fully understood through game-based learning alone. Continued study of the historical background, multiple perspectives, and the suffering of people affected by the conflict remains essential.

By using the game as an entry point, however, students were encouraged to move beyond viewing events in a distant region as unrelated to their own lives. They considered the issue from the perspectives of peace, human rights, justice, and coexistence.

Mr. Ahmad also encouraged students to connect what they learn at school with society and the wider world. The lesson gave students an opportunity to listen to the experiences and perspectives of people from different backgrounds and to consider the importance of sharing what they have learned with others.

This initiative represents a practical example of UNESCO peace education and Education for Sustainable Development (ESD). Through dialogue and experiential learning, students were encouraged to see global challenges as personally relevant and to consider their own role in building a more just and peaceful society.

Our school will continue to collaborate with international organizations, universities, experts, schools in Japan and overseas, and support organizations. Through these partnerships, we aim to nurture students who can investigate social issues based on facts, respect different perspectives, engage in dialogue, and take action for peace.

The lesson was featured in the June 20, 2026 morning edition of the Chunichi Shimbun and on the Chunichi Shingaku Navi website.

 

台湾姉妹校の生徒と名古屋市内フィールドワークを実施しました

― 名古屋港水族館で学ぶ、環境・文化・国際交流 ―

台湾の姉妹校である国立鳳山商工高級中等学校の生徒・教職員の皆様とともに、名古屋市内でのフィールドワークを実施し、名古屋港水族館を訪問しました。

今回の活動は、台湾と日本の生徒が学校内での発表や交流に加え、地域の文化・環境・社会について現地で学び、対話を深めることを目的として実施したものです。

名古屋港水族館では、海洋生物の生態や多様性、海洋環境の保全について学びました。生徒たちは、展示や解説を通して、海洋生態系が人々の暮らしと深く関わっていることや、気候変動、海洋汚染、生物多様性の保全といった世界共通の課題について考えました。

また、日本と台湾の生徒が同じ展示を見ながら、感じたことや関心を持った内容を伝え合う姿も見られました。言語や文化的背景が異なる中でも、互いに相手の考えを理解しようとする経験は、教室内の学習だけでは得られない国際理解の機会となりました。

本フィールドワークは、単なる施設見学ではなく、地域や自然環境を学びの場として活用し、世界的な課題と自分たちの生活とのつながりを考える探究活動として位置付けています。生徒が実際に見て、感じ、対話しながら問いを深めることにより、知識を社会や行動へとつなげる学びを目指しました。

さらに、台湾の生徒と行動を共にすることで、学校生活や文化、価値観の違いを知るとともに、共通する関心や課題にも気付くことができました。こうした継続的な交流は、一時的な国際交流にとどまらず、相互理解と信頼関係を育み、将来にわたる協働の基盤を形成するものです。

今回の取組は、異なる文化を尊重しながら、環境、平和、持続可能な社会について共に学ぶESD(持続可能な開発のための教育)の実践です。また、身近な地域を国際的な視点から捉え直し、生徒が自ら学びの意味を発見する機会にもなりました。

本校では今後も、台湾の姉妹校をはじめとする国内外の教育機関と連携し、校内での対話、探究発表、国際支援活動、地域フィールドワークを有機的につなげながら、生徒が世界の課題を自分事として捉え、他者と協働して行動する力を育む教育活動を進めてまいります。

当日のフィールドワークや交流の様子は、公式Instagramでも紹介しています。

【Instagram掲載ページ】
(.https://www.instagram.com/reel/DZaJMQBT-1h/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==)

Fieldwork in Nagoya with Students from Our Taiwanese Sister School

Learning about the Marine Environment, Culture, and International Understanding at the Port of Nagoya Public Aquarium

Students and teachers from our Taiwanese sister school, National Feng-Shan Senior Commercial and Industrial Vocational School, joined our students for fieldwork in Nagoya, including a visit to the Port of Nagoya Public Aquarium.

This activity was designed to extend learning beyond presentations and exchanges held at school. By exploring the local community together, students from Japan and Taiwan had the opportunity to deepen their understanding of the environment, culture, and society through observation, dialogue, and shared experiences.

At the Port of Nagoya Public Aquarium, the students learned about marine ecosystems, biodiversity, and the importance of protecting the ocean environment. Through the exhibitions and educational displays, they considered how marine ecosystems are closely connected to human life and reflected on global challenges such as climate change, marine pollution, and biodiversity conservation.

Students from Japan and Taiwan also shared their impressions and interests while viewing the same exhibitions. Although they came from different linguistic and cultural backgrounds, they made active efforts to understand one another and communicate their ideas. This experience provided a valuable opportunity for international learning that cannot be achieved through classroom study alone.

The fieldwork was not intended merely as a sightseeing visit. It was positioned as an inquiry-based learning activity in which students used the local environment as a place of learning and considered the connections between global issues and their own daily lives. By observing, experiencing, and engaging in dialogue, the students were encouraged to develop new questions and connect knowledge with future action.

Spending time together also enabled the students to recognize differences in school life, culture, and values, while discovering shared interests and concerns. Such continuous exchanges help build mutual understanding and trust and create a foundation for future collaboration beyond a single international event.

This initiative represents a practical example of Education for Sustainable Development (ESD), in which students learn together about the environment, peace, cultural diversity, and a sustainable society while respecting different perspectives. It also provided an opportunity for them to reconsider their own local community from an international point of view.

Our school will continue to collaborate with our Taiwanese sister school and other educational institutions in Japan and overseas. By connecting dialogue, inquiry-based presentations, international support activities, and community fieldwork, we aim to nurture students who can view global challenges as issues relevant to their own lives and work with others to take responsible action.

Photos and highlights from the fieldwork are available on our official Instagram page.

[Instagram Post]
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高校生代表としてディスカッションに参加

7月22日(火)、東京中央官庁の1つである【子ども家庭庁】の青少年インターネット環境整備法の在り方等に関する検討ワーキンググループ(座長:曽我部 真裕 京都大学大学院法学研究科 教授)において、2年エクスプローラーコース・eスポーツ部下園叶翔君が、高校生代表の1人として参加しました。

下園君は3月の第1回目セッションに続いて、内閣府津島副大臣・曽我部座長以下3名の委員・全国から選ばれた7名の高校生・2名の中学生との議論を行いました。

内閣府副大臣や大学教授らと議論

討議テーマは、『インターネット(SNSなど)をこどもたちが安全に安心に使うために、ルールはどうするべきか?』です。具体的には、津島内閣府副大臣も加わってグループワーク以下の内容で討議を行いました。
①何が「有害」か?
②リテラシー(判断する力、情報を見抜く力)
③技術(こどもを守る設定・機能)
④事業者に求める対応
⑤年齢認証
⑥対象事業者の範囲

下園君は、特に①何が「有害」か?⑤年齢認証について、を中心に討議を行い、eスポーツの視点を交えた立場からの意見を積極的に提言、報告を行いました。

以下、議論を終えての、子ども家庭庁からのお話です↓

「法律の見直しに当たり、今回のセッションでは『青少年インターネット環境整備法』の見直しに関する論点の題材として意見交換を行いましたが、生徒の皆様からは大変活発かつ示唆に富む御意見を多数いただきました。それぞれのテーマについて、自らの経験や率直な問題意識に基づいた意見が交わされ、ワーキンググループ参加委員からも“非常にレベルの高い議論であった”との声が聞かれるなど、事務局としても大変有意義な機会となりました。今回いただいた御意見につきましては、今後の【青少年インターネット環境整備法の在り方等に関する検討ワーキンググループ】における検討の参考とさせていただく予定です。」

最後に議論したことを発表

今回の子ども家庭庁での体験は、実際の『青少年インターネット環境整備法』の見直しに向けて高校生にはどのようなネットの使用環境があるか、インターネットのメリット・デメリット双方を考えながら正解のない問いを考える、滅多に経験できない貴重なものとなりました。世の中の法律がこのような機会を経て検討を重ねられているとともに、立場が違えば正解も違う中で、バランスや議論の落としどころを見つけるというこれまでにない経験もできました。

子ども家庭庁、津島内閣府副大臣、曽我部(京都大学大学院教授)座長をはじめとしたワーキンググループ委員の皆様、代表の高校生・中学生他関係者の皆さまに多くの出会いと経験、新たな知見を得られる機会をいただけたこと、深く感謝申し上げます。