8月4日・5日、東京都の新宿住友ビル三角広場で開催された、公益財団法人 風に立つライオン基金主催「高校生ボランティア・アワード2026」に、ユネスコ委員会・ユネスコゼミの代表学生が参加し、「ANA賞」をいただきました。

高校生ボランティア・アワードは、全国各地でボランティア活動に取り組む高校生が日頃の実践を伝え合い、学校や地域、活動分野を越えて交流し、学び合う場です。

本校は、2022年に「国境なき医師団賞」等をいただくなど、これまでにも本大会を通して、生徒たちの活動に温かい応援をいただいてきました。
公益財団法人 風に立つライオン基金の皆様に継続して見守っていただいていることは、生徒たちにとって大きな励みとなっています。

■国際課題を「知る」だけで終わらせない学び
今回、生徒たちは、カンボジアにおける継続的な学校支援、パレスチナ・シリア難民をめぐる学習と行動、台湾をはじめとする海外の学校との国際協働学習について、自分たちの言葉で発表しました。
本校はユネスコスクールとして、戦争や紛争、難民、貧困、教育格差などの国際課題を、遠い国の出来事として傍観するのではなく、自分たちの生活や社会とつながる課題として考える学びを大切にしています。

教室で知識を得るだけでなく、国内外の学校、国際機関、専門家、NGO、地域の方々との対話を通して、多様な立場から課題を学びます。その上で、生徒自身が自分たちにできることを考え、支援活動や発表、情報発信、国境を越えた協働へとつなげています。
■共に学び、共に考え、共に行動するESD

本校が目指しているのは、一方向的な「支援」にとどまらない関係です。当事者の方々の声と尊厳を大切にし、文化や立場の違いを越えて、共に学び、共に考え、共に行動することを重視しています。
活動後には、生徒が学んだことや自らの変化を振り返り、その成果と課題を校内外で発信します。さらに、国内外の仲間や専門家からご意見やご助言をいただき、次の探究と実践へつなげます。
こうした「探究・対話・行動・振り返り」の学習過程を通して、他者の尊厳を大切にする姿勢、多面的に考える力、異なる立場の人々と協働する力、社会に参画しようとする態度を育むことを目指しています。

これらの取組は、文部科学省「日本型教育の海外展開(EDU-Portニッポン)」採択事業及び日本のユネスコ加盟75周年記念事業とも関連させながら進めている、国際協働によるESD・平和教育の実践です。
■受賞を今後の学びへの励みに
会場では、全国から集まった高校生や、さまざまな分野で社会課題に取り組む方々と交流しました。互いの実践や考えを伝え合う中で、本校の生徒たちも多くのことを学び、自分たちの活動を見つめ直す貴重な機会をいただきました。
今回いただいた「ANA賞」を、これまでの活動の到達点ではなく、これからも学び続け、行動を積み重ねていくための温かい応援として受け止めています。

パレスチナをはじめ世界各地では、今も戦争や紛争、避難、貧困、災害などにより、多くの方々が困難の中に置かれています。報道で示される一つひとつの数字の向こうには、名前と家族、大切な人生、守られるべき尊厳があります。
世界のどこに生まれても、すべての人が平和と尊厳のうちに暮らし、すべての子どもが希望を持って学ぶことのできる社会に近づくために、私たちは今後も当事者の方々の声に耳を傾け、国内外の皆様から学びながら、生徒たちと共にできることを一つずつ考えてまいります。

貴重な発表と交流の場を設け、長年にわたり生徒たちを見守ってくださっている公益財団法人 風に立つライオン基金の皆様、今回「ANA賞」という温かい励ましをくださったANAの皆様、そして本校の学びを支えてくださっている国内外の学校、関係機関、専門家、地域の皆様に、心より御礼申し上げます。









































































