エネルギーを考えるー碧南火力・青山高原風力発電所 見学会

エネルギーについて考える夏の探究活動 2026-08-04 

高校生を対象にした夏の探究活動として、碧南火力発電所と新青山風力発電所を見学しました。

碧南火力発電所は愛知県碧南市に位置しており、株式会社JERAが所有する発電所の一つです。JERAは東京電力と中部電力の火力発電部門と燃料調達部門を統括して生まれた新しい電力会社です。

JERA火力発電所の1号機の建屋(5号機まであります)
併設されているJERAパーク内のJERAミュージアムで講義を受けます
JERAでは2050ゼロエミッションに取り組んでいます。

JERAでは2050年までに火力発電所から排出される二酸化炭素量を実質0(ゼロ)にするミッションに挑戦しています。碧南火力発電所では燃料として用いられている石炭の量を減らす取り組みとして、石炭に代わる燃料としてアンモニア(NH3)を使う研究を続けています。アンモニアには炭素(C)を含まないため燃焼後に二酸化炭素の放出を抑えることができます。

研究段階で用いられたアンモニア貯蔵タンク

新青山風力発電所は三重県津市に本社があり、標高700~800メートルに広がる青山高原に40基の風力発電用の風車が運転されています。

標高700~800mの青山高原に立つ40基の風車

風車の高さは105mあり、ブレードと呼ばれる羽根の長さは40メートルもあります。その根元の接続部も約1メートルでとても巨大です。

風力発電に用いるエネルギーは風力という自然エネルギーです。化石エネルギーを用いないため地球温暖化物質(CO2)をほとんど排出しないためクリーンエネルギーとして期待されています。青山高原は若狭湾から琵琶湖を経て伊勢湾へ抜ける風の通り道でもあり、一般家庭44,000世帯の一年分の電力を賄うことができます。

若狭湾からの風の通り道について説明を受けています
40基の風車を一望できる小高い丘に登ります
風に向かって飛んでみました

参加した生徒からは、「これからも電気を使うことはなくならないと思う。省エネに心がけたい。また、発電によって生じる地球温暖化原因物質(CO2など)の削減に取り組む研究についてもっと知りたくなりました。」との声を聞きました。

参加生徒17名・引率教員4名

中部原子力懇談会、株式会社JERA、株式会社青山高原ウインドファームのみなさん、快く見学させていただきありがとうございました。

東大広報誌に記事掲載

↑morikara誌面より

東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林 が発行している広報誌(ニュースレター)『morikara(第7号)』内にて、昨年度JSEC2025(第23回 高校生・高専生科学技術チャレンジ)で優秀賞を受賞した纐纈玲悟くんの記事が掲載されました!

纐纈君は「森林遷移と炭素固定量の関係 ~適切な時期の切り置き間伐で地球温暖化を緩和できるか~」をテーマに発表し、全国506件の応募の中から最終審査に進み、優秀賞を獲得。さらに、国際大会ISEFへの派遣推薦候補にも選ばれました。

東大演習林広報誌morikara

なお、広報誌morikaraは「大学の森(もり)から、広く社会に向けてさまざまな情報をお届けする」というコンセプトで、年2回発行されています。

理科 イベントで実験ブース出展

3月22日(日)、本校理科の有志8名(生徒6名、教員2名)が、公益財団法人 大隅基礎科学創生財団主催のイベント『第11回 小中高生と最先端研究社とのふれあいの集い in 愛知』に参加、名古屋市立大学桜山キャンパスを会場に実験ブースを出展し、小中学生を対象にワークショップを行いました。

大盛況のブース

テーマは【光を科学する(観察と工作)】で、来場者は128名でした。生徒自身が前もって校内で実験書をもとに観察や工作を体験し、科学コミュニケーションの視点から講座を担当しました。

生徒が丁寧に説明します

当日の実験書(クリックで表示)

ジュニア農芸化学会2026で銀賞を受賞!

高2アカデミックコース篠田 芳斗(しのだ よしと)くんが2026年3月12日(木)に開催された「ジュニア農芸化学会2026」において、銀賞を受賞しました!

受賞した篠田くん

ジュニア園芸化学会とは、日本農芸化学会が主催する、高校生による研究発表会で、農芸化学(生命科学・食品・環境・生物資源など)の分野で研究に取り組む高校生が、大学教員・研究者・大学院生の前で成果を発表できる全国規模のイベントです。

演題は「CoQ分裂酵母における寿命延長因子の探索」です。
篠田くんはアンチエイジングにおいて注目されている物質の1つであるコエンザイムQ10に着目して寿命延長に作用する薬剤や遺伝子の研究を行っています。
同志社大学 室町キャンパス 寒梅館(京都市)にて発表会・表彰式が行われました。

名古屋大学webマガジン『広報名大』に掲載

昨年12月のコース別自主活動日における、エクスプローラーコースによる名古屋大学大学院生たちとの共同学習・「原発」「放射性廃棄物」をテーマにした青森研修&フィールドワークの様子が、名古屋大学webマガジン『広報名大』(←クリックで当該記事に移動)に掲載されています。

名古屋大学webマガジン広報名大トップページ

理科 放射線授業事例コンテストで受賞

本校理科教諭大津 浩一(おおつ こういち)先生の授業実践が、公益財団法人日本科学技術振興財団主催の【2025年度 放射線授業事例コンテスト】において、以下の各賞を受賞しました!

・2025年度 放射線授業事例コンテスト 入選

・全国中学校理科教育研究会特別賞

・日本理化学協会特別賞

「外部連携による継続的放射線教育の実践 ー中高一貫校での体系的展開ー」と題してこれまでの取り組みに関するレポートを発表し、このたびの受賞となりました。市邨ならではの教育活動を評価していただくことができたと思います。

高2 篠田くんの研究が受賞!

高校2年生・アカデミックコース篠田芳斗くんが、「島根大学グローバルサイエンスキャンパス(GSC)」研究発表会のGSjointセミナーにおいて、「奨励賞」を受賞しました。

篠田くんは「CoQ欠損分裂酵母における寿命延長因子の研究」をテーマに設定し、コエンザイムQを欠損させた酵母株の寿命をどうしたら延長させることができるか研究しました。

また現在、第23回高校生・高専生科学技術チャレンジ(JSEC)の審査が行われています。そちらの結果発表を待ちながらさらなる研究を進めています。引き続き、応援をよろしくお願いいたします!

第15回 高校生バイオサミットに出場!

高2・アカデミックコース篠田芳斗くんが、8月27日(水)~29日(金)に山形県鶴岡市にて開催された【第15回高校生バイオサミット in 鶴岡】の本戦に出場し、堂々と研究成果の発表を行いました。

グループディスカッションする篠田くん

研究テーマである「CoQ欠損分裂酵母における寿命延長因子の研究」が予選を通過し、この栄誉あるコンテストで発表の機会を得られたことで自身の研究に対するさらなる刺激になったようです。引き続き応援をしています!

※高校生バイオサミットとは?(高校生バイオサミットHPより)

バイオサイエンスに取り組む全国の高校生・高専生が、研究の成果や計画を発表し合うコンテストです。2011年より、毎年夏、慶應義塾大学先端生命科学研究所がある山形県鶴岡市に全国から約300名の高校生・高専生が集い、100を超える研究作品が発表されてきました。

奥矢作水力発電所 西名古屋火力発電所を訪ねる

2025年8月1日、18名の生徒と4名の教員が奥矢作水力発電所と西名古屋火力発電所を訪れ、エネルギーと科学に関する放課後の学びに参加しました。

まずはじめに豊田市にある奥矢作水力発電所を訪問しました。なかなか見学する機会がない発電所ということで、とても貴重な体験をすることができました。

水力発電所の中を見学したあと、矢作ダムの出かけました。出発前の名古屋とは比べ物にならないくらいさわやかな気候と雄大な景色に心を奪われました。

その後、西名古屋火力発電所に訪問しました。さきほどの奥矢作とはうって変わって灼熱の中の見学になりました。発電所の中もたくさん見回ることができて、とても心躍る体験になりました。

中部原子力懇談会の皆様、現地スタッフの方々、そして今回の学びを支えてくださったすべての関係者の皆様に感謝申し上げます。

サイエンスアクティビティ@東京大学犬山研究林

3月25日(火)、サイエンスアクティビティの一環として、本校エクスプローラーコース・アカデミックコース・ブライトコースに所属する高1~3の生徒13名と一宮高校・一宮南高校の合同調査チームが、東京大学犬山研究林にて森林調査と林業遺産学習を実施しました。

2019年4月調査の様子はこちら
2021年3月調査の様子はこちら
2022年3月調査の様子はこちら
2024年3月調査の様子はこちら
2025年3月調査の様子はこちら

犬山研究林内に設置した方形区を示す看板
調査区まで約15分、早春の森の中を歩きます。
地上から130cmの位置にある幹を特殊なメジャーで測ります。幹の円周を測るだけで直径に換算された数値を読むことができます。

2019年度より研究林内に設置した方形区(長期生態系プロット)内に生育する樹木の胸高直径を計測し、森林樹種の変遷を調べています。またこのたびは、はげ山から現在の森林へ作り変える土木技術(谷をせき止めて土砂の流出を防ぐ)の痕跡を見学しました。

この森の成り立ちを学んでいます。約100年前は樹木がなく地表がむき出しになったはげ山だった。信じられません。
春の林床を彩るカタクリです。このカタクリは調査後に鳩吹山麓で見学したときに撮影しました。
約100年前に設置されたコンクリート放水路付き土堰堤(どえんてい)。コンリクートはとても高価でした。

なお、本調査区域は東京大学が10年に一度実施している調査区域で、2019年度からは高校生が特別に利用させていただいています。毎年県内の高校3校が参加し合同調査しており、毎年の調査によって新たな発見があったり、調査結果の考察などを通して高校生たちの学びが深まっています。

東大の澤田先生、市邨・一宮・一宮南の合同調査チームと協議会のみなさん

昨年度までの実習の様子はこちらです。